鉄道コレクション阪神電車7001・7101形(行き先表示器設置前)。
車番入れからNゲージ走行化まで整備を終えました。
積んでしまいがちな自分としては、購入から10日ほどで一通り仕上げられたのは快挙(自画自賛)。この勢いで次々に積み鉄コレに手を付けていきたい!(しかし寒さと共にモチベーションは日に日に低下中…!)
さて、そんな阪神7001・7101形を改めて見ていっています。
7801・7901形を加えた6両編成
それに2015年発売の7801・7901形(右2つ)を加えて6両編成としました。
ナンバーは、7101-7001-7002-7102 + 7932-7832。
2年前の製品が今になって生きてくる。やはり、鉄コレは寝かせてみるものですね!
実際にこの組み合わせで走っていたかどうかは今となっては分かりませんが、当時の阪神電車はわりと頻繁に相手を変えていたので、可能性としては考えられるはず。(無かったよ!と言われたらギャフン!と言いいます)
インレタは現状メーカー製がほぼ無いので、過去のジオマトリックス製の阪神インレタを並べ替えて貼りました。(→インレタ奮闘記はコチラ)
インレタ保護を兼ねて全車、クレオスのMr.スーパークリアー(半光沢)を吹きました。鉄コレ初期状態よりは気持ちツヤが乗るかなぁ…くらいの無難な仕上がりになります。スプレー吹くときは未だに緊張します。
お顔拝見
阪神電車の赤胴車といえば特急看板!お顔がビシッと締まりますね。
快急とか急行も混ぜてバリエーションを増やしたいと思いつつも、特急看板の姿が好きすぎて特急だらけになりがちな私です。
行き先は「阪神梅田-須磨浦公園」を選択。山陽・阪急とも共演できます。
両者とも付属のシールを厚紙・薄いプラ板に貼り付けたものを両面テープで止めてます。
偶数ナンバーの7832号には、ちょっと背伸びをしてジャンパ栓を後付けしてみました。(→ジャンパ栓奮闘記はコチラ)また、グレー一色だった幌の表面に、朱色と肌色を塗っています(GMの阪神カラーを筆塗り)。
https://blog.hirara.net/tc-hanshin-jumper/
中間に入る先頭車、7102号車はノッペラボーのまま。
偶数車なので、一応、ジャンパ栓用の穴を開けましたが、カプラーの首振りのジャマになるので、ケーブルの無いフタパーツを被せました。フタとはいえこのKATOのAssyパーツの赤色の溶け込み具合が素晴らしい。
隠れる場所なのでそこまでしなくても構わないんですが、せっかくパーツが余ってるんだから!という貧乏根性が顔を出しました(^_^;
連結器は、鉄コレデフォルトのアーノルドカプラーのまま。
車輪はKATO製。パンタグラフはTOMIXのPT4811N(品番0258)。動力ユニットはTM-12(手持ちにあった旧製品のストック)をパンタ車7001号に仕込んでいます。
https://blog.hirara.net/tc-wheel-kato/
7102号はこんな風に、
他形式である7901中間車と連結するのが、この編成最大の萌えポイント。
片開きのドアと両開きのドアが混在する凸凹編成は、見ていて楽しいです。
連結間隔は死ぬほど広すぎるわけではないのと、試しに1両だけ短縮してみたらカーブ(R140)で妻面の角がぶつかったので短縮加工は見送りました。
さらに、屋根板の色はニュートラルグレーで塗装してメリハリを付けました。
https://blog.hirara.net/tc-hanshin-roof-contrast/
特急サボ等、細かいステッカーを色々貼付
看板車には側面にサボが入れられていたので、
オリジナルを探してトレース自作してみました。
でも、この小っちゃいサイズ(横幅約1ミリ)に印刷してみると、特徴あるフォントもほとんど分からないですね。
MSゴシックあたりで手抜きしても変わらないかも(^_^;
楕円形の優先座席マークは、ジオマトリックスの阪急用インレタ(品番 E003)を使用。全車、元町端の窓に貼付しました。
ドア窓に貼ったドアステッカーもジオマトリックス製のインレタ(品番 L002)が存在しますが、たくさん使うことになるし長方形ならシールで代用できるので、自作したものを貼っています。
(用紙に左右されますが、シールなので若干の厚みは出ます)
※真ん中の黄色っぽいのは、茶色っぽい電車に使う予定。
編成は車番の向きに注意
意外とハマるのが、編成を組んだとき、車番がどっちに寄っているか。
たくさんの過去写真を見まくった結果、車番は、梅田方先頭車(7101奇数車)だけ梅田寄りで、あとの3両は全部元町を向いていることが分かりました。
左右非対称、地味な落とし穴です。
ただ、7117Fあたりの写真を見ると、7018号車(7002偶数車)の車番は梅田寄り。2両ごとにキレイに左右対称だったので、後期型(7113F以降)はこうなのかもしれません。
7801-7901形の2両の車番は左右対称(連結面は車紋がくっつく)。7001・7101形へつなげるときは偶数車にした人は元町方に、奇数車にした人は梅田方にドッキングすればOK。
ケースに収めた状態でサイドビューを(左が梅田側)。
上から順に、7101-7001-7002-7102 + 7932-7832。
この順番につなげれば車番の向きも正しいはず。
ドアコックの▼マークはうんうん悩んだ結果こんな位置に貼ってます(見えてる面は山側)。が、7001号の位置はどうやらエラーとあとで知って軽く地団駄。(→ドアコック奮闘記はコチラ)
https://blog.hirara.net/doorcock-hanshin7001/
床下機器はデフォルトのままなので、折を見て入れ替えたりしたいですが、資料写真探しが大変なので難航必至。
実車の7102先頭車には、明らかに円柱状のタンクっぽいものが3連装着されているというすごく特徴的な床下なのにかかわらず、模型では四角いのがポコポコ付いてるだけというのが相変わらずの鉄コレです。
参考にマイクロエースの8000系をのぞいてみたら
そう、コレコレ!
