「新たな長距離列車」なるものの存在がJR西日本から発表されました。
トワイライトエクスプレス瑞風にはとても手が出せない一般人向けに、もう少しリーズナブルな価格設定の観光列車をこしらえるというもの。
新製車ではなく、既存の117系電車(かつての新快速)を改造するそうです。
本家新快速から東海色、福知山色、サンライナーまで様々な変化を遂げてきた117系が、どんな新しい姿に生まれ変わるのか。117系好きとしては興味津々。
様々な変化を遂げてきたといっても、勤務地変更による車体カラー塗り替えが主だった117系。唯一、JR東海で観光仕様の「そよかぜトレイン」として簡易改造がされたこともありました。
塗り替え車にせよ、そよかぜトレインにせよ、117系は原形の姿からほぼ手を入れられることはありませんでした(それがファンとしては嬉しい一面ではあるのですが)。
もっと大胆にモデルチェンジした姿も見てみたい気持ちもあっただけに、この改造でどんな新しい117系が見られるのかけっこう楽しみだったりします。
ただ、公開されたイメージイラストを見る限り…
JR西日本、『新たな長距離列車』を導入へ。
「瑞風」に対しリーズナブルな価格設定とし、グリーン車個室や普通車コンパートメント、ノビノビ座席、フリースペースなどを連結します。
→https://t.co/0YsayhE7ph pic.twitter.com/p1x6wm6Ufl
— 鉄道新聞 公式アカウント (@tetsudoshimbun) 2017年6月20日
内装は大胆にリニューアルされるようですが、外観はライトも丸型のままだし、側窓も0番代の田型窓のままだし、またしても原形が尊重されるんですかっ!
えちごトキめき鉄道の「雪月花(せつげっか)」を作ったデザイナーさんが担当されるってことで、あれぐらいアバンギャルドな風貌も期待できそうなのですが、瑞風で使い切って予算はそんなに下りないってことなのかしら。
485系「宴」くらい原形が分からないほどに変化せず、よくあるキハ58やキハ40の外観を残したままジョイフルトレイン化する感じに落ち着きそうですね。
瑞風よりリーズナブルとはいっても通常の特急よりは良いお値段するだろうから、せめて田窓くらいは替えてあげてー。
しかし、このイメージイラスト、なんでこんなに”おどろおどろしい”んだろう。「大阪→神戸19分!」みたいな字幕を乗せたら昭和の地下鉄開業ポスターっぽくなりそうだ。
https://blog.hirara.net/mizukaze-debut/
コメント
おはようございます。新規でなくて改造なんですね。117改造と聞いて秩父鉄道の西武101通勤車改造急行を思い出しました。私は勝手に285あたりを量産するのかと思いこんでました。なんとなく鉄道模型趣味誌のフリーランス雑感のコーナーを彷彿させますね。関東では親戚の185の廃車が進んでいますから、改造車とはいえ長く活躍して欲しいです。
▼Re-Z さん
117系も185系と兄弟分なので、
特急車的な存在としてまだやっていけるという判断なんでしょうね。
車齢的にどこまで走り続けられるか分かりませんが、
先代トワイライトくらい長生きしてくれたら嬉しいですね。