鉄道コレクション広島電鉄3000形を手に入れました。
広電で一番大好きな車両なので発表された時点でワクワクも最高潮!
とはいえ単価も高めなので、悩みに悩んでプレーン塗装な3002号車のみ購入しました。
でも実際手に入れたら想像以上にウフフな仕上がりに、明治カールの広告入りの3008号車も欲しくなってきましたよ。広電3000形はやっぱり美しい!
ではザッとレビューいってみましょう。
付属物
車両以外の付属物は、台車枠と展示レール。
レールが2本あるのは誤りではなく、3両連接の長い車体はレール1本ではハミ出してしまうので。
今回もシールはありません。系統・行き先いろいろ選んでみたいけど、価格維持のための措置ならば涙を飲むしかないのか…!
フロントビュー
こ、これは…!
あの美しい広電3000形がとても良く再現されている!
ボディ造形もさることながら、色のバランスもピカイチ。
ネットの写真だと色を正確に伝えるのは難しいですが、実物を手に取ってみたら、この独特なベージュ色にピンク色のラインはまさしく記憶の中の広電3000形!
B車側からのショットも(先ほどはA車側から。ちなみに中間車はC車)。
A側とB側のお顔を真正面から。
余すところなく再現されたステキなお顔立ち。シャープな”おヒゲ”も決まってます。
行き先方向幕は 5系統 広島港(宇品)。
上部のライト類はクリアパーツでなく塗装再現なのが惜しいですが、狭い部位なので致し方なしなのでしょう。
ヘッドライトについては少し気がついた点がありますが、それはまた後ほど。
サイドビュー
つづいて真横からのショット。
3000形の特徴、3両連接車体がよく分かります。
近年の姿なので屋根上には大きなクーラーが多数搭載されているのも特徴的。
反対側から。
両先頭車ともパンタグラフ搭載車で重厚感があります。
鉄コレといえば、塗り分け境界がやや残念なことが多いのですが、広電3000形の中央の細いラインは気持ち良くビシッと決まっているのが好印象。
屋根肩の塗り分けはお馴染みの修正跡が見られるものの、真っ先に目に入る中央部の細いラインはスッキリ。
方向幕も再現されていますが、凹んだガラス面で印刷しづらいエリアなのか、若干の乱れ&外側が余り気味なのが惜しい。
とはいえ、方向幕は多くのNゲージ完成品がシール対応な中、ここまで印刷してやろうという鉄コレの気概は嫌いじゃないです。
その他部位いろいろ
パンタグラフ自体は昇降可能なプラ製のものが装着。
関節部分は大味ですが、通常鉄コレの固定パンタと違って、折りたためるのが嬉しいパンタグラフ。個人的には重宝させてもらってます。
鉄コレでは簡略化されることが多いランボードも、しっかり彫りがあって実感的。奥まった部分を墨入れすればさらに良くなりそうです。
かさ上げされたパンタグラフ土台の表現もなかなかのものですが、実車と見比べるとあと少し高くても良かったかも。
連接部の構造は、これまでの鉄コレ路面電車と同様。パチンとつなげます。
シャーシ裏。
鉄コレ路面電車の通しナンバーはTR057。
ちょっと気になるヘッドライト部
今回は致命的なキズ等は無かったのですが、
B車側のヘッドライトが少し飛び出していました。
カンタンに外れる構造になっていたので、いったん外して取り付け直すことで事なきを得ました。
が、ヘッドライトに注目してしまったおかげで、知らなくて良いことに気が付いてしまったのです。
実車のヘッドライト部と比べてみると…。
実車3004号車(左)は、角が丸いヘッドライトカバー。
実車3002号車(中)は、逆台形の角ばったヘッドライトカバー。
鉄コレ3002号車(右)は……角が丸いカバー!?
Oh, チョットチガイマース。
カール広告の3008号車(上の3004に近い形状)と共用したんでしょうね。
個人的には、特定ナンバーの3002号車を指名買いしたというよりも、3000形というグループ代表を買ったと思ってるので、わりと許容範囲内だったりしますが、この形状にこだわりのある方だと気になるかもしれません。
動力化で急カーブも走行可能
広電3000形が発表されるよりも前に、「そのうち出る!」と勝手に予想してあらかじめ調達していた動力ユニット TM-TR06 の出番がついに来た!
まだ3連接車が筑豊2000形しかなかった頃、在庫過多ぎみだったせいか駿河屋の中古が安かったんですよ。
それはさておき、動力組み込み自体はそれほど難解な工作は無かったのでサックリいきます。
一番上が元のシャーシ。
その下が動力ユニット。
台車枠をすべての台車に取り付けて、2両目3両目の床上パーツ(オレンジ色)と前後の排障器を移植したら、あとは車体をのせるだけ。
動力ユニットの連接部も引っ張ればカンタンに切り離せるので、一度バラバラにしたほうが組みやすいです。
いざ、試走。
TOMIX最小半径を誇るスーパーミニカーブレール、C103の急カーブも走行可能!
