TOMIXのNゲージ、ムーンライト九州(14系200番代客車)セットBを購入しました。
売り切れると後々面倒&後悔しまくるので、増結セットも押さえて合わせて6両に。(むしろセットB自体が品薄傾向かも)
しかし、近年まれに見る正規Nゲージ車両セットの購入ラッシュで、私のサイフは決壊寸前…!ズレこんだスケジュールもいろいろあるとはいえ、ここ2ヶ月に固まりすぎでしょ!(来週には鉄コレ26弾もまさかの前倒し!)
この3月の万博鉄道まつりで、新しい鉄コレが発売されなくて良かったと心から思ってますよ。ホントに。
それはさておき、待望の展望車がついたムーンライト九州14系客車をザッと見ていってみましょう。
ケース・内容物
ケースを開けた様子はいつものトミックスな雰囲気。
左のビニールには、説明書とインレタ(転写シート)と注意書きの黄色い紙が封入されています。
説明書もインレタも展望車ナシのセットA(品番98246)との共通仕様になっていました。
写真付きのスリーブ(右下)まで共用なので、展望車の写真がどこにも掲載されていないのはちょっぴり残念だったり。
基本セットの車両は4両のみですが、
ウレタンが8両入れられる仕様になっているので、増結セットをラクにまとめられるのは助かります。
インレタ(転写シート)は車番のみ収録。
画像、ちょっとガビガビしてますが、実物はキレイです。大丈夫です。
オハフ・スハフは各4両分、オハは16両分の車番が用意されています。
基本セットも増結セットも、全て初期状態では名無しさんなので、車番を付けてあげないといけません。好みの番号が選べるとは言え、インレタって面倒で後回しにしがちなんですよね。(最悪、数年単位でまだ貼ってないという車両たちも…!)
その他、後付けパーツとして、展望車用のアーノルドカプラー・スハフ14用のジャンパ栓(一体型)が付属しますが、展望車を常に最後尾にするならばこれらは使わなくてもOKです。
テールビュー
では前面…ではなく、客車なので後ろのお顔を拝見!
これこれ、この顔!
ムーンライト九州といえばこの特徴的な展望車ですよ!
遠い昔、青春18きっぷで九州遠征したときにお世話になったお顔です。始発の京都駅で何時間も並びましたとも。
何か物足りない…と思ったら、丸くて赤い反射板。両テールランプの下に付けてあげたくなりますね。
色味も良いし、スモーク処理された大きなパノラミックウィンドウも良い具合に再現されています。
拡大して見ると、細いラインが若干ヨレてる箇所もあるものの、このくらいなら個人的には全然許容範囲。
連結器はダミーカプラーがジャンパー栓類とともに標準装備されています(付属のアーノルドカプラーと交換可)。
展望室のラウンジはご覧の通り、座席表現あり。
展望室のシートをネット検索してみると赤系の色が出てくるのですが、成形色の都合上ここは他と同じ青色シート。気になるなら自前で塗装、ですね。
天井の透明パーツは、室内灯でここ(展望室)だけオレンジ色に光らせるためのもの。
あまり室内灯は光らせないのですが(主に予算の都合で)、せっかく用意されてるなら光らせたくなっちゃいますね。
ちなみに展望車大好きな私ですが、実車ではたいてい素早い団体さんに確保されてしまうので、一度も座ることは無く、もっぱら外から眺める専門でした。ハイ。
スハフ14-200(左)と展望車オハフ15-200の妻面(右)。
改造前、改造後な感じがよく分かります。
中間車も含めて基本4両セットの面々。
屋根
とっても14系客車な屋根上。
展望車は白い部分にまたがって乗ってる左端のクーラーが印象的。
サイドビュー
真横から見た様子をザッと。
中間車オハ14-200(250)は、増結セットも含めてすべて同一形状です。
オハフ15-200(展望車)
オハ14-200(250)
スハフ14-200(緩急車)
いずれの車両も側面方向幕・トイレ窓はクリアパーツのままなので、前者はシールで、後者は内部から白い紙でも貼って再現してみたいところ。
側面幕「ムーンライト九州」のシールくらい付属してくれても良かったのになぁ。
展望車の無い時代ですが、かけやま写真館さんのムーンライト九州の写真がとても参考になります。眺めてるとサボや号車札も付けたくなりますね。
連結間隔
全車アーノルドカプラー装備。連結間隔はご覧の通り広めです。
