前回の組立て編に続いて、Bトレインショーティー「大井川鐵道きかんしゃトーマス号」完成レビュー編いってみたいと思います。
オレンジ色の客車
まずは客車をザッとご紹介。3両セットに付いてくる客車は2両。
こちらはスハフ42側。
もう一方のオハ47側から。
ブログの写真だと質感は伝わりづらいかもしれませんが、塗装はマットなオレンジでおもちゃ感は薄く、実際手に取ってみると意外と落ち着いている印象を受けました。
Bトレの旧客(茶色、青色)の質感のまま、明るいオレンジ色になった感覚です。
実際の大井川鐵道のC11がトーマス化されたのはかなり驚きましたが、SLだけでなく客車も原作どおりオレンジ色に塗り替えたのを見て並々ならぬ気合いを感じたのが記憶に新しいです。
ご尊顔
トーマスといえばやはり顔!特徴的なご尊顔も見事に再現!
若干ほうれい線が深いかな、と思って実車の写真と見比べてみたら実車も(原作も)似たような感じだったので納得。
拡大写真だとエントツのすき間がちょっと目立ちますが、肉眼で見ると気にならないレベル。
良く再現されたこのお顔、けっこう凹凸がしっかりしてるので…
下から光りを当てるとホラーな雰囲気に!
SLをぐるっと紹介
とにかく出来は良いです。左側面。
塗装の乱れもほぼ無く、塗り分けも比較的キレイです。
右側面。
今にも動き出しそうなのに、つくづく車輪が回らないのがもったいない!
ディスプレイ専用に割り切ってるからこそ、比較的安価にディティール再現できたんだとは思いますけども。
ななめ後方から。
ベースカラーの青色を含めて全体的にマット寄りの落ち着いた塗装。
安っぽいイメージも無く、各種モールドがしっかり再現されているので重厚感すら漂ってきます。
真上から。
金色箇所がハミ出しなく塗られているので別パーツのようなリッチさ。石炭モールドが繰り返しパターン化されてるのがちょっと惜しいけど、そうそう凝視する箇所でもないのでこれはこれで。
まとめ
短くデフォルメされたことで、実車のC11よりもさらにトーマス感が増した感のあるBトレ版大井川トーマス。
トミックスが製品化しているNゲージトーマスはほぼ原作どおりのカタチなのに、Bトレ版も本来のトーマスっぽく見えてしまうから不思議。
再現度の高さもさることながら、パーツ構成はかなり多いのに(組立て編を参照)、分割センスがうまいため、組み立て後のBトレにありがちな「この分割線さえ目立たなければ…」がほとんど無い仕上がりなのも素晴らしい。
機関車側のパーツはめ込みがやや固いのと、動力化できないのが難点ですが、そこを乗り越えられるならオススメ。個人的にも満足度は高いです。
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