鉄コレこと鉄道コレクションを分解するとき、けっこう苦戦させられるのが窓の取り外し。
大がかりな改造はしなくても、車番インレタ貼り付け~クリアー吹きの過程をたどるなら窓の取り外し作業は必須科目。
ちょうど今、阪急5100系を分解している最中なので、覚え書きとして窓の外し方をまとめてみました。
構造が同じなら阪急5100系以外の車種でも使えるかもしれません。
側面窓と前面窓のかみ合わせが難関
多くの鉄コレの難所がココ。
側面窓と前面窓(妻面窓)が交わる箇所が絶妙にかみ合っています。
側面窓を指で手前で少しずつ倒していくと…。
※写真は妻面ですが前面でも同じです。
ロック解除!
前面側、妻面側、両方とも同じように外します。
※ただ、ムリはしないでください。どうしても外れない個体も中にはあります。壊れそうだと感じたら別の方法を探りましょう。
両サイドが外れたら、側窓をピンセットでつまんで奥に手前にぐりぐり動かしながら、徐々に上へ抜いていきます。
ここ、意外に固くセットされているので、ぐりぐりさせることで少しずつロックを外していく感覚で。
反対側の側面窓も同じように、両サイドのかみ合わせの部分のロックを解除してピンセットでぐりぐりします。が、片側が外れた段階で次の方法が使えることもあります(主に中間車)。
片方の側面窓が外れたら
妻面窓(の側窓が外れた側)を外から突くと、このように押し込めることがあります。
一気にポロッと外れたら儲けものですが、たいてい中でとどまります。
妻面窓をピンセットで引っ張って外します。
先頭車の前面窓はライトパーツ一体化のため破損可能性も上がります。くれぐれもムリはなさらぬよう。
※ちょっと試してみて強固な手応えを感じたら諦めたほうが良いです。
残った側面窓を先ほどと同じようにぐりぐりして外しましょう。
阪急5100系の窓すべて取り外し完了!
私の手元の阪急5100系はすべてこの方法を繰り返して外せましたが、個体によってはどうしても外れないほど強固にくっついてる場合もあると思います。
そんな時にムリをすると…
バキッ!
こうなってしまってはあとの祭り…。
ムリに力を入れて取り返しのつかない箇所が破損するよりは、自ら手を入れる(=一部切断する)ことで安全に側面窓を外す方法もあります。
阪神5001形のケースですが、その方法はこちらでまとめてみました。
https://blog.hirara.net/tc-window-hs5001/
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