鉄コレ鉄道

初夏の食パンまつり!鉄コレ419系北陸本線、新旧ダブルゲット!

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鉄コレ419系新塗装、食パン外観1
待望の食パン新塗装がやって来た!

鉄道コレクション JR419系(北陸本線・新塗装)3両セットAが5月末に発売され、予約していたジョーシンwebから届きました。

スパッと切ったようなタテ長のお顔が奇抜すぎて、そのシルエットから「食パン」と呼ばれるようになった普通電車。

足りない先頭車を補うため、中間車を強引に改造した結果、こんな珍妙なお顔が生まれてしまいました。元はスター級のカッコイイ寝台特急電車(583系)が、こんなやっつけ改造されるだなんて当時は激震モノ!

そんなゲテモノ電車も長年見続ければ見慣れるどころか、気がつけばゾッコン。不思議なものですね。

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パッケージ・付属品

では、そんな鉄コレ食パン電車こと419系をザッとご紹介。
鉄道コレクションJR419系(北陸本線・新塗装)3両セットAパッケージ
正面から見るといつもの3両セットパッケージ。

ところが、鉄コレ419系パッケージ薄くなった
横から見ると少ーし薄くなりました。

コスト削減の一環なんだとは思いますが、箱ごと保存される方には、若干でもスペース減はありがたいですね。

付属品はアンテナ類のみ
付属パーツはアンテナ類のみ(無線アンテナ・検電アンテナの2種×2両分)。

旧塗装で付属していた展示レールは無くなりました。レールはあまり使わなかったので、個人的には無くてもOK。

ステッカー類もすっかり付かなくなりました。201系に付属した巨大なシールが懐かしい。

外観各部

鉄コレ419系食パン新塗装+旧塗装
箱でチラっと見えてましたが、1年前に発売された旧塗装(右)もちょっと前に某所のセールで入手していました。

せっかくなので新旧まとめてご紹介。

フロント

鉄コレ419系新旧フロント4両、食パン電車ズラリ
旧塗装、新塗装、それぞれのクモハとクハを並べました。4枚切り。

このスッキリした面長な平面顔こそが、食パン電車を「食パン」と言わしめる所以。

各パーツの配置も上々で、実車の食パン感をよく再現できてると思います。

ただ、4枚…いや、4両とも全く同じお顔。

実車は、クモハの右下からジャンパ栓が1本のびているので、モールド表現でもあれば良かったかも。スカートもパーツ共通化のためか、実車にある切り欠き端部のわずかな段差は省略されています。いずれもコマカイ点ですね。全体の雰囲気は満足です。

ジャンパ栓については、気力さえあれば前に阪神7101形で実践した感じで後付けできそうです。

サイド

サイドビュー、まずは新塗装から。アンテナ類は取り付け済み。
鉄コレ419系・サイドビュー(新塗装)
上からクモハ419-8、モハ418-8、クハ418-8。パッケージから見える面です。

塗装の乱れもほぼ無くなかなか良い仕上がり。ベースの白色はマット仕上げなので、こすってキズを付けてしまわないよう注意したいところ。

側面の方向幕は「直江津」。(中間車は真っ白)

クハのトイレ窓が2連並んでるところがお気に入りポイント。

本家トミックスでも省略されがちな、方向幕への印刷とトイレ窓の白塗装は、鉄コレならではのコダワリ。良いですね。

お次は旧塗装のサイドビューを。
窓割・床下も新塗装とまったく同じ構造なので、反対側の面で。
鉄コレ419系・サイドビュー(旧塗装)
上からクモハ419-1、モハ418-1、クハ418-1。パッケージから見えない反対面です。

側面の方向幕は「福井」。(中間車も福井)

