京都鉄道博物館で銀河鉄道999の特別企画展示やってるよ!
ってのは去年の12月から知ってたのですが「行きたい、行きたい!」と思いつつも、年の瀬にかけての仕事バタバタから年明けのコロナ感染等々タイミングがなかなか無くて、ようやっと2月2日に行くことが出来ました。
企画終了が2月4日なのでほぼほぼギリギリ滑り込み!
お目当てはもちろんリアル機関車のスリーナイン化です。
リアル銀河鉄道999(その1)
まずは入場してすぐ、C62がテレビアニメ版スリーナイン号の出で立ちでお出迎え。
テレビ版のスリーナイン大好きっ子だったので、この姿を見た瞬間テンション上がりまくりです!
この機関車、本当は「C62 26」なのに、ちゃんとテレビ版の「C62 50」のナンバープレートを装着してるのがまた泣かせるじゃありませんか。
もちろん赤い999ヘッドマーク&デフに入った「GE999」の文字もとても最高です。
テンダー(炭水車)にもしっかり999の派手なロゴデザイン!
この派手さこそテレビアニメ版の証(このロゴは劇場版にはありません)。
バックもしっかり「C62 50」なのが良いですね。写真には写っていませんが、側面キャブ部のナンバープレートももちろん「C62 50」。
ちなみに、シロクニことC62形蒸気機関車の総製造数は49両なので、この50号車はリアルには現存しない、名実ともに漫画(アニメ)オリジナル車両なのです。
1つ上の写真ではテンダーのロゴの奥がよく見えないので、もう少し寄った写真を。
この赤丸部分とGALAXY EXPRESSの色・意匠は世に出ている玩具・模型を見てもバラバラで(アニメも場面によって異なっている?)どれが正しいのか悩ましいところですが、ここでは111~999の先頭車が描かれている有名な設定資料に準じているものが採用されています。
そんな細かい話は抜きにして、目の前の巨大なSLが999のロゴをまとっているってだけでもう大興奮でしたよ。
リアル銀河鉄道999(その2)
館内に入って1階の一番奥へ行くとそこには
劇場版のスリーナイン号が展望車とともに!
劇場版のC62は「C62 48」なので(テレビアニメ版とは異なる)、ナンバープレートが元車の「C62 1」のままなのが惜しいですが、それでも雰囲気はたっぷり。ただ、デフの「999」の文字は劇場版には無かったような?
なにより右側のマイテ49 2に黒い「999」のヘッドマークが入るだけで、スリーナインの世界から出てきた客車のように見えるのが良いですね!
これを見ちゃうとKATOのマイテ49(5月頃発売)が欲しくなってきますが、セットはなかなか良いお値段するので可能なら単品で売って欲しい!
この機関車たちの手前では、メーテルや鉄郎の衣装に扮しての撮影コーナーが大賑わいで、見てるだけでもなかなか楽しかったです。私が見た時は80分待ちの列!
屋内の銀河鉄道999展
あ、さっき見たかった劇場版の「C62 48」がこんなところに!
これはホンモノのSLではなくモックでしたが、この機関車は
館内2階の特別企画「銀河鉄道999展」の中にいました。
銀河鉄道999のアニメ・映画を中心としたパネル展示が主でしたが、中には
当時の貴重な書籍やモンチッチまで!(他にもメーテルモンチッチ、車掌さんモンチッチなどもいました)
親子連れで来られていたお母さんが「ほら、おサルさんだよ」と息子さんに説明されているのを見て、「ああ、モンチッチを知らない世代がもうここまで…」と密かにジェネレーションギャップを受けていたのでありました。
撮影コーナーでは999の客車を模した展示や(座席に座って撮影OK)
スリーナイン機関車の内部を模した立体展示もありました。
限られたスペースの中、少しでも奥行を感じられる作りになっていたのは感心させられました。
リアル銀河鉄道999(その3)
最後のリアル999を見に館内から屋外へ。
ポーッ!と汽笛を鳴らし、ケムリをモクモクさせながらやって来たのは、C56 160が担当するSLスチーム号です。
999と書かれたヘッドマークをつければ、C62じゃないキミも立派なスリーナイン号。
SL北びわこ号として活躍していた姿がまだ記憶に新しい蒸気機関車C56形は私も大好きなので、もうすぐKATOから発売予定のC56 160も予約済みです。
あれ、でも銀河鉄道999企画中のSLスチーム号はC62 2が担当してなかったっけ…? と思ったら1月に事故を起こしていたんですね。
そんなC62 2 はヘッドマークも外され館外の留置線でたそがれておりました。まだ戻れない状態なのかな。
C62 2のまわりをキョロキョロ見回してみると、
テンダー車のみのC57 1 を発見。
なかなかお目にかかれないテンダー車の連結面(C57 1)。
C57 1の機関車本体はパッと目につくところに見つけられませんでしたが、屋内の見えないところで整備中なのかしら。
入り口のところに顔だけ置いてあったけど、どういうことなんだろう…。
一方、
D51 200は扇形庫内で整備中の様子でした。
D51 200もテンダー車は切り離され中。
銀河鉄道999展はとても楽しかったですが、一方で最近ちょこちょこ不調な報道も目にする現役SLたち(C57 1、D51 200)の整備中の姿を目にして、SLやまぐち号の未来にちょっぴり不安を感じてしまった久々の京都鉄道博物館行きでした。
将来、もしSLの整備体制に限界が来てしまったら、スリーナイン号のように見た目だけレトロで中身は現代的な動力で動くタイプの観光用SLが活躍する未来がやって来るのかもしれませんね。
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