台車を切らないで済む良い手があれば短縮してみたいところですが、とりあえず当面はこのままで。
ライト点灯
ライト点灯した様子。
展望車(左)、緩急車(右)ともに、テールライト&テールマークが光ります。わりと良い感じに光ってくれます。
※緩急車スハフ14 200にはライトON/OFFスイッチあり。
点灯前の様子に差異あり
展望車と緩急車で、非点灯時のテールマークに違いが見られます。
緩急車(左)はガラスの向こうにマークがあるイメージですが、展望車はそのままマークが印刷されているイメージ。
光らせればだいたい同じ感じに見えますが、ガラス表現を端折った理由はちょっぴり気になりました。でも、いつでも絵柄がクッキリ見えてるのも悪くないかな。
それとは別に、テールマークをずっと眺めていたらエラー(?)を発見。
展望車のテールマーク周りの一段凹んでいる四角部分。模型ではボディの塗り分けに合わせて上側が白くなっていますが、ネットで実車画像を漁ってみると凹んでる部分は全て赤色でした。
うーん、気付きたくなかったなぁ…。デビュー当時は白く塗り分けられていた、とかあったりするのかしら。
【追記2018/3/24】
エラーでは無いようです。2006年頃は模型の塗装だったとの情報をコメントにて頂きました。また、その後改めて調べたところ、ネットでも該当箇所が白く塗られている写真を発見しました。しっかり調べないとダメですね。大変失礼いたしました…。(参考サイト:岸田法眼のRailway Blog.season13様)
展望車のボディを外してみたテールマークの構造。
四角く突き出した透明パーツに、テールマークが直接印刷されています。ここに薄い透明なシートでも貼っておけば、ちょっとはガラスっぽく見せられる…かもしれない。
おわりに
青春18きっぷで乗れる夜行列車といえば、一番よく乗ったのは東京行きの「ムーンライトながら」ですが、印象の強さならこの「ムーンライト九州」が上。
格安な九州旅行を楽しませてくれたことに加えて、当時でも珍しい風情のある客車列車、ひと目見たら忘れられない「あすか」似の顔のおかげで、引退後も忘れられない車両でした。
待望のNゲージ化、若干の気になる点はあれども、思い出補正の勝利(?)もあって個人的な満足度は高いです。
が、大きな問題が1つ。
わが家には牽かせる機関車がいなかった!
そろそろ観念してEF65-1000を調達せねばっ。
https://blog.hirara.net/tomix-marine-liner-get/
https://blog.hirara.net/micro-sanyo3050-old-get/
コメント
こんにちは。
いつも楽しみに拝見させていただいております。(ネコさんも(=^・^=))
展望車のテールサイン周辺の塗り分けですが、少なくとも2006年辺りは製品同様の塗り分けだったようですよ。この塗り分けの方が自然ですしね。
おそらく、晩年の塗り分けは手抜きでしょう。
▼きじねこさん
>少なくとも2006年辺りは製品同様の塗り分けだったようですよ。
おお、この塗り分けの時代があったんですね!
記憶もあいまいで手持ちに写真も無いため、
これで良いのか確証が持てませんでしたが、スッキリしました。
貴重な情報ありがとうございました。
ネコさん記事、すっかりご無沙汰してしまってますが、
そろそろ新しいのをアップしたいと思ってます!
初めまして!いつも楽しく拝見させていただいております。
ムーンライト九州Bセット私も購入しました。家族旅行で乗った記憶が蘇ります。
ビスタEX新塗装も同時購入しました。昨年から近鉄沼にはまり込んでしまっていて(笑)アーバンライナーplusもその場(ジョーシンです)で予約しました。後は22600系新塗装も・・・・。
▼ムラサメさん
はじめまして。
家族旅行でムーンライト九州を使われたなら思い出も強く残りそうですね。
近鉄沼、やはりハマると底は深そうですね(笑)
どの特急もカッコ良くて片っ端からわが家に招待したい気持ちにもなりますが、
色々とんでもないことになりそうなのでグッとこらえてます。
はじめまして。
カプラーですが、BMTNほどではないですが、台車マウントの密自連TN(品番0391)にすれば連結面間が少し縮まりますよ。
価格も激安です。