すごくシンプルなお顔とは裏腹に、田の字窓が入り交じるなど3両とも違うユニークな側面造形をしっかり再現。眺めていて楽しいです。

屋根上に多数ならぶクーラー等が、別パーツで再現されているのは喜ばしい点ですが、取り付け精度が若干いびつなのが惜しいところ。

指でつまんでグルッとまわせば良いかと思いきや、各パーツ足が2本生えてて地味に調整しづらいんですよ。

妻面

鉄コレ419系・妻面(新塗装)
新塗装。
モハとクハ(クモハ)で屋根の高さがよく分かる断面です。

鉄コレ419系・妻面(旧塗装)
旧塗装。造形は新塗装と同じ。

シルバーのドアがよく映えます。

ドアに窓ガラスパーツはありませんが、個人的にそこは許容範囲。妻面にガラスパーツがあると、往々にして側面窓を外す難易度が上がるので…。

屋根上

鉄コレ419系・屋根上(デフォルト)
小さなクーラー・ベンチレータが並ぶ様はなかなか壮観(ズレさえ皆無ならば!)。

パンタグラフ周りも交直流車の複雑な雰囲気満点。

ダミーのパンタグラフもいつもの(ホーン2本の)お馴染みのタイプではなく、ホーンが1本で4本足を屋根に埋めるタイプ。

ちなみに交換用の別売パンタグラフは、鉄コレ419系・屋根上(パンタ交換後)
PS101CN(PS16HS)形パンタグラフ(品番0232)が指定されています。

早速交換してみましたがなかなか良い感じ。

このパンタグラフの台座をよく見ると、左右対称ではなく片側に突起部分(黄色い丸の部分)があって、どちら向きに付ければ良いのか迷うところ。

結論としては、突起が外側になるように(妻面を向くように)取り付ければOK。

いろいろ検索したところ、Webサイト急行電車!のページ様の、今月の車両特集419系(両端食パン編成)後編で、屋根上の写真が掲載されていたのが非常に参考になりました。

屋根といえば余談ですが、
鉄コレ419系・屋根ウラ比較
旧塗装と新塗装で、クーラーパーツの取り付け方が微妙に異なっています。

決定的に違うのは、旧塗装では接着剤が使われていたこと。

屋根を外していたら手にネチャっと粘着してきたので「なんじゃこれは」と気が付きました。鉄コレにしては珍しいですが、よほど取り付けにくかったと見えます。

新塗装はいつものように接着剤ナシ。

クーラーやベンチレータのゆがみ調整も、旧塗装だと一度抜けるとスポスポとはまらなくなったので再度接着剤が必要でした。調整は新塗装のほうが若干やりやすいです。

※旧塗装の「クモハ」は私が書いた文字です。

車内等

鉄コレ419系・車内
3両すべて違う内装表現は一見の価値あり。

さすがに上段ベッド収納部までは再現されていませんが、583系の面影を残すボックスシートは懐かしいですね。

鉄コレ419系・前面方向幕ウラは透過パーツ
先頭車の前面方向幕のウラ。

こんなところまでクリアパーツ化されているのは意外でしたが、腕に覚えのある方なら光らせることも可能だと思います。

方向幕をトレード

おおむね満足な食パン君ですが、新塗装で個人的に惜しい点。
鉄コレ419系・直江津行き
それは方向幕が「直江津」。

大阪方から北陸・名古屋方面を目指すとき、最初に出会う419系の行き先はたいてい「敦賀」「福井」あたりだったので、「直江津」は遠い異国のような感覚あり(直江津周辺の方ゴメンナサイ)。

シールを調達しようかと思ったものの、ふと旧塗装を見ると「福井」行き。

これは…、こうすれば良いんじゃないだろうか。
鉄コレ419系・窓ガラス総入れ替え
旧塗装と新塗装の側面ガラスパーツを総入れ替え!

なんというチカラワザ。

419系の側面ガラスはわりと外しやすいのですが、クハ418はちょっと苦戦しました。ただ引っ張ってもなかなか抜けず、方向幕部分を外から押すことでロックが外れる感じでした。その際、デリケートな印刷面を削らないよう慎重に、慎重に…。

