昨年末に勃発したKATOとTOMIXの真っ向勝負、新快速117系のNゲージ。
先日1月9日にTOMIXからも詳細が発表されました。
— トミーテック広報:立石あやめ/鉄道むすめ (@tateishi_ayame) January 9, 2020
主に床下のディティール再現にこだわりを感じるHG仕様。
先頭カプラーは当然のようにTNカプラー標準装備で、2本12両編成も即対応!
と、グワッと心を掴まれそうになってますが、今分かっている情報で改めてKATOとTOMIXの117系の違いを表にしてみました。
両者とも、国鉄時代の0番代がモデルというガチンコっぷり。
TOMIX | KATO | |
種別表示 | 新快速(点灯可) | 新快速(点灯可) |
交換用種別 | 快速 | 快速・普通・無地(2ヶずつ) |
側面表示 | <不明> | 付属の行先シール対応 |
ヘッドライト | 白LED(カラープリズムで電球色に近い色) | 電球色LEDを採用 |
運行表示部 | 表現あり・点灯可・シール付属 | 表現あり |
ライトスイッチ | あり | あり |
車番 | 付属転写シートによるユーザー貼り付け | 印刷済み(クハ117-13以下6連) |
JR化対応 | JRマーク転写シート・無線アンテナ付属 | <不明 (京都色はアンテナ付属)> |
カプラー(先頭) | 胴受を再現した新規制作のTNカプラー標準装備 | ダミー(付属の連結用カプラー&スカートへの交換で連結可) |
カプラー(中間) | TNカプラー(SP) | フックなしのボディマウント密連形カプラー |
乗務員用ステップ | 表現あり | <不明(イメージCGでは見当たらない?)> |
床下車端部 | 床下配管、トイレタンクパーツあり | <不明(イメージCGでは控え目に表現?)> |
動力 | 新モーター(M-13)、フライホイール付動力 | フライホイール付動力ユニット搭載 |
車輪 | 黒色車輪 | <不明> |
発売予定 | 2020年6月 | 2020年5月 |
価格 | 22,800円+税 | 19,200円+税 |
3600円の差額をどう見るか
ザッと見た感じ、床下ディティール&先頭TNカプラー標準装備、さらにはJR化対応もうたっているTOMIXが半馬身ほどリードしている印象を受けました。
先頭車同士の連結のためにカプラー交換を要するKATOは若干不利か。
ただ、車両番号に目を向ければKATOは印刷済み。TOMIXは例の如くインレタでユーザー貼付必須。
比較表ではKATO側を黄色マークしましたが、どちらを好むかは人によるので、どちらが良いかズバッと断定はできません。
12連用に2本買って別々の車番に仕立てたい場合、TOMIX有利ですしね。
ただ、インレタを貼る手間もバカにならないし、歪まないように貼るのって結構大変。
車番の小さめな国鉄車ならちょっと離れてみれば番号を判別しにくいので(老眼?さもありなん)、印刷済みのほうがありがたい勢も結構いらっしゃると思います。
お値段はKATOのほうが安いです。税抜き定価で3600円分安い。
この差額をどう見るか、ですね。
カラバリの未来は未知数
私はズバリ……まだ決められません。
やっぱり試作サンプルを見てみたい。
でも、現代の技術なら両者とも外観的にはさほど大きな違いが見られず、サンプルを見たら見たで再びアタマを抱えることになりそうですけどね。
あと気になるのはやはり今後のバリエーション展開。
「WEST EXPRESS 銀河」は両者とも出してきそうな予感はしますが、それ以前のカラバリが出るかどうかですね。福知山、サンライナー、東海色etc.
KATOはダメだと分かるとサッと手を引く潔さがあるイメージが強いので、「○○色、出すよー」と宣言してくれたら安心して付いていけるんですけれども。
TOMIXはこの勝負に勝とうが負けようが、地味にカラバリを展開しそうなイメージはありますが、それでも未来のことは分かりません。
ひとまず、サンプルが出てくるのを待つことにしましょう。
コメント
バリエーション展開が期待できるのはTOMIXでしょうねぇ・・・
KATOはラウンドハウスで抹茶色を出してくるという時点で既に見切ってる感が。
バリエーション展開する上で、一部ロングシートな内装パーツは必須ですからね。
▼ねこさんさん
こういう時「タイプ」に走りがちなのがKATOさんですよね。
銀河は内装凝ってくると思いますが、他のカラバリ300番代が
出るとしてもその辺り期待薄かも…。
管理人さま、こんにちは。
さて、KATOとTomixから117系発売の報は、驚いたと共に、やっと製品化発売になぅたという印象です。
実は、KATOの旧製品を約20数年前に街の模型店と中古で中間車を日本橋でんでんタウンのぽちで購入して苦労して6両編成所有となっています。シール対応仕様ですが造形は今でも通用するのは相変わらずのKATOクオリティです。今でも見劣りしなく問題なく走行します。
この当時は、まだ4両セットの商品が有った時代で、その分苦労しましたね。
まあこの仕様は、223系1000番台にも遭遇しました。現在ではいい経験思い出です。
前述のように、既にKATO旧製品所有の上に、マイクロの100番台所有しているので、基本的に静観の予定ですが、者週種類や塗装種類の展開次第では、購入検討するかもしれません。、
▼播・備鉄道さん
旧製品の6連化、なかなかご苦労なさったようで…。
6両セットは記憶にありますが、4両セットも存在したんですね。
すいません、この投稿文中に誤植が有りまして、「者週」ではなく、”車種”の間違いです。
自分はKATOを購入したいと思います。車番も印刷済みで価格もTOMIXより安く仕上がりも綺麗なので自分はKATO派です。地域色も発売する予定ですけど以前発売した福知山色・サンライナー色・東海色も発売して欲しいですね。
▼ハラちゃんさん
お、KATO決定ですか。
やはり価格と車番印刷済みなのは強みですよね。
カラバリ展開も注目したいです。
大手両社の競作とは…。比較表がとてもわかりやすいですね!!もうここまで調べて、どちらにするか検討とは…。ボク的にはKATOの塗装は良いと思うので、また、繋いで12両で遊ぶつもりもないのでダミーカプラーのKATOですね。(最近はKATOばかりです)
それにしてもTOMIXはハイグレードなのに!!この価格差?!KATOも高くなったな~あ!!