こんな感じのが7102とかにも付いてるのよ!
ドアコックの▼マークもキッチリ印刷されてるし、マイクロさん、結構細かいところまで気を遣ってるのね~。
さすがにここから引っぺがすわけにはいかないので、他の鉄コレから似たパーツが集まったら付け替えよう。
おわりに
他には、ウェイトは純正品ではなく釣り具用の板オモリを使用したり、カプラーもデフォルトままだったり、舞台裏はいつも通りのケチケチ仕上げです。
そんなケチケチ仕上げの小ネタ特集はコチラでまとめてあります。
https://blog.hirara.net/tc-setsuyaku/
若い頃はスタイルの洗練されている7101・7001形のほうが好みだったんですが、今回、色々いじっていくうちに、7801形のほうがだんだん好きになっていく自分がいました。(鉄コレに触れるまでは本当に無知!)
顔も無骨だし、裾もまっすぐで安っぽいし、古くさいし、、、だったのに、たくさんの資料に当たって深く知るうちに7801・7901形の奥の深さに気付かされました。先頭+中間という半端な構成で他形式にホイホイ引っ付く気動車みたいなフリーダム感もたまらない。
大人になったらニガイ味のサカナ料理が好きになる、みたいなアレですかね!
もし7801の新バージョン(特に屋根の低い2次車でさらなる凸凹を!)が出たら喜んで買っちゃうと思いますが、実編成も少なかったし売れ行き的にはキビシイかなぁ。
コメント
7101形竣工おめでとうございます。
ご推察のとおり、7113~以降は中間M’車の車両番号と社章の位置関係が違います。
これはサイドビュー阪神の中で一言触れられています。
床下機器のこともありますし、サイドビュー阪神は手元に持ってると楽ですよ・・・
デジカメが普及する以前の情報に関しては、やはり紙媒体に頼ることが多いです。
▼ねこさんさん
やはり7113以降の車番位置は推測どおりでしたか。
お墨付きありがとうございます!
ドアコックにしろ車番、床下にしろ
いくつか頂いたコメントでも、サイドビュー阪神で解決できたことが多いので、
持ってたほうが良かったなと強く感じてます(^_^;
仕上がっていく過程、拝見しました。
沼からの脱出(?)、おめでとうございます…なのでしょうか?
それにしてもこだわり&細かな仕上がり、さすがです。
かつて阪神沿線に住んでいた頃、よく見かけていたはずの光景。
凸凹編成だったこの組み合わせ、懐かしく思い出しました。
特急看板がカッコいいと思ったり、須磨浦公園という異次元の響きの行先、どういう所なのかよく想像したものです。
▼ひろNさん
ありがとうございます。
沼から脱出したようで、実はまだ深みにハマっている気はします(笑)
なかなか行けない、文字数の多い終点ってどことなくロマンがありますよね。
私は須磨は小学校の遠足等で定番だったので馴染みがありましたが、
雲雀丘花屋敷とかJRなら播州赤穂あたりに心躍らされていました。
完成おめでとうございます。
スゴく細かく仕上がっていてビックリです(特急サボとジャンパー栓はすばらしいですね)7001・7101形は7801・7901形タイプⅢとの組み合わせが多かったと思いますが、タイプⅠとの組み合わせも雑誌等で見た事が有るので間違い無いはずですよ。
凸凹編成の時代は両開き扉車で6両キレイに揃うのが少なかったですよね、僕は子供の
頃はこの不揃いの編成がブサイクだなと思って嫌いでしたけど、今となってはとても
懐かしくて逆にこれが良かったんだよなと思いますね。
▼TC:22615さん
ありがとうございます。
今回、鉄コレ阪神車を仕上げるにあたってジャンパー栓はぜひ再現してみたかったので、
なんとか形になってホッとしています(細かい点は色々妥協しましたが(笑)
>僕は子供の頃はこの不揃いの編成がブサイクだなと思って嫌いでしたけど、
>今となってはとても懐かしくて逆にこれが良かったんだよなと思いますね。
すごく良く分かります。
もしタイムマシンがあるならば、大人になった今の感覚のまま、
もう一度あの時代の電車に出会ってみたいですね。
ジャンパ管だけでなく、グレードアップをして、Nゲージのように見栄え良くしていくのを見て、「う~ん」と、思わず、うなってしまいました。すごい!力の入れようですね。
さらに、以前購入したあった車両と連結して、6連化しているのは、ボクもN化する参考になりました。鉄コレのN化の指南書を見ているようでした。ありがとうございます!
▼まちゃさん
ありがとうございます。
世の中の凄腕モデラーさんたちに比べたらまだまだひよっこですが、
自分のできる範囲で色々背伸びしてみました。
神鉄1000系列もそうでしたが、少しずつ兄弟系列が製品化されていくことで、
実現できる編成も鉄コレの面白い部分ですね。
将来出るかどうか分からないというギャンブル性に大きく左右されますが(^_^;