JR西日本の吹田総合車両所の一般公開をふらっと覗いてきました。
この日(2016年10月29日)は、JRも私鉄もあちこちの会社のイベントが被りまくり。
どこへ行くか迷いましたが、トワイライトエクスプレスの展示があると聞いてJR吹田工場に決めた!
あ、今は工場じゃなくて吹田総合車両所なんですね。
宮原操車場が今や網干総合車両所の支所扱いだったり(遠いのに!)、油断してると最近の名称変更に付いていけなくなりそうな昭和世代です。
そんなこんなで、いざ吹田へ。
カラフルな103系群を経て、奥へ奥へと進んでいくと、
U@Tech・クモヤ143などが並ぶ一角にヤツはいました。
トワイライトエクスプレス!
あれ、でもテールマークがおなじみのピンクのマークじゃない。
この緑色のマークは初めて見たけど、晩年の「特別なトワイライトエクスプレス」で使われてたりしたのかしら。
が、トワイライトのお隣におわすお方に驚愕。
「あすか」さんじゃないですか!
何ヶ月か前に廃車回送されたとネットで見た記憶がありますが、まだご健在だったとは!
「あすか」は和風客車。
団体専用の臨時列車として1987年、ちょうどJR発足の年に生まれました。
和風だけあって、外観デザインも
扇子や和風な雲が描かれていて日本風。
連結部にも2両で1つの和風な雲。風流。
表示部をよく見ると「和風客車 あすか」って書かれてあるの、実は今日初めて認識しました。
そのまま喫茶店の看板に使えそうなフォントに昭和の残り香。いいなぁ、この感じ。
形式の「マロフ」も麻呂っぽい響きで、強く印象に残っています。
お顔立ちもどことなく麻呂っぽいですしね。
「あすか」展望車を真横から。
まだ少年だった私の心をガッシリつかんだのがこの大きな窓。
昭和時代の名鉄パノラマカーや小田急ロマンスカーに対してもそうですが、大きな展望窓は永遠のあこがれですよ。
たぶん改造前の12系の顔そのままだったら、あすかへの思い入れ度は二段も三段も落ちていたと思います。
パノラミックな大窓が特徴的な中間ハイデッカー車。
デザインは扇子3枚の大盤振る舞い。
一度乗ってみたかったけれど、団体専用列車って気軽に乗れるチャンスがそうそう無いから、結局夢は叶わずじまいに終わりました。
あすかを見られるのは恐らくこの吹田が最後のチャンス。
どうせ廃車にしちゃうんなら、中に乗せて公開してくれても良いじゃ無いのー、と思うものの色々と難しい部分はあるんでしょう。
最後に間近で眺めることができただけでも大満足です。
なぜか模型化に恵まれなかったあすかさん、今度はNゲージ化された姿で会える日に期待。
コメント
なんだ、いらしてたんですね。トワイライトも廃車前なのかくたびれた状態、ヘッドマークもコピーを貼っただけのものではなかったでないでしょうか?個人的には103系の並びはナイスチョイスでしたが、子供がノベルティで貰える笛をピーピー鳴らしまくってとても耳障りでした・・・。(時代劇に出てくる呼子ですよ、あれ)
▼s-moriさん
他の用事を済ませてあわてて閉門一時間前くらいになんとか滑り込みました。
トワイライトはあすかに比べて車体の劣化が目立ったのが、ちょっと残念でしたね。
あの笛の音、あちこちで聞こえていましたが、
ノベルティの景品だからたくさんの子が持ってたんですね。
103系も風前の灯ですね~
(あすかと言ったら、近鉄とあの先輩が頭の中に出てきます。)
▼おけいはんさん
大阪環状線も323系が導入されたら
いよいよカウントダウンが始まりますね。
JR西日本発足直後は、いっぱい国鉄型から改造車作ったり、直通運転したりしてましたよね・・・
当時は学生でしたが、「カネないんやろけど、がんばってはるなぁ」って思ってました。
「あすか」は展望室とか扇のデザインとか斬新で、「やっぱり国鉄時代とは違う!」っていうインパクトがありました。今ならまだ現車が残ってるので、ぜひNゲージで製品化してほしいですね。あと現車はないけど「ムーンライト九州」も。
最近では・・・車両に扇描いたり、各線から嵐山へ直通列車走らせたりって、当時のJR西日本みたいなことを阪急がやってますね。(^^;)
▼ゆきまるさん
全国で多発するジョイフルトレインや
地方近郊車の派手なカラーリングを見て、
国鉄からJRへの時代の移り変わりを感じましたね。
ムーンライト九州の14系も欲しいですね。
あすかと同じくあのパノラマ窓はやっぱりロマンです。
>最近では・・・車両に扇描いたり、各線から嵐山へ直通列車走らせたり
私もあすかを見ながら同じこと考えてました(笑)
こんにちは。
吹田は、機関区の撮影会があった頃はよく行ってましたが、もう長く行ってませんね。
で、当日は、千代田と五位堂のハシゴしてました。
五位堂は、なかなかマニアックな感じの車輌で揃えてました。
▼DD51さん
>五位堂は、なかなかマニアックな感じの車輌で揃えてました。
気になったので検索してみたら、
鮮魚列車と事業用車両たちの並び!
時間が許せば五位堂にも行ってみたかったです。