先日のATCでの先行販売で「鉄道コレクション大阪市交通局66系(登場時)」を入手!
どちらかといえば60系好きな昭和の神戸線ユーザーとしては買おうかどうか迷っていましたが、66系もいざ手元にやって来ると思いのほか満足度が高い一品。
阪急電車と並べただけで「京都線感」をたまらなく引き締めてくれるこの名脇役め!
脇役? いやいや、今回は間違いなく主役。そんな存在感たっぷりな大阪市交 堺筋線66系鉄コレをザッと見ていってみましょう。
パッケージ
パッケージはフラップ無しのシンプルな構造。
箱窓からのぞくシルバー塗装のキラキラ感がまぶしい!
内容物は、車両2両(先頭+中間)、シール、交換用屋根パーツ、無線アンテナ。
いつも通り動力用の台車枠はありません。
車両の通しナンバーは、先頭車がK284、中間車がK285でした。
外観:ナナメビュー
ゆるい「く」の字形の先頭部、窓周りのブラックフェイス、66系の特徴的な顔周りもしっかり再現されていて好印象。VVVFマークもステキ。
この角度から側面を見ると、車体とドアとでシルバーの色味を変えているのも良く分かります。
塗装面は細かいトコを拡大して突っ込めば粗はありますが、いつもの鉄コレ品質の範疇。個人的には許容範囲です。
ただ、ラインカラーの茶色はもうちょっと濃くても良いかなと感じました。
外観:サイドビュー
真横からのショット。先頭車。
阪急ライクな窓割りが特徴的な堺筋線車両。
中間車。
大阪市営地下鉄は側面や窓に踊る多量の広告ステッカーも特徴のひとつなので、それが無いとかなりスッキリした印象。でも、そこを再現するかどうかは未定。
デフォルトだと連結間隔は広めですが、以前ご紹介した連結器短縮方法で片側のアーノルドカプラーを詰めれば良い具合になりそうです。
https://blog.hirara.net/tc-coupler-shorten1/
外観:妻面ビュー
左から先頭車、中間車、中間車(逆側)。
窓は貫通扉も含めて透明パーツが入っています。タテに流れる何本もの凸ライン(ビード)がステキ。
中間車用の交換屋根パーツが付属
事業者限定鉄コレではおなじみの交換屋根パーツ。
66系にも中間車用のパンタ無し屋根が付属するので、フル編成にしたい人も安心。床下、妻面については(略)
クーラーは阪急の使い回し…ではなく新規!
屋根を眺めてちょっと感動したのがクーラー。
てっきり鉄コレ阪急でよく使われてるパーツ(左)と同じものかと思いきや、上部にメッシュが付いた新形状!
さらに取っ手の自己主張もちょっぴり強くなってます。
阪急では京とれいんに至るまでずっと上部ファン剥き出しのクーラーだったので、ひそかにメッシュ付きを望んでいたんですよ。きっと次回阪急鉄コレからはこのメッシュ付きが使われるにちがいない。いや、そうであって欲しい。
その前に66系のクーラーも阪急5100系のようにスミ入れしてやりたい。
https://blog.hirara.net/tc-hankyu-cooler/
2本の無線アンテナが付属
無線アンテナパーツが2本分付属しますが、いつものように予備ではなく堺筋線は2本とも使います。
屋根ウラから1mmピンバイスでぐりぐり穴を開けて、2本の無線アンテナをプスッと。
ややゆるめだったので接着剤(Gクリア)を少量付けて固定。
ボディ側に切り欠きがあって屋根を外さなくても穴を開けられる親切仕様にちょっと驚きましたが、ぐりぐりやってるうちに屋根が外れたので、結局あまり意味が無かったのが切ない。
とはいえ、中にはアンテナ取り付けがヒジョーに面倒な車両もあるので(京阪600形とか)、こういった親切チャレンジは是非これからも取り入れて欲しいです。
シャーシ着脱は固め
窓が取り外しづらい鉄コレは数多く見てきましたが、シャーシが外れにくい鉄コレはこれが初めて。
66系のボディ側面は、いつもの鉄コレより真ん中に向かって弓なりに凹んでいるので、ガッチリシャーシをつかむ構造になっています。
このおかげでエラく外しづらく、また戻しづらい。
何度も床下機器をポロポロこぼしましたよ。
私が購入したものがたまたまハズレなのかもしれませんが、2箱4両試してすべてこの調子なので、他の多くの個体もそうなってる可能性があります。ここはちょっと残念でした。
※シャーシとくっついてるときはボディ側面のたわみは無く真っ直ぐです。
付属シール
車番は1号編成(66601F)から5号編成(66605F)まで、それぞれ6両編成分。
行き先方向幕(一部種別)は、茨木市・淡路・正雀・高槻市・北千里・動物園前・天下茶屋・天神橋筋六・相川・回送・試運転・臨時の12種類。
なにか違和感あるな、と思ったら現行の「普通|高槻市」のようにまだ「普通」が入って無かったからですね。記憶の喪失ってコワイ。
いつもなら車番は別売のインレタを調達する私ですが、66系の場合、車番自体が小さい上、帯やビードの間に挟まれることでシールの境界が目立ちにくくなるので、ひさびさに付属シールを採用するつもりです。最大でも6両編成にとどめる予定なので番号が8両分なくてもOK。
前面窓の内側に方向幕を貼れる
前面窓は内側から指で押せば、けっこうカンタンにポロッと丸ごと外れます。
ボディ側の方向幕の位置に凹みがあるので、ここにシールを貼れるナイスな仕様!