ミニレイアウトも走らせたい路面電車には嬉しい仕様。
前進・後進で何度もグルグル走らせて脱線はしなかったものの若干キツそうでしたけどね。C140~なら余裕あり。
C103走行時の幌の様子。
見えてはいけない部分が見えることのない、余裕のある設計も好印象。
おわりに
昭和の路面電車といえば、ツートン下半分が重い色の電車がならぶ中、明るく爽やかなカラーリングに3つの車体が連なる3000形は、少年だった私にズキュンと響く存在でした。
当時、広島市は遠い地だったので、広電との出会いはもっぱら鉄道本でしたけどね。
鉄コレ路面電車シリーズが始まって、まだ単車モノしか無かった頃に、広電3000形も出たら嬉しいけれど、構造的にキビシイかな…。
と思っていたら、富山ライトレールの出現にもしかしたら? と思いを巡らせ、熊本市電5000形にさらなる可能性を感じ、筑豊2000形の登場でほぼ確信に。
いざ発売されて、手に取ってみたら想像以上に嬉しい仕上がりに思わずニヤニヤ!
スルーしていたカール広告車もそろえたい気持ちが高まりつつありますよ。ん~、危険だ。
でも版権モノは逃すと再発売が難しいのが世の常なので、買わずに後悔するより買って後悔を選ぶべきか…絶賛迷い中であります。
ぐりーんらいなー軍団にグリーンムーバー軍団、広電連接車のシリーズ化にも期待したいですね。
コメント
管理人さん、こんにちは。
早速、動力化されたのは、素早いですね。
当方も車両は購入しましたが、管理人さんのようにライト部が若干浮いていたのは、気になりました。ラッピング車は、少し価格が高いのも有り、スルーしています。まあ当方は、パンタから換える予定です。
パンタは、かって201系試作車の時に採用されたものと記憶しています。
▼播・備鉄道さん
動力化はいつも後回しですが、
今回は事前に買っていたのですぐに仕込むことができました。
201系のときもこの手の昇降式のプラ製パンタでしたね。
ケースに移し替える時、普通の固定パンタだと収納に困りますが、
このパンタだとそこを考えなくて良いのがラクで気に入ってます。
こんにちは^^
下名も広電3002を購入しました。レトロなスタイルが良いですよね。
昨年に広島を旅行した際に、広島駅で被爆電車も購入していたので、並べてニヤニヤしています。ひららさんと同様、定期券売場で鉄コレ買うのは、ちょっと恥ずかったですが。。。
路面電車シリーズ、甲子園の金魚鉢や京阪のびわこもリリースして欲しいなぁ。。。
▼たけひろさん
おお、被爆電車も買われましたか。
定期券売り場、あまり混雑してなければまだ買いやすいんですけどね(笑)
>甲子園の金魚鉢や京阪のびわこもリリースして欲しいなぁ。。。
モデモさんからも色々出ていたりしますが、
臆せずガンガン出してくる鉄コレなので、この辺りの展開も期待したいですね。
自分は、3002と3008の両方を買いました。
まだ、動力化等してませんが買い集めてる車両と並べて眺めたいです。
▼BLACKさん
両方買われましたか、やりますね!
路面電車もたくさん集めて並べてみると
町中で団子状態になってる感をかもし出してくれるのが良いです。
ボクも3002号を買いました。と言うか、広島電鉄は、事業者販売分も含めて、ほとんど買っています。(広告ラッピング車は買っていないことになります)
ヘッドライトのエラーは、気がつきませんでしたね!!実車を見る機会がないですし…。TOMIXブランドの鉄道模型なら対応してくれるのでしょうが、以前のサンパチ君といい、今回も鉄コレは、何ら対応なしでしょうね。(阪神5700系のエラーは対応したけど…)
▼まちゃさん
ヘッドライトはたまたま実車3002号の写真が手元にあって
なんとなく見比べてみたら、なんとなく気付いちゃったレベルなので、
今回ヘッドライトの取り付けが歪んでなければ気付かなかったと思います(^_^;
少し離れてみれば、サンパチの前面色ほどは目立たないので
3002号車の場合、個人的には許容範囲内です。
阪神5700系のエラーは事業者側からの声があったか、
トミーテックが事業者に配慮したかのどちらかで、超レアな事例でしょうね。
鉄コレ広電900を検索していて、偶然この記事を見つけました。
昭和の終わりから平成初めにかけて6年間通学で乗っていましたが、
ライトの形状が違っていたなんてちっとも気づきませんでした。
3005だけちょっと違うなあくらいは気づいてたんですが…
うーん、すごい。
▼根無し草さん
私もふと何となく写真を見返したら
気が付いてしまったレベルなので、あまりエラそうなことは言えません(^_^;
3005を検索で調べてみると、確かにちょっと寄り目なライトですね。