▼まちゃさん
国鉄時代の単独編成なら連結はあまり想定しなくて良いので、
KATOとスパッと割り切れますね。
12連を想定したくなると途端に頭を抱えてしまいます。
KATOとTOMIXの先頭車カプラーが共通仕様なら良いんですけども(笑)
117系比較お疲れ様です。
関東勢の私としては思い入れがあるのは18きっぷで良く浜松~豊橋と大垣~米原でお世話になった200番台を含む4連東海色なので今回はスルーですが、状況には注目しています。バリエーション展開も注目ですが115-3500系(117系からの改造車)まで出るかどうか。
▼シアンさん
関東お住まいでも18きっぷで西へ向かうと
東海~関西エリアを通る時、乗る機会がありましたもんね。
同じように関西から関東へ18きっぷで向かうとき、
311系・313系・211系は必ず使うので(もちろん現役時代の東海色117系も)
普段馴染みがなくても、それとなく愛着が芽生えてきます。
KATOの弱点はやはり面倒くさい先頭カプラーですね。
私はトミックスにします。
▼元豊中市民さん
連結できるといってもカプラー交換は地味に手間ですもんね。
見栄えをとって片側ダミーのままか、
手間を省いて両方変えるか…ってとこでも悩んだりします(^_^;
ひららさんこんにちは。
比較表、ありがたや~!
個人的に悩むところとしてはスカートですね。
両社ともCGイメージ上がってきましたが、旧製品ではKATOもMICROACEも違ってたんですよね。
今回は両社とも的確で時代の流れを感じます(しみじみ)
CGベースですが、TomixのはTNの振りの分だけちょっと逃げがあるような感じで連結器が左右に大きくデフォルメされているように見えました。多分、小型のものにかわるのではないでしょうか。
KATOはダミーでしっかり、交換用では機能性重視(旧製品のスカートみたいで泣きそう)かな。
そうそう、播・備鉄道さんの仰ってたKATOの117系4両セットは品番「10-336 117系新快速直流近郊形電車」です。
Tcが20の編成がモデルで、このロットから信号炎管や列車無線アンテナが別パーツになってます。なので、屋根に差し込み用の穴が開いてます。その割にJRマークはありません(笑)
これはサンランナーの後なので、そうなっただけです。
奈良線に117系が入ったことからこれに合わせて4両での発売になった経緯がありますが(広告はそう書いてたけど諸説あり)、この時期はまだ前面種別幕は白幕なのでプラシールとなってます。このときのMなしのユニットは単品売り、室内灯は11-201でした。(久しぶりに家探ししてMAとあわせてしっかり18両出てきました)
なお、この製品、ものすごく中途半端で、お持ちの方、ご確認を。
(1)屋根はJR時代なのにインレタはすでに生産終了
(2)増結セットのユニットも車番が同じ(すべて40)
駄文、失礼しました。
▼ともひろさん
出来上がった造形がほぼ同じなら
やはり先頭車カプラーが最大の焦点になりそうですね。
KATOの4両セット、ご解説いただきありがとうございます。
品番まで教えていただいてイメージが湧きました。
増結セットの車番も同一ってのがすごくKATOらしいですね(笑)
当方はマイクロ党なわけですが、TOMIXが117系の製品化を発表した際に同時に100番台も出すのか気になりましたが、出なかったのはちょっと意外?な感じでした。
▼kaipanさん
やはり100番代が出るかどうかは気になりますね。
今後の展開用に取ってある気はしますが、
両メーカーから出るか、それとも片方だけか…。
比較表はとても参考になります。
個人的にはカラバリで決めたいので、これまでに実績のあるKATOが本命なのですが。
単色はそれなりに出るでしょうが、両社共過去のカラーリングにどれだけ気を配ってくれるのか心配ですね。
それにKATOの場合はこれまでの製品とのパーツの互換性も気になります。上手くいけばASSYでグレードアップも狙えますので。
▼にくきうさん
今後のカラバリ展開がキモですよね。
両者とも精力的に被り合い合戦してくれるか、
それとも片方がドロップアウトしちゃうか…。
空気を読みすぎて両者とも展開ナシ…ってことは無いよう願いたいです(笑)
>ASSYでグレードアップも狙えますので。
お、なるほど。
互換性があればボディだけ過去製品と入れ替えるのもありですね!
トミックス117系 購入しましたが、乗務員室ドアのハンドル部が茶色の帯が欠けており
このドアの縦線がクリーム色が入りせっかくの帯が切れています。ポスター紹介時は きちんとつながっていたので、期待して購入したにもかかわらず、不満です。
東海地区が欲しい場合
考えるまでも無くトミックスですね
クハトイレ逆位置ですから
インレタはそういう時便利です