海外チェコの路面電車、タトラカーの鉄コレです。
ずっと気になりつつも、1両でもなかなか良いお値段するので指をくわえて見つつほぼ諦めかけていたら、ある日Amazonアウトレットにお安く流れてきたので思わず購入。
それまでは画面越しに見る姿にホレボレでしたが、やって来た実物を見たらその愛らしさにズキューン!と二度目惚れ!
丸いライトの人懐っこい顔!
ズラリならぶ4枚折り戸!
小柄なボディに巨大パンタグラフ!
シンプルながらも印象に残るカラーリング!
うーん、ステキ!
後ろ側を見ると、なんと顔がありません。(ライトも運転台もありません)
側面の反対側は窓だらけ。ドアがありません。
まるでバスのような電車。
- 終点に着いたら折り返しどうするの?
- (複線の)反対車線でドアの向き大丈夫?
と気になって調べてみたら、プラハ市電は終点にループ線があって、ぐるっと回って向きを変えるシステムなんだそうです。
下の地図はプラハのとある場所。
真ん中のまるいレールがループ線です。
航空写真に切り替えるとタトラカーも確認できます。
プラハ市電についてはほぼ知識ゼロな私ですが、ネットで調べたり動画を見たりすると色んな発見があって面白いなぁと感心しきり。
そんな面白いタトラT3の鉄コレをザザッと見ていきましょう。
前後で異なるフロントビュー
書き忘れていましたが、私が買ったのは2両セットではなく1両単品のほうです。
先ほども書いたとおり、前と後ろでちがう顔。
土地勘がないのでどの辺を走ってるかは分かりませんが、31系統の7250号車です。
ちなみに2両編成の場合も同じ向きで連結するので、一番うしろはライトの無い面(右)が出てきます。
個人的な話ですが、この顔を見てると昔の六甲ケーブルをなんとなく思い出します。縁もゆかりもなかったタトラカーが気になっていたのはその影響も少しあるのかもしれません。
左右で異なるサイドビュー
ドアのある面。
短いボディなのに4枚折り戸が3カ所もある高密度感がたまりません。
ドアのない面。
スッキリしていますが、真ん中にはダクト(?)のようなモールドがあります。
「円」や「巴」のようにも見える窓枠も個性的。
気になるのは小さい台車枠のおかげで銀ピカ車輪が目立つ点。車輪は汚すのが難しいだけに妥協するしかなさそうです。
※写真は動力化済みです
かなり高く上がるパンタグラフ
鉄コレには珍しく金属パンタグラフが標準装備です。
大きなパンタは車両の倍ほどの高さまで上がります。
タトラカー実車のYouTube動画を色々見ると、本当に高々と上げて走っているので、鉄コレでも思い切り上げて走らせてあげましょう。
好きな高さで止められるので、架線が低いエリアを走るイメージの再現も可能です。
実車のパンタは黄色く塗られているものが多いようですが、鉄コレはシルバー仕上げ(上半分が金属、下半分が灰色プラ)。
真横からの写真だとパンタ土台の足が浮き気味なのが気になりましたが、他サイトの写真(ホビーサーチ等)を見ても同じ感じなので個体差ではなくこういう仕様なんでしょう。
赤いパッケージ・付属品~動力化
赤色がまぶしく、いつもの鉄コレに比べて少し特別感のあるパッケージです。
背景に描かれたラインはプラハ市電の路線図でしょうか。
パッケージの他の面。英語表記もあります。
Amazonアウトレット購入なので箱破れありですが、安価&車両そのものは良品だったのでOK。
たまに酷い目に遭うAmazonアウトレットですが(こんなのとかあんなのとか)、体感9割以上はOKレベルなので良さそうな出会いがあればガンガン突撃してます。
パッケージ裏面は動力ユニットの交換方法など。
実車解説がないのがちょっと残念。
対応動力ユニットは別売りの TM-TR01です。(2両セットには同梱)
付属品は、連結用のドローバーパーツ(2種)と動力ユニット両端下部に付けるパーツ(2個)。
シールはありません。(2両セットのほうはシール付きみたいです)
動力化しました。
TM-TR01の購入をケチったので、既に動力化済みだった手持ちの車両から強奪 拝借。長崎の人ゴメン。
動力化前のシャーシ&座席パーツ。
標準装備の金属車輪が目を惹きます。
いつもの鉄コレ路面電車みたいにプラ車輪ならもう少し値段を下げられたのでは…なんて思っちゃダメでしょうか。
鉄コレの通しナンバーは WTR007。
日本の路面電車は TRxxx なので Wは Worldでしょう。
おわりに~大きさ比較いろいろ
最後に日本の車両とならべて大きさ比較。
TOMIXのNゲージ 113系と。
タトラカーは先端がシュッとすぼんでることも手伝って、さらに小顔に見えます。
長さは3分の2くらい。
JRの電車と比べたらかなり小さく見えますが、日本の路面電車とならべると近しいサイズ感。
日本勢と混ぜても意外と違和感ないかも?
日本へ譲渡されてやってきたタトラカー。
という設定で楽しむのも面白そうですね。(片側ドア&運転台には目をつぶりつつ)
降ってわいたように突然やって来たタトラカーですが、本当にもう可愛くて、机の上で走らせては眺めては日々ニヤニヤ。出会いに感謝、買って正解、大満足です。
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