阪神尼崎センタープール前の高架下に潜む旧型車両!~はんしんまつり2019サテライト会場

尼崎センタープール前駅
先日開催された「はんしんまつり2019」。

前回は尼崎車庫と尼崎城の2つの会場をザッとご紹介しましたが、もう1つ会場があるんです。

「阪神電車まなび基地」。

阪神尼崎センタープール前駅から歩いて3分ほどの高架下にある小さなサテライト会場です。(車庫会場と同じく事前応募で当選する必要あり)

前からその存在はうっすらと気付いていたんですが、メインの車庫会場に行ったら満足して(疲れて)しまってそのまま帰宅…。

という流れが多かったので、今年はこちらの会場を先に回っていました。

入口からしてけして派手さはありませんが、中に入るとすぐに出迎えてくれるのが…

車内にも入れる阪神の旧型車両が展示

阪神電車まなび基地・1401形と601形
2両の旧型車両!

阪神電車1401形(左)と601形(右)

いずれも1920年代(大正10年代)生まれだそうで、”喫茶店”で有名な851形よりも古い電車なんですね。路面ではなく本線を走っていました。

恥ずかしながらココに旧型車が保存されていることを知らなかったので、目に入った瞬間けっこう感動してしまいました。

さらに車内に入れることに驚かされました。

阪神601形(604号車)

阪神電車まなび基地・601形(604号車)
阪神601形(604号車)。

流電ライクというか、名鉄の路面電車モ510形のような丸い前面スタイルが良いですね。

丸っこい顔なのに、センターに貫通扉があるのも面白いです。

阪神電車まなび基地・601形車内
604号車内。

木が多く使われた旧車感あふれる雰囲気もたまらないです。

ちなみに日本で初めて自動ドアを採用したのが、この阪神601形だとか。意外なところに潜む日本初。

阪神電車まなび基地・601形運転台
運転台は路面電車みたいに、中央に設置。

メーターが2つありますが、ブレーキの空気圧計などで、スピードメーターは無かったそうです。

速度は体感で覚えるのが、当時の運転士スタイルだったんでしょうか。

阪神1141形(1150号車)

阪神電車まなび基地・1401形(1150号車)
阪神1141形(1150号車)

こちらは四角い顔でいかにも電車なスタイルですね。

阪神電車まなび基地・1401形車内
1150号車内。

2ドア車なのでロングシートが601形より長いです。

阪神電車まなび基地・1401形網棚
網棚はまさに「網」。

網棚の上の すりガラスの小窓も良いですね。

阪神電車まなび基地・1401形ドア上路線図
この時代もドアの上に路線図があったようです。

レトロ広告

中吊り広告にも見所いっぱい。
阪神電車の昔の広告・甲子園球場
甲子園球場の広告ですが、「職業野球リーグ戦」という聞き慣れない単語が。

今で言う社会人野球なのかと思いきや、チームのマークを見るとタイガースやジャイアンツ等、馴染みのマークもチラほら。

ネットで調べてみると現在のプロ野球の前身だったことが分かりました。

同伴お子様だけでなく、制服軍人も入場無料だったことに時代が現れてますね。

阪神電車の昔の広告・阪神パーク
今は亡き阪神パークの広告。

首だけのツルが目を引きますが、ビックリ箱をイメージしてるんでしょうか。

珍しいイノシシ、四本牙のワートホグが目玉だったようです。ワートホグ、初めて聞きましたが、今でも動物園とかで会えるのかしら?

