いきなりボディ取れてますが、TOMIX 205系(品番98715)のスカートまわりです。
非常にナイスなスカートで私もキライでは無いですが、スカートが無かった頃の姿も心に焼き付いているので、試しに外してみようと思い立ちました。
スカートパーツの取り付け部を見てみるとTNカプラーと同じ構造でした。
非HGなのにハシゴ(乗務員ステップ)も付いているのがゼイタクですね。
TNカプラーを外すかのように外せました。
ここからスカートのみもぎ取ろうとしてみましたが、うまく行きません。
(本当は車体に付いたまま外そうとしてムリだったので、丸ごと外すことにした)
上部を見るとやはりTNカプラーと同じような構造でつながっているので、試しに分解してみることに。
精密マイナスドライバーをスキマから突っ込んでテコの原理で外れます。(少々のキズは覚悟)
この2つのパーツに分解できました。
※赤い矢印の箇所も抜いて外します
さらにスカートのみ外せるのが理想的ですが……外れません
どうも右側のパーツはスカート丸ごと一体成形みたいです。やるな、TOMIX…。
スカートの付け根をニッパーでブチブチ切って、2つのパーツを戻せば一番ラクにスカート無しの姿を再現できそうです。
が、せっかくの立派なスカートパーツ。それを壊してしまうなんてもったいない。
(ASSYのように分売されてたら多少の冒険も出来るんですが)
そこで最初に考えたのが…
既存のTNカプラーで妥協する
ダミーカプラーはいったん忘れて、手元で遊んでいた古いTNカプラー JC30を装着してみました。
これでも悪くはありません。
ちょっとKATOっぽいかも?
しかしハシゴやら配管やらディティールが再現されている元のダミーカプラーを見てしまうと、少し物足りなくなります。ゼイタクに慣れるってコワいですね。
そこで次に考えたのが
既存のTNカプラーと合体させてみる
ダミーカプラーパーツの接続構造はTNカプラーとほとんど同じなので、もしかしたら合体して使えるのでは?
適当なTNカプラー(品番0337)を分解しました。
※先ほどのJC30は構造が違うので使えません。
使うのは赤丸のパーツ。
※バネは非常に小さいので無くさないよう注意。
試しに合体。
おっ
おっ!
干渉する箇所があるので、すんなりとは収まりませんが、色々削ればうまく行くかもしれません。
普通に売ってるTNカプラーなら失敗しても300円足らずの痛手で済みます。
※見やすさのためグレーのTNカプラーで試しましたが、本番ではもちろん黒いのを使います
削る箇所を図示
いざ本番。
…に入る前に、
削る箇所を示します。
- A:乗務員ステップ上部が干渉する部分を削る
- B:とにかく干渉するので切る(パーツを分断しない程度に)
- C:高さを若干落とすべく削る
- D:配管がある側のみ(クハ205・クハ204で左右逆)少し削る
※C、Dはもしかしたらやらなくて良いかもしれません。
横からも確認しておきましょう。
- A:乗務員ステップ上部が干渉する部分を削る
- B:とにかく干渉するので切る(パーツを分断しない程度に)
- C:高さを若干落とすべく少し削る
- D:配管がある側のみ(クハ205・クハ204で左右逆)少し削る
※C、Dはもしかしたらやらなくて良いかもしれません。
実践
今回使ったTNカプラーは密自連タイプの6個入り(品番0374)。
他の客車で使う予定があったので密自連タイプの6個セット(0374=JC6353相当)を新たに購入しましたが、ベース構造が同じならばもちろん密連タイプでもOKです。
先ほどテストで使った密連のグレーTNカプラーは品番0337。それの黒バージョンは品番0336。どれもカプラー本体に「0526」の刻印があるのが共通で、品番違いでも刻印「0526」なら多分使えると思います。
Aの箇所、ニッパーでわりと乱暴に切っていきました。
Aの箇所の施工後。
切断面、汚いですね。
でも見えない部分なので、乗務員ステップ上部の干渉さえ防げればOK!
Bの四角い箇所も切りました。
ご覧の通り、胴受けパーツへの接続がかなり頼りない感じになりましたが、最悪分断してしまっても本体中央がつながっているので問題ないかもしれません。
Dの箇所は両方削ってしまっている悪い例ですが、配管が当たる側のみでOKです(クハ205・クハ204で左右逆)。が、完成後を見ると干渉感も薄そうなので、もしかしたら削らなくても良いかもしれません。
Cの箇所は写真はまだ削っていない状態ですが、A、Bまで終えて合体して引っかかる感じがあれば高さを気持ち落とす程度に(0.1~0.2ミリほど?)削ってやれば良いかも。
※試行錯誤しながらの作業だったので C、Dについては確固たる自信はありません。(スミマセン)
完成
ひとしきり作業を終えて…合体!
おっ、良い感じ!
車体側へも問題なく装着できました。
ボディも装着、スカートの無かった頃の205系になりました。
スカートパーツには全く手を加えてないので、その気になればいつでも戻せます。
今回は元のダミーカプラーを生かしましたが、それを切るのをいとわなければ、TNカプラー化も出来るかもしれませんね。
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