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RuffleでFlashが甦った!サーバへの適用に何度か挫折するもなんとか実行可能に

Flash Player(Webブラウザ上でアニメーションやゲームが実行できたプラグイン)は、2021年1月に最後を迎えました。

私が作ったFlash制作物(グリカ場で公開)もネット上で見ることが出来なくなり、とうとうFlashも完全に過去のものになってしまった……と諦めていました。

しかし!

Ruffle(ラッフル)というFlash Playerの代替となるエミュレーターが有志の手によって生み出されたというじゃないですか!

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一番お手軽なブラウザ拡張機能

とりあえずRuffleを試すなら、PCブラウザの拡張機能(アドオン)に追加する方法が一番お手軽ってことでひとつ試してみました。

Ruffle公式サイトのDownloadsBrowser Extension → 使用ブラウザ(Chrome等)からZIPファイルを落としてきて、それをブラウザにインストールすればOK。

これを試して見事成功。ひさびさにブラウザで自分のFlashが動くことを確認できてちょっと感動してしまいました。

しかし、この方法を全ての人にやってもらうのは現実的ではありません。

サーバにアップロードすればみんな見られる

レンタルサーバや自前サーバを使っている人であれば、htmlファイルに一文追加し、Ruffle関連ファイル複数をサーバへアップロードすれば、見る人がプラグインの有無を意識することなくFlashが実行されるようになるとのこと。

この方法が一番スマートですね!

ファイルはRuffle公式サイトのDownloadsWebsite Self Hosted からダウンロードできます。ファイルは複数ありますが、一番新しいバージョンを落とせば良いでしょう。

HTMLファイルに追加記述

swfを表示させてるhtmlファイルの <body> タグのすぐ後に次の一行を追加。

<script src="https://……/ruffle.js"></script>

太字箇所は ruffle.jsへのパス(各サイトごとに異なる)を書くわけですが、フルパスでなくても html ファイルが ruffle.js と同じ階層にあれば、単に

<script src="ruffle.js"></script>

でもOKでした。

(Flashの埋め込みコード等は何もいじらなくて大丈夫)

Ruffleのjsファイルなどをアップロード

ダウンロードファイルを解凍すると十数個のファイルが入っています。

Ruffleダウンロードファイル

この中から次のものをサーバへアップロードします。

  • ruffle.js
  • core.ruffle.***.js(2つ)
  • ***.wasm (2つ)

※***はバージョンごとに異なる文字列

これでFlashが再び動くようになるはず。特にパーミッションをいじったりしなくてもOKでした。

最初はエラーで動かなかった

実は最初、何度か下のようなエラーに悩まされました。

Ruffleエラー

Ruffleをサーバで動かす方法はネット頼みでしたが、私の調べ方が悪かったのか、アップロードするファイルは Ruffle.js と ***.wasm だけに絞っていました。

あぁ、ウチのサーバはダメか…。一度諦めたFlashだし最悪もう動かなくてもいいかな……

いやいや!

とりあえず悪あがきしてみようと、ダメ元でダウンロードした十数個のファイル全てアップロードしたら…動いた!

アップロードした十数個のファイルから1つ1つ削除しつつ不要なファイルを確認。残ったのが core.ruffle.***.js を加えた上記3種類でした。

Ruffle製作者に感謝

これでグリカ場にアップしたFlashがほぼ復活!素晴らしい。

心のどこかで代替プラグインの登場を期待はしていたものの、ここまでオリジナルに近い形で動くものが現れるとは思いませんでした。Ruffle開発者には本当に感謝しかありません。

それだけFlashが愛されていたってことなんだと思いますが、Flashと共に人生を歩んできた者としてはただただ嬉しいですね。

コメント

  1. タニヤン より:

    このページを見つけることができて、幸せです。
    私も長年フラッシュの人生でしたので、Ruffleの存在をつい最近知って感激しています。
    今は、まだ、Ruffleは、ブラウザのアドオンですが、動いたときには涙が出そうでした。

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