西城秀樹、朝丘雪路、テイエムオペラオー…。
この1週間で報じられた訃報。20世紀の大物たちがまた別れを告げていきました。
そこと同列に語るべきか少し迷ったものの、個人的に大きなトピック。
ほぼ同じ時期に、カシオのデジタルカメラの終焉が発表されました。
<デジタルカメラ生産終了のお知らせ>
このたび、既存のコンパクトデジタルカメラの生産を終了させていただきました。
これまで、弊社デジタルカメラをご愛顧頂き、誠にありがとうございました。https://t.co/6THVTmxUnT pic.twitter.com/gBJI9A8wNo— CASIO カシオ計算機株式会社 (@CASIOJapan) 2018年5月15日
「コンパクトデジタルカメラの生産を終了」とありますが、事実上デジカメ事業の撤退ですね。
私もカシオのデジカメを何台か使ってきたので、この発表は残念でした。
と同時に、ついに来るべき時が来たか…という印象も。
薄くて携帯しやすいカシオの主力デジカメは、スマホカメラと被る部分が多いですからね。
薄いだけじゃなくて、他社には無い尖ったオモシロ機能が多かったのもカシオデジカメの魅力。コンデジがまだ元気だった時代、いつもワクワクさせてくれました。
かつて共にしたカシオの相棒たち
あまり派手な機種ではないですが、私が今まで使ってきたカシオデジカメを2機種、カンタンに振り返ってみます。
EXILIM Hi-ZOOM EX-V8
V8はスリムボディなのに光学7倍ズーム搭載(なんと35mm換算266mm!)、動画がステレオ音声で撮れちゃう優れモノ。
スライドオープン式のレンズカバーを指でシャキーンと開ければ電源ONという軽快感も大好きでした。そこはかとなくサンヨーのデジカメ風味。
HIGH SPEED EXILIM EX-FC150
カシオの「ハイスピード」シリーズは、水滴が水面にぶつかる瞬間をも捕らえられるスロー動画撮影が面白い機種でした。ズームは光学5倍。
2機種とも撮影素子が小振りだったので(1/2.3~2.5インチ)、画質の弱さが惜しく、用途特化のサブ機と割り切って使うことが多かったです。
尖った機能に夢とロマン
他にも、
一眼カメラ風ボディのハイスピードの先駆者EX-F1
バリアングル液晶搭載のEX-P505
超広角が撮れる不思議な形状のEX-TR15
などなど、実際買いには至らなかったものの、夢を見させてくれた機種はカシオには多かったです。
その手軽さから、私もスマホのカメラを使う機会が多くなりましたが、スマホ搭載のカメラではかつてのカシオコンデジのようなオモシロ機能は望めず、そこにロマンを感じることが無くなったのは今となっては寂しいところ。
とはいっても、ここ数年コンデジに対するアンテナをすっかり縮めてしまった私なので、エラそうなことは言えませんね。
先の撤退報道を機に、最近出たカシオのコンデジをあらためてチェックしてみると、ひとつ面白そうな機種に目がとまりました。
超広角レンズ19mm(!)を搭載した1/1.7インチのコンデジ。(2017年8月製)
LX3辺りの高級コンデジ路線なボディに、19ミリもの超広角がのってるってホントですか!
カタログスペックでは結構そそられるものの、そこそこ良いお値段するのでこれからジックリ調べてみることしましょう。
いやはや、まさか晩年にして再びカシオ製品に夢を見させてもらうことになろうとは。
コメント
こんばんは。
うちが初めて使ってコンデジは、カシオのものでした。
長持ちしましたねえ。
今持っているのはパナソニックで2代目です。
これでいっぱい写真をと思っても、その時には写真を撮らないって言う面白い状況です。
またネタが出たらいいですけど。
▼さんでんぐらし!さん
初めてのコンデジがカシオ機なら感慨深さもひとしおでしょうね。
私もカシオ機もパナソニック機もかつて使っていました。