KATOから再生産されたキハ181系「はまかぜ」6両セット(品番10-875)がやって来ました。
Nゲージ気動車のホットな新製品といえば、スーパーはくと(KATO)や名鉄北アルプス(TOMIX)もそそられますが…後ろ髪を引かれる思いでスルー!
まずは自分にとって一番身近なディーゼル特急がいないと!
JR神戸線を走る数少ない特急、何度となく見てきたキハ181系はまかぜ。
この3月の再生産を機にようやっと入手しました。
最初の頃は不思議なカラーリングだと思っていた西日本塗装も、引退間近の頃はすっかり愛おしくなっていました。
何度か再生産された古めの製品ですが、出来はとても満足。ザッと見ていきましょう!
パッケージ・付属品
KATOキハ181系「はまかぜ」6両セット(品番10-875)2022年3月ロットです。
編成は、
- キハ181-22
- キロ180-12
- キハ180-22(M車)
- キハ180-49
- キハ180-36
- キハ181-47
行き先表示シール
付属の行先表示シール。
- はまかぜ(大阪・香住・浜坂・鳥取の4種)
- カニカニはまかぜ(大阪・香住の2種)
- おわら(臨時)
- ありがとうキハ181系号(京都⇔米子)
上の側面表示と列車種別サボ(指定席・自由席・禁煙車・団体)・号車番号(1~6号車)が収録されています。
カニカニと迷いましたが「はまかぜ:浜坂行き」を選んで貼りました。
買った直後が一番気合いに満ちあふれているので一気に貼りましたが、ミクロなシール6両分(合計60枚以上!)はさすがに目がショボショボしますね。
作業の大変さはさておき、シールが付属するのもKATOの良いところ。とても助かります。
付属パーツ
交換用ヘッドマークパーツは4種(カニカニはまかぜ・おわら・無地・ありがとうキハ181)。
灰色ランナーパーツは、電連(左上)・列車無線アンテナ(上中)・信号炎管(右1)・排気管(右2)・前面幌パーツ(下)。
KATO製品としては付属パーツ多めですが、信号炎管と排気管の取り付け方法がユーザーフレンドリーで感心させられました。
指でつまみづらい小さいパーツなので、つまめる部分を確保できるようになってるんですね。
たしかにこれは道具に頼らなくても取り付けやすい!
どのパーツもキュッとハマるので接着剤が無くても良い感じです。
説明書の「ツマミ部分はもぎ取って」がワイルドで笑いましたが、もぎ取りにやや苦戦した箇所はニッパーに頼りました。
外観ビュー
フロント
良きご尊顔。
キハ181系の特徴をよくとらえていてほぼ不満は無いです。満足です。
汚れた顔ばかり見慣れていたので、新品だとツルッとした感じがするのはディーゼルカー模型の常。
もうひとつツルっとした感じを受けるのは、実車はテールランプ上部にフック(看板を掛けられそうな部位)がありますが模型では省略されています。
あれば嬉しいですが個人的には無くても許容範囲です。
連結器には同梱の電連パーツを装着しました。
恥ずかしながらこのKATO製品を手にするまで、キハ181の電連の存在を知りませんでした。
撮りためた写真を見返すと……たしかに付いてる!(上写真)
だいたい黒く汚れているので存在に気づけなかったのです。……言い訳です。
ライト点灯
写真だとヘッドライトが良い感じの電球色に見えますがフェイクです。
デジカメが忖度してくれたようで、実物はイエロー寄り。
でも他のマッキッキな古いNゲージよりはマシなので、ひとまずは良しとしましょう。
ヘッドマークはシールではなく、印刷済みプラパーツなのが良いですね。銀縁まわりの光漏れが少し気になりますが……まぁ、良しとしましょう!
テールランプはきわめて良好です。
ところでヘッドライトの内側のライトが光るところを見たことないのですが、使われた時代あったんでしょうか。
先頭車の底面にライトのON/OFFスイッチが付いています。
妻面
妻面をザッと。
先頭車キハ181形の妻面(右)。
連結器はボディマウントKATOカプラーが標準装備です(先頭も連結OK)。
左:キハ180形
右:キロ180形
左:キハ180形
右:キロ180形
※先ほどの反対面
屋根上
キハ181の屋根はなんといっても黒いラジエーター!たまらないですね。
模型もしっかり別パーツ化、細かい溝がビッシリ表現されています。素晴らしい。
キハ181を好きになる理由の半分はこのラジエーターにあると言っても過言ではありません。
ディーゼルカーの男らしさを感じさせてくれますね。(今の世の中「男らしさ」はNGワード? シンプルに「たくましさ」とでも言い換えてみましょう)
先頭車キハ181形の屋根上。
別パーツ(3本のアンテナ類)は装着済み。
ラジエータがあるのは中間車のみで先頭車はスッキリ。編成を組むとそのコントラストが楽しいですね。
クーラーの色が暗いグレーで表現されていますが、実車もそうなのかは自信がありません(だいたい汚れているので)。
開封直後、屋根が半分取れかかっていたので、ついでに取り外した様子を。
※最近買ったKATO製品は屋根が外れていることが多い…たまたま?
サイドビュー
形式ごとに分けて(キハ181形・キロ180形・キハ180形M・T)両側面を掲載。
付属ステッカー(方向幕・サボ等)はすべて貼付済み。
キハ181形
先頭車には方向幕はありません。
1号車(上)・6号車(下)とも造形は共通。
シートカラーは水色寄りの青。
キロ180形
キロ180のみ方向幕が両端に付いています。小さい窓が昭和のグリーン車の伝統ですね。
シートカラーは茶色系(キロ180のみ)。
キハ180形(M車)
モーター車です。
キハ180形(T車)
各車両ともトレイタンク等の車端部パーツが装備されています。
トイレといえば方向幕下部のトイレ窓がすべて “すりガラス” っぽい表現なのが気になりました。
実車写真を見ると真っ白な箇所も多く、一部透明だったりしますが、ここは資料をあさってみて確認してみたいところ。
おわりに
出来は素晴らしく思い出の中の「はまかぜ」そのもの。
どうして今まで買わなかったんだ、ってレベルで満足しています。
KATOは比較的お値段が安いのもありがたい。
はまかぜが来たら連鎖的にスーパーはくとも気になりますが……貫通先頭車を含んだバージョン、KATOから出るかなぁ。
コメント