先日の東二見にて、鉄道コレクション阪神電鉄7001・7101形2両セット(行先表示器設置前)をゲットしてきました。
表示幕車も気になりつつも板車を選んだのは懐かしさもありますが、なにより身の置き所がなかったわが家の7801-7901形を相方にできるのが最大の理由です。
1983年頃までの時代設定なら板車もOK。
それに板車なら行き先表示シールで方向を縛られないのもメリット!
そうそう、この箱写真。奥の方をよーく見てみると、そこにはなんと…
亡霊が…
じゃなくて、山陽電車さんじゃないですか!
粗くて細かい形式までは判別できませんが、窓のカタチから2000系列か200系列あたりかと思われます。懐かしい!
これが何かの布石だったら面白いんですが、十中八九たまたま写ってただけでしょうね!
では鉄コレ阪神7001・7101形、ザッと眺めていってみましょう。
パッケージ内容物
山陽電車が片隅に写るフラップをめくり上げると、車両解説と鉄コレ2両がお出迎え。
ミッチリ詰まってる車両解説も良いですね。阪神初の冷房車!日本初の電機子チョッパ車!
付属パーツは、
屋根と台車枠とアンテナ。
屋根は中間車用のパンタ無し。鉄コレで出た阪神赤胴車は台車枠が共通なので、他車に使い回せるのも良いですね(各車、台車が正確なものかどうかは勉強不足のため判別出来ず)。
シールはコチラ。
画像では車番が白くてよく見えませんが、
7101-7001-7002-7102
7103-7003-7004-7104
7107-7007-7008-7108
の3編成分が収録。
鉄コレのモデルは初期車6編成とのことなので、他社インレタがあれば7112までは貼れそうです(7113以降は後期車)。ただ、他社インレタはこれを書いてる時点ではどこも発表ナシ。
GMインレタ(7109-7009-7010-7110のみ収録)を使うか、これまでのジオマトインレタから1文字ずつ拾ってくるか、ですね。
前面サボはおなじみの特急板の他、急行板、阪神梅田-新開地、阪神梅田-須磨浦公園、阪神梅田-高速神戸、尼崎-西九条、「うずしお」副標が収録。
おまけに表示幕車のシールも付いてくるので、これは他形式用としてありがたくストックさせていただきましょう。
フロントビュー
では、お待ちかね外観ビュー。
四角いけど角が丸く取れている7101形のご尊顔。
おでこの広さ、側窓から屋根までの空間の広さが7001-7101最大の特徴であり、そんな広さがほどよく再現されています。
表示幕車への改造も、この広さのおかげでボコッと出っ張り部分を作ることなく、平らな面のまま行き先表示器を埋め込むことができました。
(鉄コレならシール貼るだけでも誤魔化せそうね)
今回引いた個体(2箱4両分購入)は大ハズレもなくわりと安定していましたが、赤と肌色の塗り分け境界にややガタつきが見られる点が少し気になりました。
サイドビュー
つづいて真横から見たサイドビュー。
過去発売された鉄コレ赤胴車はずっと片開きドアだったので、初の両開きドアが印象的!
※各種資料写真を見てパッケージから見える側が山側と判断しました(もし間違っていたらご指摘ください)。
先頭車7101(山側)。
板車ならではの特徴(幕車との違い)は、ドアの窓が大きい点とドア横にサボ受けが付いている点。なのにサボシールが付いてないのは残念。白地に赤文字で「特急」って書いてあったんですよね。自作で何とかしようかしら。
この7001(海側)に付いてる床下機器の左端の丸いの!
リアクトルって言うんでしたっけ。阪急2200系にもコレ使いたいなぁ、と思ったらそうか。阪神7001形も阪急2200系も同じ電機子チョッパ制御車だ!
(電機子チョッパの機構について解説できるほど詳しくはありませんけども!)
