バンダイのBトレインショーティーの新製品は、
2月:ソニック883系(旧塗装)
3月:伊豆箱根鉄道3000系(ラブライブ!サンシャイン!!)
の2車種が予定されたままで、長い間これ以降の動きは発表されていません。
本日から開催中のヨコハマ鉄道模型フェスタ2018で何か発表されるかな? と期待していました(昨年の同イベントで水戸岡鋭治コレクションが発表されたので)。
が、参加された方のツイッターをザッと拝見したところ、新製品情報は無かった模様。
その代わりに、
「ガシャポン版、商品化決定!2018年夏発売予定!」
と謎の告知が!
Bトレがガチャ化!?
カプセルプラレールやミニモータートレインみたいにガチャ機で売られるわけですか!
値段も車種もクオリティも、知りたいことは全く明かされていないので公式からの発表を待つしか無さそうです。
かつてガチャ化した鉄道おもちゃがあった
Bトレと同じように鉄道玩具がガチャ化したケースは過去にもありました。
コナミから発売されていたデジQトレイン。
それまでは動力込みの4両セットとして販売されていたものが、
新幹線1両のブラインドガチャ。
動力車は無く、「ドラゴンキューブ」と呼ばれる独自形態の四角い箱入りのガチャで「DigiQ TRAIN トレインコレクション Vol.1」として販売されていました。(Vol.2以降は出ませんでした)
手元の記録(2004年)によると1箱200円で購入。今思えばわりとリーズナブルですね。
当時、デジQトレインのライバルとして大きく立ちはだかっていたのが、似たようなサイズ感のBトレインショーティー。
デジQ側は苦戦を強いられる一方でしたが、売り方を試行錯誤しつつ最期にはガチャや動力抜きのセットを経て、ついにフェードアウトしてしまいました。
私も当時デジQトレインに入れ込んでいたのでとても残念な気持ちでしたが、Bトレの豊富なラインナップに、お手軽加工でNゲージの線路を走れるという魅力には敵わなかったのでしょう。
そんな強敵だったBトレも、今や己の敵(価格高騰等)に悩まされることになろうとは。
Bトレがガチャ展開を始めると知って、デジQトレインと同じ道をたどっているのではないかと心配にならずにはいられません。
起死回生を賭けた九州特急
デジQトレインの後期ラインナップで強く印象に残っているのが九州特急以降の5種。
それまでの紙パッケージから、Nゲージ並のプラパッケージが採用され、気合いがうかがえました。が、価格もグっと上がったこともあり、787系、883系、885系、西武ニューレッドアロー、国鉄80系の5車種以降は後が続きませんでした。
気合いの入ったパッケージに、起死回生の九州特急採用といった点も、今のBトレと重なって見えてしまいます。
これらシリーズ存続を賭けられた製品はクオリティも高めで、デジQトレインの九州シリーズは今でも手放せません。
同じソニック883系(旧塗装)がBトレでもまもなく発売されます。やはり価格に悩んだものの、好みの車種なので思い切って2箱予約させてもらいました。
ガチャで未来はつかめるか
今の状況がかつてのデジQトレインとよく似ている上、ガチャという飛び道具的な選択には不安がぬぐえません。
ガチャとなると価格面では今よりも安くなることが期待できそうですが、やはり心配なのはクオリティ。
300~500円あたりが妥当なラインだと思いますが、その範囲でどれだけの勝負ができるのか。そこに全てが掛かっているはず。バンダイからの正式発表を待ちたいと思います。
机の上でお手軽に走らせられるBトレは、本家Nゲージには無い大きな魅力であり、子供の頃に夢見たKATOポケットラインの実車版とも言える存在。
この唯一無二のコンパクト路線、個人的には無くなって欲しくないので、是非とも踏ん張って欲しいところです。
コメント
こんにちは。ナント、とうとうそんなことになっておりましたか。フェードアウトしなかっただけ良しとすべきでしょうか…。今の信じられない価格、常識的に考えてワンコイン超えはあり得ないとしますとかつてのジュニアシリーズや初期特急シリーズクオリティ?新幹線は出すでしょうからクリアパーツが省略されてしまったE7系は流用が利きそう?サービスパーツは期待できない感じですかね。Nゲージと違って新幹線も1/150で作る心意気が好きでしたので、E6系くらいは新金型で…。
▼tkinfoさん
そうですね、あまり費用もかけられない気もしますし、
なるべく既存のもので使えるものを使った上、
ジュニアシリーズのように簡易的なものになる可能性は考えられますね。
ラインナップは手堅く新幹線・首都圏通勤電車あたりで来そうな気はしますが、
サンプル等が正式に発表されるまでジッと待つしかなさそうです。