開封直後のエラーチェックでひと悶着ありましたが準備完了。
改めまして TOMIXの205系・京阪神緩行線セット(品番98715)を見ていきましょう。
帯色がスカイブルーなのでパッと見、京浜東北線によく似ていますが、JR神戸線・京都線を走っていた205系0番代です。(スカイブルーの色味は微妙に異なるらしい)
まずヘッドライトと方向幕の光り具合・色加減が絶妙!
ユーザー取付パーツの少なさに驚く付属品
光り具合が絶妙な方向幕は、シールではなく最近流行りのプラ一体化パーツ。
行き先は
京都・高槻・加古川・(JR宝塚線)新三田・宝塚・(湖西線)堅田の6種類。
これ青い半透明のプラパーツで、ウラから見ると文字の部分がバッチリ青色。
光を通すと青くならない? なんて心配をよそに、良い感じの白色に光ってくれます。おそらくこの半透明ブルーが蛍光灯っぽいニュアンスに一役買ってるんですね。
灰色ランナーはジャンパ栓(左)。
クハ205のみ装着なので使うのは1つ。1回なら紛失しても安心。(右側は205系では使わないパーツ)
全てグレー成形色なのでケーブル部を黒く塗ればグッとしまりそうです。
ランナーは行き先とジャンパ栓の2種だけ。
行き先を変えなければ後付けパーツはジャンパ1本だけで済むという、TOMIX製品としては異例の少なさ。
転写シート(インレタ)。
車番は、35・36・37・38の4編成分。
実車もこの4本だけという少数派でしたが、全編成収録されているのが嬉しいです。(JR奈良線へ転属・短編成化された2022年も全編成健在です)
ATS標記、弱冷車、シルバーシートマークが付属するのも嬉しいですが、欲を言えば所属標記(神ホシ等)もあればさらに良かったです(TOMIXの113系・117系には収録)。
先ほどのランナーにアンテナ類が無いのが気になりましたが、なんと最初から屋根に生えてます。
小さくて無くしやすい上、穴開け作業が必要な場合、初心者にはハードル高めなのでありがたいですね。
アンテナ位置も関東の205系と違ってしっかりド真ん中です。
方向幕を変えるには、先頭車の黒い遮光パーツを取り外す必要がありますが……これが固くて固くて説明書の通りにやってみてもなかなか外れません。
場所が場所だけに、力の入れすぎは怖いのでソッとしておくことにしました。113系はサックリ外せたんですけどね。
先頭車は 白っぽいATS-P機器箱が特徴的
最初にヘッドライトの画像をお見せしましたが、テールライトも良い感じに光ります。
京浜東北線に似ていますが、行き先、黒いスカート、側面の小さいドア窓が京阪神緩行線を見分けるポイント。(デビュー時はスカート無し)
クハ205(京都方)
乗務員扉、水色ラインの上と下など、部位によりシルバーの質感が微妙に異なるのが素晴らしいです。
床下の白っぽいATS-P機器箱が特徴的。
下は床下から見たATS-P機器箱の位置。
他の路線の205系に柔軟に対応するためか、床下に多数の穴ポコが開いています。
ATS-P機器箱は手で軽く引っ張るとカンタンに外れます。※黄色い丸が取付け穴
脱落防止に軽くボンド止めしたほうが安心かも。
クハ204(西明石方)
クハ204のATS-P機器箱は、クハ205よりも前寄り(運転台寄り)に付いています。
床下から見たATS-P機器箱の位置。
床下に穴がたくさん開いていて迷うので、脱落時の参考に床下から撮っておきました。
中間車、連結間隔は標準的なアーノルド
サイドビュー(中間車)
中間車はサハのルーパーが無い以外はほぼ同じなのでザッと。
※やや押しにくいですが各画像の上端クリックで拡大します
アーノルドカプラー標準装備。連結間隔は広すぎず狭すぎず。
KATOカプラーに交換しても車間はさほど縮まらないとのブログ記事も拝見したので、アーノルドのままで行きます。
妻面
タテのビードが特徴的な妻面。
モハ205のパンタ側のみ配管があります。
窓にガラスパーツは入ってませんが、ヒミツのパーツに…(後述)
屋根など
屋根上などをザッと。
モハ205(上)とクハ205(下)
サハ205(上)とモハ204(下)
車内パーツはすべてライトグレーです。
ヒミツの隠しパーツ
TOMIXの205系にはヒミツのパーツが隠されています(説明書にも非記載)。
2020年発売の山手線ですでに話題騒然だったので、ご存じの方も多い公然のヒミツ状態ですね。
床下機器は1つにまとまっていて、シャーシからカポッと取り外すことが出来ます。
ご覧のように床下がランナー状態。様々なパーツが仕込まれています。
中間連結器をTNカプラーに交換した際に使えるジャンパケーブル等のパーツだそうですが芸が細かい!
アーノルドのままで行く私はこのまま戻しましたが、こういうパーツが隠されてるってちょっとワクワクしますね。
(写真はありませんが、側窓パーツには妻面扉用の窓も!)
おわりに
改めて見ても205系の印象把握、素晴らしいですね。
シンプルな顔ほど微細なズレで大きくイメージが変わるのでゴマカシが効かないですから。
このままでも非常に好印象な205系ですが、目下の悩みはスカートをどうするか。
すっかり目に馴染んだスカート付きの姿も好みではあるけれど、スカートの無かったデビュー時の姿も捨てがたい。
ちょっと触った感じ、スカートだけカンタンに外れる仕様ではなさそうなので、もし外すならば加工含めて検討せねば。
コメント
管理人さま、こんにちは。
懐かしいという言葉につきます。何せ、1994〜1998在阪時代によく見たものです。
欲しいところですが、余裕が無いので、我慢見送りです。
所有している鉄コレ201系京阪神で我慢します。