妻面・屋根等
妻面です。
貫通ドアの緑色がちょっと濃いかなと感じましたが、記憶も曖昧、もう7001に乗れる機会も無いので確認は取れそうにないです。
中間車には阪神車らしい配管がバッチリ埋め込まれています。
本当なら非パンタ車はガンガン削ったほうが良いんでしょうけど、この量を削って復帰させる腕は無いのでここはスルーか、上から見える屋根面だけでも。
屋根はいつもの阪神冷房車らしい、小型クーラーがたくさん並ぶお馴染みの屋根。
中間車の屋根は、パンタ有り、パンタ無しを入れ替えることが可能です。
クーラー間の薄い板(?)が、これまでの車種(7801形や3000系)に比べて細くなっているのが特徴的。
https://blog.hirara.net/tc-hanshin-roof-contrast/
頭の高さもしっかり再現
7001-7101形の見た目の最大の特徴が屋根の高さ。
これまでに発売された阪神赤胴車の鉄コレと並べてみました。
左から7861形、真ん中7001-7101形、右が3501形。(カッコ内はほぼ同一形状車種)
ご覧の通り、7001・7101形の背が高いのがお分かりいただけると思います。
タイトルの「頭が高い!」はもちろんコレのことです。実車通りです。素晴らしい。
背の高さとは関係ないですが、赤色の色味が当初の鉄コレ3301・3501の頃はオレンジ寄りの色だったのが、7861→7801→3000→7001と、年を経るにつれ徐々に赤味を増してきていますね。
7801-7901一次車(右)とピッタリくっつけてみるとご覧の通り。
ハッキリと「頭が高い!」のが分かります。もちろんエラーではなく実車どおりです。
※高低差が伝わりやすいよう車体同士をピッチリくっつけています。
7901側から見ると7101の妻面上部が見えてしまうほどの凸凹っぷりもちゃんと再現!
両開きドア車と片開きドア車の混結もなかなかの萌えポイント!
過去の編成表を調べてみても、実際に7001-7101形4連に、7801-7901(一次車)2連がくっついていたことは日常茶飯事でした。
キレイに整う編成(7801-7901三次車)の存在があったにも関わらず、書籍やネットで過去の写真を漁ってみても高確率で凸凹編成に出会えるのが面白いです。(鉄コレのパッケージ写真でも、後ろには背の低い2両がつながっています)
そこがすごく昭和の阪神電車らしいなぁ、と改めて感じますね。
おわりに
そんな凸凹編成が再現できるのは面白いな~、ってことで2015年に出た7801-7901が日の目を見る日がついにやって来ました。
7001-7001形(板車)のおかげで!
まさに「頭が高い!」「ハハァーッ!」てなもんですよ。
いやいや7001自体好きな形式なので、それが無くても買ってましたけどね。
そんなこんなで、事前にほぼ完成させていた7801-7901一次車2両と組み合わせて、板車6連を仕立てる予定です。
すでに解体してジックリ調理段階へ。
近年の鉄コレにしては窓ガラスが外しやすかったのは好印象(特に中間車)。
インレタは当初GMのを使おうと思ったんですが、よく調べ直してみると7110の実車にやや難があって、左ヘッドライトが真ん中に寄ってる特徴的な子なんですね。なぜ唯一収録した車番がそれなのさGMさん。
それとGMの車番は妻面の(小さい数字)が省略されているので、再現しようとしたらバラ文字並べ替えなきゃーなんですよね。
じゃあどうせやるなら、使い残しが豊富に余ってるジオマトリックス製のインレタで、全車並べ替えにチャレンジしてみるか!
ってことで7101~7102編成に仕立て中。
が、阪神車の妻面・前面のあのすごく小っさい数字。
4つキレイに並んでる番号を貼るのも難儀する場所なのに、並べ替えとなるとうわあぁぁぁぁっ!状態ですよ。軽く後悔してますよ。
うーん、しんどくなったらGMに逃げよ…(^_^;
→細かいインレタ奮闘記はコチラ
→N化完了記事アップしました(2017/11/11)
https://blog.hirara.net/tc-hanshin7001-finish/
コメント
特急のサボシールでしたらジオマトリックスの阪神電気鉄道の運行標識板のシールにあります。
1シート3両分しかないので2シート必要になります。
スーパーキッズランドやボークスなどの模型店で売ってますのでそれを2つ買えばいいですよ。
▼ささやんさん
収録されているシールあったんですね!
情報ありがとうございます。
ネットで探してみたらコチラですね。
http://gdiwave2006.cart.fc2.com/ca9/101/
ただ、特急サボのみ使用で
2シート 2,500円~はコスパが気になるので、
やはりここは自作でいってみることにします。
パッケージの写真についてですが山陽電車が写っていて左側に待避線のポイントがありますので東須磨で撮影されたものですね。
7001形・7101形の先頭車が偶数なので板宿方面の東側ですね。
この風景も板宿駅の地下駅化によってだいぶと変わりました。
▼ささやんさん
おお、詳しい分析!
東須磨駅周辺の画像をぐぐってみました、
確かにおっしゃる通りっぽいですね。