行き先がガラスの向こうに見えて実感的。
ただ、鉄コレ付属のシールは白の隠蔽力が弱く、下地のブラックに負けるので、特に白地の「臨時」が弱くなるのが惜しい(左)。自作するなりサードパーティー製シール等で対処したほうが良さそうです。
【追記2016/3/18】ステッカーの白地を目立たせる対策法を別記事に書きました
https://blog.hirara.net/tc-sakaisuji66-headlight/
そうそう、私の買ってきた先頭車の1つの前窓がやけに緩くてカポカポ外れたのですが、よく見るとツメが1カ所折れてた!
…ってなハズレを引いちゃいましたが、このおかげで顔いじりが捗ったのでプラマイゼロで。VVVFのウラあたりを両面テープで固定すればよし。
あ、上の写真に戻りますがヘッドライトはこんな構造(ボディ側が黒部分でふさがれている)なので、点灯化したい方は少々手こずりそうです。
ちなみに下側のライトパーツ(標識灯+尾灯)はこんな構造になっています。
更新前の姿が好みなら買い
最近の鉄コレの販売パターンを見ていると、66系も数年後には一般流通で出てくる可能性は十分考えられます。
が、中央線20系のように2度目は違う形態で出すのがトミーテックさんのポリシーのようなので、出るとしても恐らくは更新後の姿。
スマートな更新後も嫌いじゃないですが、まだ晩年の60系と同居していたこともある更新前の66系が好みの者としては、「登場時としての販売はもう無いかも?」と感じたので今回ちょっぴりムリをして買いに走りました。やっぱり先頭車が余るパッケージングで2両3,000円は正直お高いですもんね。
それでも先行で3箱買って手に取って見たら、「ムフゥ、6両編成再現のために一般販売でもう一箱増備しちゃおうか?」ってくらいに気に入ってしまった私の完全敗北。※ホントに買うかは絶賛脳内協議中
でも将来、ボディはそのまま&クーラーだけ更新された姿で一般流通!なんてされた日には泣いちゃいますけどね(笑)
https://blog.hirara.net/sakaisuji-60-66-history/
https://blog.hirara.net/tc-weight/
コメント
3月19日(土)に万博にて無事に手に入れました。ゲート前で列指定を行ったおかげで争奪戦にはならずスムーズに販売会場まで行けました。開場から購入まで35分程かかりましたが、私が並んで待っている間に当日分の整理券は配布が終わっていました。
大市交の人気は泉北・叡電以上に差が開いていましたね。翌日もこんな感じで即完売
だったのでしょうか?来月の一般発売も即完売に思えそうですね。
出来は満足です、特に先頭車のクリアパーツ部分の前面の出来はいいですね。
待って購入出来たので良かったです。
▼TC:22615さん
万博参戦お疲れ様でした。
今年は開場前から行列整理があった等、
年を重ねて運営側もこなれてきた感がありますね。
ネットを見やると二日目も66系は早い内に完売したらしいですが、
この調子だと4月の一般販売でもまったり買える雰囲気では
なさそうで、今からビクついております(^_^;