スプラトゥーン2タイアップ企画に背中を押され、初めて京都水族館へ行って来ました。
Suizokukaanについての感想は別記事でまとめたので、こちらでは常設展示についてを。
期待度控えめで入館したこともあってか、予想以上に楽しめたのは大収穫。
スプラトゥーン無しでも後悔しない水族館でしたよ、京都水族館さん!
特に気に入ったベスト3は、
- チンアナゴ(ニシキアナゴ)
- オオサンショウウオ
- ケープ・ペンギン
この3つで優劣は付けがたいのですが、とにかく「おおっ!」と感じるものがあったオススメ展示であることは間違いないです。
意外と攻撃的だったチンアナゴ
まずはチンアナゴから、
って、写真は種類違いの「ニシキアナゴ」ですが、チンアナゴとほぼ同類ってことでまとめさせて貰います。
小さくて細ーく長ーいアナゴ科のサカナで、サイズはちょっと大きめのミミズくらい。
体の色が、黄色と白のボーダーがニシキアナゴ、白地に黒ブチがチンアナゴ。
こんな風に四角い水槽を四方からのぞき込めるようになっています。
老若男女みんな食いついていたのが印象的でした。
顔(目とクチ)があるから可愛がられるんだと思いますが、ノッペラボーならミミズみたいで見向きもされなかったかも? と思うと顔の印象ってやっぱり大事!
今回、面白かったのはバトル中のチンアナゴに出会えたこと。
砂に刺さったまま2匹のにらみ合い。
左のチンアナゴの威嚇する顔もけっこう迫力あり!ねこなら「シャーッ!」って言ってる場面ですね。
右チンアナゴの鋭いストレートが炸裂!
しかし左チンアナゴ、ひらりと交わした!
もしかしたら、いつか砂からスポンと抜けて全身が見られるかも? と期待して長いこと眺めてましたが、砂から抜けることはありませんでした。
どれだけ激しくバトルしても砂に埋まったままなのが、チンアナゴの流儀なのかしら。
ちなみに私がチンアナゴの存在を初めて知ったのは3DSのゲーム「とびだせ どうぶつの森」でした。
温厚な生き物なんだろうなと思っていたら、意外とアグレッシブだったそのギャップに驚き。今回、初めて実物に出会えて大満足です。
山積みオオサンショウウオの存在感たるや
京都水族館に入って、ほぼ最初に出会ったのがオオサンショウウオ。
もしかしたら初めて見たかもしれません。
過去に何度か水族館に行ったことがあるのに、こんな面白い生き物を見たら絶対覚えてるはず。
体長1メートル弱ほどのほどよくフニャフニャな体が、水中の岩の上をノッシノッシとゆっくり歩く。手の先にはちゃんと分かれた指がまるで人間ちっく。
ビニール風船のような着ぐるみの中に別の生き物が入ってるんじゃないか、と思わせる体の端のフニャフニャ感がたまりません。
オオサンショウウオのタワーにも唖然。
おそらく画面に映ってる茶色い部分ほとんどがオオサンショウウオのはず。
一体何匹いるんだろう。いやいや、これだけ積み重なっても下のほうの住人から文句は出ないんだろうか。
なんてまったりした生き物なんだオオサンショウウオ。
ペンギンにも個性がある!
ペンギンなんてあちこちの動物園で見慣れているので、さして感動は無いだろうなんて思ってました。
京都水族館にいるペンギンは「ケープペンギン」という種類。(なんとアフリカ産!)
ゴハンタイムで職員さんがサカナを持って出てきたら、一気にワラワラ群がり視点集中なペンギンたち。
普段はこれくらいの首の長さなのが、
エサエサパワーで、こんなに長く伸びるもんですね、首!
約80匹いるペンギンにはすべて違う名前が付けられていて、職員さんたちはすべて把握していることに驚き!
しかもエサをあげる数もそれぞれキッチリ管理されていて、1匹ずつ順番に食べさせて、食べ終わったペンギンにはもうあげないと徹底的!
なんとなく小魚を適当にバーッとバラまくんだと思っていたら、しっかり個別に健康管理・体調管理されてるってことですね。んー、80匹もいるのにすごい!
先入観でペンギンは体がツルツル。
と思っていたら間近で見たら結構モフモフ!羽毛100パーセント。ツルツルじゃない、ちゃんと「鳥」してるじゃないですか。
うーん、今まで動物園で何を見てきたんだ、自分。
ひとしきり観察していたら、クチの中も尖ってたりして面白いカタチ。
ペンギンは立ちポーズが基本かと思いきや、けっこう怠惰な感じの子もいました。
職員さんに抱っこされるのが好きな子もいたりで(実際に抱かれていた)、私の中で「ペンギン」は1つの画一的な括り・概念でしかなかったものが大きく崩れ去った日でした。
ペンギンも動物、まるで犬や猫のようにちゃんと個性があるんですね。
大水槽やイルカショー
京都水族館では、他の水族館でもよく見られる、
大水槽に職員さんが潜ってエサを与えるイベントもあったり、
恒例のイルカショーもあったりしました。
イルカショーでは、お客さん全員にストロー笛が配られて、あるリズムで全員ビービー吹いて鳴らすと、イルカたちも大きな鳴き声で返してくれるという他とは一風違った出し物が印象的。
ただ、イルカジャンプがどこから飛び出してくるか、分かりにくかったのは惜しい点。(ボールや輪くぐりが無いので、左をずっと見てたら右からジャンプ!ってなことが良くありました)
チンアナゴ・オオサンショウウオ・ペンギン
巨大なタカアシガニや、幻想的なクラゲ空間など、他にも見所は沢山ありましたが、個人的にグッと来たのはやはり先の3種類ですね。
合い言葉は、チンアナゴ! オオサンショウウオ! ペンギン!
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