鉄コレ419系、方向幕トレード後
トレード完了。

何度かお世話になった新塗装は福井行きで。

実車を生で見たことが無い旧塗装は、遠い存在の直江津でも良しとしました。

色味の再現について

鉄コレの色が実車のイメージと近いかどうか。

参考として左側にBトレの419系を並べてみました。
鉄コレ419系旧塗装とBトレ
まず旧塗装から。

上でも書きましたが、赤色時代は実車を見たことが無いので、正確なところは分かりません。

ネット等で写真を見る限り、ラインカラーは白色に近く、どちらかといえばBトレ(左)に近い印象。

鉄コレ(右)は黄色味が強く出てしまっている印象です。

が、帯色のクリーム色10号は185系のベース色なので、純粋なホワイトではありません。鉄コレとBトレの帯色を足して2で割ったくらいが丁度良いかも。

続いて新塗装。
鉄コレ419系新塗装とBトレ
左がBトレ、右が鉄コレ。

こうして並べると結構違いますね。

ベースの白色、Bトレはパキッとした純白。鉄コレはややクリームがかった白。

青ラインは、Bトレは濃く、鉄コレはやや薄め。

白の感じも青の感じも、鉄コレのほうがかなり実車に近いイメージ。鉄コレの新塗装、良い仕事してます。

おわりに

鉄コレ419系と485系ボンネット雷鳥
特急雷鳥と並べるだけで、そこに広がる小さな北陸ワールド。
このごく当たり前だった光景も、今や過去のものとなってしまいました。

ここまで来たなら元の特急顔(クハネ581)をつないだ片食パン3両セットBにも期待したいところ。

そして、
食パンーズ
食パン一族のさらなる勢力拡大もひそかに期待…!
 

コメント

  1. ハラちゃん より:

    新塗装食パン買ったんですね。自分も買いました。なかなかいい出来栄えで満足です。近い内に動力改造する予定です。でも動力ユニット・トレーラーパーツ買ったら安くても4千円近くかかりますからね(-_-;)

    • ひらら より:

      ▼ハラちゃんさん
      新塗装食パン、なかなか良い感じですよね。
      鉄コレ単体も高くなってきたので、動力化での総額を考えると
      二の足を踏んじゃうお気持ち分かります。

  2. 管理人様こんにちは。

    鉄コレ419系両食パン導入、おめでとうございます。
    当方は、少しひねくれているので片方が原型だったら、視野に入れていたと思います。

    まあ、実車は2000年頃に福井訪問で、乗車と写真を駅で車両外観と内部を撮っています。

    • ひらら より:

      ▼播・備鉄道 さん
      いわゆる片食パンのほうがやっぱり人気あるでしょうね。
      もし発売されたら今回のと合わせて
      6両編成を再現してみるつもりです。

  3. クモハ40 より:

    管理人さまこんにちは。鉄コレ419系新北陸色入線おめでとうございます!鉄コレの419系出来良いですね!私も導入しようかなとブログを見て思いました!ワインレッドの旧北陸色は過去に見たことありですまた新北陸色ではトップナンバー車も敦賀駅で撮影したこともありました。北陸特急撮影時は普通列車で419系をよく見ていたので想い出の列車として鉄コレ419は買っても良いかなとも思っています。鉄コレのライト点灯化ですが美軌模型のライトユニットを使えばうまく点灯出来ますよ!ライトの部品も安いのでおすすめです!詳しくは美軌模型で検索して下さい。美軌模型の方向幕シールもおすすめです!それとですが美軌模型の方向幕シールやライトユニットを使って鉄コレを点灯化して鉄道模型を楽しんでいる人のブログがあります!ブログのタイトル名は鉄道に萌えです!楽しいブログなので是非管理人さまも見て下さい。

    • ひらら より:

      ▼クモハ40 さん
      ワインレッド時代の419系をご覧になったことがあるのは良いですね。
      叶わぬ夢ですが私も一度生で見てみたかったです。

      また、鉄コレのライト点灯化の情報もありがとうございます。
      点灯化は前々から興味がありつつも、敷居の高さを感じているので、
      ご紹介いただいた美軌模型さんも参考にしつつ検討してみたいと思います。

  4. yuuyuu より:

    こんにちは! 購入されたんですね! 改めてすごい電車だなぁと感じました。今回は阪急の鉄コレに備えて諦めようかなと思っています・・・諦めたくないですが・・・  8300か3300が出たら爆買いしちゃいそうなので! 

    • ひらら より:

      ▼yuuyuu さん
      今見てもなかなか割り切った改造車ですが、
      もし当時ネットがあったら大騒ぎだったでしょうね(笑)
      阪急鉄コレは、順番的にそろそろ3300系あたりが
      来そうなので要警戒ですね。

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