動力ユニットTM-27 地方私鉄連接車用。
鉄コレ福井鉄道200形と一緒に専用動力ユニットも注文していたので早速取り付けてみることにしました。
TM-27内容物。
動力搭載シャーシ、トレーラーシャーシ、ウェイト、台車枠、説明書。
台車枠、今回は車両側に付いてるものがそのまま使えるので、使わなかったほうは予備になりますね。こういう構造なら動力の台車枠は省略してその分お安くしてくれたら良かったのに。
トレーラー側のシャーシもほぼ車両側と同じだから、共用できるところは共用してその分お安(以下同文)。
連接車体の接続部は、非動力時のシャーシと似た構造。
あちらはスムーズに曲がれない固さでしたが、動力ユニットのほうは大丈夫。スイスイ曲がります。
TM-27初期状態。
気になったのは車体に比べてあまりに小さいモーター部。
ってこれって「はこてつ」とかデワ3000形で使ってるようなあの小さい動力パーツの流用じゃないですか!
https://blog.hirara.net/tc-motor-tmtr02-cappla/
集電は中央の台車からもやってくれているようなので、その分のは安定感はあるかな。でも2軸駆動かー。
と、一抹の不安を抱きつつも、ちゃんと走ってくれるならまあいいかとパーツ装着を開始。
床下等のパーツ装着完了。
台車枠全般ゆるめだったので、すべて薄手の両面テープで補強しました。
右側に載ってる目立つ銀色のパーツはウェイトです。おもり。
いざ車体をかぶせてテスト走行。
最小半径は?
ミニレイアウト派としてはどれだけ小さいカーブを曲がることができるか気になるところ。まずは一番小さい半径103ミリのスーパーミニカーブレールから。
脱線します。複線ドリフト寸前です。アウト。
続いて半径140ミリ。
お、走った!
ただし連接車体の角同士がくっついた状態での走行なのでギリギリ△。
しかし動力側を先頭にしたときは比較的スムーズですが、その逆(推進運転)だと動力車輪がギリギリジリジリ苦しそうな音を立てるのが非常に気になりました(カーブ内のみ)。
さらに半径177ミリ。
140ミリをかろうじてクリアできたので177ミリは大丈夫。連結面にもすき間が出来て余裕あり。
…なのですが、177ミリでも推進運転させると、140ミリよりはマシなもののカーブ内で動力がギリギリ音を立てました。画像には○印を付けたものの、きわめて△に近い○ってことで。
写真はありませんが最後に半径243ミリのカーブを走行させたところ、推進運転でのギリギリ音は無くなり、ようやくカーブでも素直な走りになりました。
TM-27にメーカー推奨最小半径があるとしたら「243ミリ以上」って書かれそうですね。
ここでの結論は、前進(前側にモーター)に限り140mm走行OK、という条件付きで。
まとめ
直進走行については前進・後進とも問題無く、多少の非力さも2両1ユニットなので目をつぶれる範囲。半径103ミリ曲線も特殊な部類なので走れなくてもOK。
ただ、半径177ミリ以下のミニカーブで推進運転(モーター部が後ろ側)させたときにギリギリ音が鳴るのはいただけません。
TM-27よりも台車間隔が広いTM-12R(19m級)でも半径140ミリはわりと問題無く走行できるだけに。さらに福鉄ならトミックスのトラムレール(上のテストで使用した路面電車タイプのレール)も気兼ねなく走らせたかっただけに、これは残念な結果でした。
もしかしたら、私のところに届いた個体がたまたまギリギリ音モーターで、他の多くは問題ないのかもしれません。
もう1つ調達して検証…といきたいところですが、このTM-27はけっこういいお値段するので気軽にポンポン買えないんですよね。
レンタルレイアウト級の広い線路で走らせるならほぼ問題無いとは思いますが、自宅のミニカーブでは前進専用で細々と走ってもらいましょう。
https://blog.hirara.net/tc-fukui200-step-running/
https://blog.hirara.net/tc-fukui200-get/
コメント
早速、購入組、組立、動力化しましたね!直線レールに乗せてディスプレイなら、先頭部のドアステップが付けられるんですが、動力化してカーブを走らす関係でステップが付けられない・・・、ちっよとこれは・・・、がっかりした点です。車両間の幌の処理、今までの鉄コレだと富山ライトレールのような処理で、ここは実感的にまとめましたね!ボクは、ここは納得です。