京阪神の117系100番代(新快速6両時代)は全部で3編成。
TOMIXのインレタの車番も 101編成、102編成、103編成と3本すべて用意されています。
しかしながら実車は、編成ごとに微妙ながら違いがあります(たった3編成なのに!)
そこで、TOMIXの117系100番代にはどの車番(インレタ)がふさわしいのか、探っていこうと思います。
注目はマーク周りの茶帯の太さ
まずTOMIXの0番代(品番98696)と100番代(品番98745)の先頭車をご覧ください。
顔だけだと番代の区別がサッパリわかりませんが、輝く銀色クーラーで右側が100番代だとなんとか判別できます(0番代のクーラーはすべてグレー)。
さて、注目したいのはマークまわり(種別表示幕まわり)。
拡大してみます。
製品のマーク周りを比べてみる
117系ファンの方はご存じだと思いますが、マーク周りの茶色い塗装は2パターンあります。
- マーク両横の茶色が同じ幅(細帯)
- マーク両横の茶色が上にいくほど広くなる(太帯)
これは0番代と100番代との違いではなく、それぞれに2種類の塗装パターンが存在します。
便宜上、左を細帯、右を太帯と呼ぶことにします。
ちなみに0番代のKATO製品は太帯でした。
実車のマーク周りを比べてみる
参考として実車でも見てみましょう。
数少ない手持ち写真によく2パターンあったものだと我ながら感心してしまいましたが、
左が細帯、右が太帯。
そして左が100番代、右が0番代です。
先ほどのTOMIX比較と逆ですが、これは番代の区別なく塗装パターンが混在しているからです。
なぜこの写真だけで番代が分かるかというと、100番代はマークのすぐ上に手すりがあるから。ちなみにTOMIXの100番代には……おっとやめておきましょう。
ふさわしい車番はどれか
では、101、102、103からどの車番を付けるのがベストなのか。
ここで全タイプの実車写真を用意できれば最高にカッコ良いのですが……スミマセン持ち合わせがありません。
ネットの海をさまよい画像検索しまくった結果、
- 101編成…細帯(近畿車輛製)
- 102編成…太帯(東急車輛製)
- 103編成…太帯(川崎重工業製)
これらであることが分かりました。
以前どなたかから教えて頂いたのですが、たしか近畿車輛製が細帯、それ以外が太帯だったと記憶しています(間違えていたらご指摘ください)。
帯の違いがわかる画像の参考リンク先を最後に載せておきますので、興味のある方は訪れて確認してみてください。
102編成が有力
じゃあ、太帯のTOMIX100番代なら 102編成か103編成 で決まりだね!
…と言いたいところなのですが、103編成の写真をよく見ると屋根の塗り分けにちょっと派手な違いが。
屋根上のグレー塗装がかなり前まで(信号炎管あたりまで)来ているのです。(前の記事のコメントでも教えて頂きました)
ただ、このグレー塗装は最近の写真(主に下関時代)しか見つけられなかったので、デビュー当時からこうだったのかどうか分かりません。
なので、ここではTOMIXの100番代は暫定的に
102編成がベター
と結論付けさせて下さい。
参考リンク先
101編成
とれいんずぱびりおん21様(TOPページ)
マワ車の楽すぃ絵本様(TOPページ) ※101,102掲載
姫路発回送列車様(TOPページ)※101~103全て掲載
102編成
のりものニュース様(記事ページ)
マワ車の楽すぃ絵本様(TOPページ) ※101,102掲載
姫路発回送列車様(TOPページ) ※101~103全て掲載
103編成
レイルラボ様(TOPページ)
AGUI.NET様(TOPページ)※一番下の画像
北近畿『こうのとり』様(TOPページ)
姫路発回送列車様(TOPページ) ※101~103全て掲載
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