ある日突然ネットに繋がらなくなることってありますよね。
それまではずっと問題なく繋がってたのに。
しかもある特定の機器だけが。
家庭内無線LAN(Wi-Fi)に繋がってる他のスマホやゲーム機は大丈夫なのに1つのパソコンだけが繋がらない。
とか、スマホだけが繋がらない。
とか、3DSだけが繋がらない。
とか。
他の機器ではネット閲覧できてるからプロバイダーのサーバ障害でもないし、その機器だけ無線LANルーターから弾かれたのかな? と感じてしまう現象。
わが家では「ハミゴ(=仲間はずれ)にされた」と呼んでいました。
ある特定の機種だけで起こるのではなく、それがローテーションを組んだかのように順番にやって来るから迷惑きわまりなかったのです。
今日はPC、明日はスマホ、明後日はWii…みたいな感じで。(でもハミゴになりやすい機器、なりにくい機器はありました)
ダメなIPアドレスが169.254.x.x
これ、IPアドレスが169.254.x.xになる症状(x.xは環境により異なる数字)。わが家で長い間ずっと苦しめられてきました。
IPアドレスの調べ方は、Windowsパソコンならコマンドプロンプト(※)を開いて「ipconfig」と打ち込んでEnterキーを押すと、ズラズラっと色々文字が出てきますが、
※コマンドプロンプトはWindowsのスタートボタンを押して検索欄から「コマンド」で検索した一覧から起動できます。
注目するのは自動構成 IPv4アドレスの項目(黄色いハイライトの箇所)。
169.254.228.86となっています。
多くの家庭内Wi-Fiなら、192.168.xxx.xxxとなるべきところが、169.254.xxx.xxxとおかしな値に。これはインターネットに接続できない状態を表しているそうです。
ネットで対策を検索しまくって片っ端から試してみましたが、わが家の場合どれもダメでした。
対策法は例えば、
- PCを再起動する
- 無線LANルーターを再起動する
- 無線LANルーターのファームを最新バージョンにする
- 無線子機を替えてみる
- コマンドプロンプトからipconfig/ release → /renewする
- ipアドレスを固定にする
あと、正確には覚えていないのですが、ネットワーク接続のプロパティからどれかの項目内の数値をいじるとか、項目自体削除してみるとかそういう対策法も試した気がします。
あ、でも4番目の無線子機を替えてみるは多少効果がありました(PC限定)。単純に無線子機を複数にすることでハミゴ確率を回避しやすくするってだけの話ですけどね。
再起動等で一時的に回復しても日が経てばまた再発。
とにかくネットで目に入った対策法はすべて完全解決には至りませんでした。
救世主は格安無線LANルーターだった
数年間169.254.x.x問題と戦い続けて対策する意欲すら失っていたところ。Buffaloの一番安い3000円くらいの無線LANルーターが、セールでさらに安くなってるのを見つけて思わず衝動買い。
これを使ってみたらなんとまぁ、169.254.x.xのハミゴ問題が完全解決!
何をもって完全解決なのかって?
2015年4月に購入して12月まで約9ヶ月間使い続けて現象ゼロなので、これはもう完全解決といって良いでしょう。それまでは週に3度は発生していましたから。
結局この現象のハッキリした原因は分かりませんが、古い無線LANルーター(Buffalo WHR-HP-G54)のムシの居所が悪かった、ってことなんでしょうね。7年使い続けてきた古参ルーターだったのでガタが来てたのかもしれません。
救世主の機種名はBuffalo WHR-300HP2。
この機種はもう廃盤になってしまいましたが、WSR-300HP/Nが後継機にあたるはず。
もし古~い無線LANルータをお使いでハミゴ現象にお困りなら、この機種に限らず新しいルータに買い替えてみると幸せになれるかもしれません。
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