阪神電車の昔の広告・鳴尾のイチゴ
鳴尾のイチゴ狩り広告。

鳴尾でイチゴ栽培が盛んだったなんて、今ではちょっと信じられないですね。まだ建物も少なかった時代なんでしょう。

阪神電車の昔の広告・西宮えびす、廣田神社
西宮えびす(えべっさん)の広告。

西宮神社ではなく廣田神社!? 阪神沿線から廣田神社は結構遠いのですが、当時は今とは位置関係や駅の場所が違ったんでしょうか。

保線体験

車両展示の隣では、保線の体験も行われていました。
阪神電車まなび基地・軌道巡視体験
軌道巡視体験。

レールのつぎ目を(ボルトを)大きなスパナでギュッと締める作業が体験できました。

人もさほど多くなかったこともあって、大人も体験して良いですよ、と快く誘われてしまったので試しにひと回し。

そういえばタモリ倶楽部でもやってたなぁ、と思い出してニヤリ。

阪神電車まなび基地・道床つき固め体験
道床つき固め体験。

ドリルのような「タイタンパー」という機器で、レールの下の砂利(バラスト)を固める作業が体験できました。

こちらは体験しなかったのですが、保線車両の「マルチプルタイタンパー」はこれを自動化したものなんですね。

高架下で野菜栽培

最後にちょっぴり変わった展示物。
はんしんまつり2019・高架下で清らか野菜1
阪神電車の高架下で野菜を栽培してる、と昔ローカルニュースで見た記憶がありますが、その様子が外から見学できました。

はんしんまつり2019・高架下で清らか野菜2
農家の大自然で育つ野菜をイメージしていると、人工的な雰囲気にちょっぴり異質感を覚えてしまいますが、将来農業人口の減少や食料不足問題を解決する一端としても、高架下のスキマスペースを有効活用できるなんて面白いですね。

おわりに

阪神電車まなび基地・クイズ景品の下敷き
会場内のクイズに答えて正解すると、5500系のマナー下敷きがおみやげに貰えました。

初めて訪れたセンタープール前の「阪神電車まなび基地」会場。

規模は車庫会場よりうんと小さく、グッズ販売もありませんが、旧車に興味がある方なら濃密な時間を過ごせると感じました。

車庫会場に比べてお客さんも少なめだったので、「センタープール前の会場も良いよ!」と布教したいのですが、あまり混みすぎて旧車の中に入るのに大行列!なんてことになるのも切ないので、今くらいが丁度良いのかな~なんて思ったり思わなかったり。

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コメント

  1. ハラちゃん より:

    阪神もレトロ車両残ってるのですね!貴重な車両を是非とも常時見学できるように阪神博物館を作って欲しいですね。ことでんもレトロ車両博物館できたらいいですね!

    • ひらら より:

      ▼ハラちゃんさん
      各所に散らばってる金魚鉢の保存車も高架下に集めたら
      ちょっとした博物館になりそうですね。
      琴電もレトロ電車の今後の行方は気になります。

  2. まちゃ より:

    何と!!阪神にも、旧型保存車輌があったんですね!?知りませんでした。鉄コレでも発売されないほど古い!!車輌ですね。このあたりの車種をNで発売してくれれば、うれしいんですけどね。来年は「はんしんまつり」の抽選申込をチェックしておくか…。

    • ひらら より:

      ▼まちゃさん
      いずれも野上電鉄に譲渡された車両(の里帰り)なので、
      もしかしたら野上電鉄として初期の頃に鉄コレ化されてるかな…と思って
      調べましたが、まだ製品化はされていないようでした。
      ぜひ、来年のはんしんまつり応募してみて下さい。

  3. TC:22615 より:

    管理人様こんにちは。
    初めて知りました!軌道線の車両が一般ユーザーで保存されているのは知ってましたが、
    旧型車両が保存されていたとは驚きです。はんしんまつりは2015年11月に一度だけ行った事がありましたけど、この場所への案内は有ったか覚えてませんね。この時は5700系の車両パンフレットの無料配布が有ったのでそれに夢中になってしまった事が一番の思い出でしたね。

    • ひらら より:

      ▼TC:22615さん
      金魚鉢は公園などで保存されてたりしますが、
      旧型車がこれだけ良い状態で保存されてるのは驚かされました。

      2015年は丁度5700系がデビューした年なので
      どうしてもそちらに注目してしまいますもんね。

  4. 快夫 より:

    こういった車両の鉄道コレクションが欲しいです。

    • ひらら より:

      ▼快夫さん
      初期の頃の鉄コレならブラインド中の1車種として
      ラインナップされてもおかしくなさそうな2両なので、
      もし発売済みだったら、中古を探してましたね。

  5. 快夫 より:

    そうですね!
    最近の鉄道コレクションは、比較的新しい車両が多い傾向にあるので、久しぶりに製品化してもらいたいものですね。

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