鉄道鉄道できごと

新しく生まれ変わった神戸阪急三宮駅ビル、その変遷を振り返る

阪急神戸三宮駅 新駅ビル(JRホームから)

2021年4月に阪急電車 神戸三宮駅の新しい駅ビルがオープンしました。

オープンから日も経ち、書く機会を逃していましたが、本日1月17日が阪神淡路大震災の日ということもあり、震災で倒壊した昔の駅ビルを振り返りつつご紹介してみたいと思います。

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旧駅ビル(神戸阪急ビル東館)

阪急三宮駅 旧駅ビル(JRホームから)

旧・神戸阪急ビル東館(1936~1995年)

線路をまたいだアーチトンネルから電車が出てくる様子がたまらなくカッコ良かった旧三宮駅。大好きでした。巨大な駅名看板もノスタルジック。

新しい駅ビルの低層部は、この旧駅ビルのイメージが踏襲されています。

残念ながら1995年1月17日の阪神淡路大震災で全壊してしまいましたが、仮にもし震災がなかったとしても、1995年時点ですでに60年モノのビル。遅かれ早かれ建て替えは行われていたでしょうね。

仮設ビル

阪急神戸三宮駅 イカリスーパー時代(JRホームから)

仮設ビル(1995~2016年)

ここを通るたびに「あぁ、美しかった三宮駅がこんな姿に…」と嘆いていたのも今や昔に。

仮設とはいえ意外と長い期間続いたので(約20年も!)、この姿もけっこう馴染んでしまいましたね。

看板のせいか いかりスーパーのイメージが強く残る外観でした。

ほぼ定点観測

定点……というほどキッチリ同じポジションでは無いですが、だいたい似たような場所から撮った阪急神戸三宮駅の 仮設時代 → 工事中 → 新駅ビルの様子です。

※画像クリックで拡大します

旧駅ビルの写真もあれば良かったのですが、自分専用のカメラが無い未成年時代ゆえ写真がほとんどありませんでした(昔の自分にデジカメを贈りたい)。

少し離れたポイントから。

ちなみに写真の新ビルはオープン前の2020年11月頃に撮影したものです。建物はほとんど完成していますが、エントランス周りなどはオープン後と若干雰囲気が異なります。

新しい駅ビル全景

最後に新しい神戸三宮阪急ビルの全景写真を。

阪急神戸三宮駅 新駅ビル(全景タテ)

うーん、高い!

さすが地上29階(地下は3階)。

最近よく見る低層部は伝統的なイメージ、高層部は現代的なビルという二段構造の建物です。低層部は旧駅ビルのイメージ。

右側の円柱状の建物やアーチ状の窓の再現は素晴らしいです。

素晴らしいけれど、ここまでやってくれるなら鉄道線上のアーチトンネルも…!と何度も思いましたが、工事中の鉄道の安全が最優先とあらば致し方ありませんね。

でもこれはまだ途中の仮の姿で、後日左半分が完成する日が来ると信じて疑わない自分も……(いやいや諦めましょう)

おわりに

阪急神戸三宮駅 新駅ビル(全景)

阪神淡路大震災の名残を感じさせる仮設ビルから脱却し、震災から26年経って阪急三宮駅ビルはようやく復興できました。

しかし、せっかくの新しい駅ビルなのにコロナ禍の影響で華々しいオープニングイベントもなく、私自身もほとんど三宮へ訪問できていません。

早く何も気にすることなくゆっくり動ける日が来てほしいですね。

コメント

  1. 風来坊 より:

    ひららさん、こんにちは

    JR三ノ宮の方も、再開発が本格化しているようですね。
    先日、久しぶりに神戸に帰って、三宮を訪れたら、
    OPAのビルは完全に取り壊されて更地になっており、
    ポートライナーの三宮駅との境界部は
    コンクリートと折れ曲がった鉄骨がむき出しになっていました。

    これからさらに、数年かけて三宮は変貌し続けるのでしょうね。

  2. より:

    映画館が有って待合場所といえば旧阪急会館でした。

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