阪急電車の8000系30周年記念列車でふと思い出したのが、とある古いゲームに登場する阪急風味あふれる電車たち。
非鉄ゲーマーならあまり印象に残らないかもしれませんが、関西圏の鉄オタゲーマーならば、ひと目見ただけで記憶にガシッ!と残るはず。
そんな2本、ネオジオの「痛快ガンガン行進曲」「バーニングファイト」から、阪急っぽい電車のシーンをピックアップ。
※いずれもNintendo SwitchのアケアカNEOGEOより
痛快ガンガン行進曲
痛快ガンガン行進曲(1994年 ADK制作)
ジャンルは2D格闘アクションゲーム。
スト2・餓狼系列とはかなり毛色が変わったシステム搭載の格ゲーですが、その辺りはザックリ割愛して、いきなり阪急風味なステージを。
阪急風味な電車の姿を2編成確認!
わずかに見える車番から、左は3000系列っぽく、右奥は8000系列っぽい雰囲気。
右奥は「83…」のように見えるので、モチーフは京都線か。
どこかの駅の線路内に侵入してタイマンバトルをおっぱじめるという何ともぶっ飛んだ設定。
ギャラリーも満載で白い制服着たチョビひげの駅員さんもオロオロうろたえてます。いや、警察呼ぼう!
さらに画面左のほうへ行ってみると、
別の阪急8000系っぽい電車がいる!
この左端の8000系っぽい電車だけ、奥から走ってきて停車、しばらくするとまた奥へ走り去るという演出付き。(なぜか運転士も応援してくれる)
下部ライトが丸かったり、ジャンパー栓や不思議なヘッドマークにニセモノ感はあるものの、飾り帯も付いているのはまさしく8000系登場時の姿。
ニセモノ感を差し引いても、1994年のゲームとしてはなかなかの再現度。
後になって、このゲームを開発したADKは埼玉県の会社だったことを知り驚きました。(大阪・江坂のSNKならまだしも)
関西出身の背景デザイナーが担当されたのか、はたまた鉄分の濃い開発者がいらっしゃったのか、どうなんでしょう。
ちなみに、オレンジ色の学ラン学生(草薙条)を選ぶと、いきなり阪急風ステージで遊べます。
ここ以外の他のステージは、
こんな感じ。格闘ゲームとしてわりとよくある感じです。
フィールドは左右だけでなく、ファイナルファイトのように上下左右を自由に動き回れるので、スト2等のメジャー格ゲーとは異なる独特な操作感覚があります。
バーニングファイト
続いてはこちら。
バーニングファイト(1991年 SNK制作)
ジャンルは、カプコンの「ファイナルファイト」に代表される、ベルトスクロールアクションゲーム。
迫り来る複数の敵をなぎ倒し、右へぐんぐんスクロールして進んでいくアレです。
そんなバーニングファイトから阪急風味なステージを。
これは動く歩道…いや、大阪梅田のムービングウォークか!
まさにベルトスクロール!
ムービングウォークを降りたら、きっぷ売り場。
極妻と手下2人が中ボスとして待ち構えていたので、片付けてやりましょう。
倒したら自動改札をくぐり抜けて、いよいよ電車へ。
平面な券売機、オレンジ色の自動改札が懐かしい。頭上の×○マークは今も健在。
お待ちかね、阪急っぽい電車の登場!
車番は「330」。最後の一桁がカゲに隠れてるとしたら3300系?
顔がやたら平面的なので、330系ということにしておきましょう。
さぁ、軽やかに乗車。
軽やかすぎて屋根に飛び乗ってしまいました。
奥に見える駅名は梅田駅ならぬ「うみだ(UMIDA)」駅。
次の停車駅は十三駅ではなく「十二」駅。1つ少なくなってます。
奥から2番目の線路ってことは、神戸線の8号線? いや、うみだ駅は線路が9本あるとは限らないか。
屋根は阪急っぽくなく、むしろ大阪市営地下鉄10系のような造り。(今は大阪メトロでしたね)
出発進行!
どうやら、うみだ駅は地下ホームっぽいです。
地下鉄なのかと思いきや、しばらく走るとすぐに地上へ。
屋根上ではもちろんバトル!
屋根をあえて大阪市交10系っぽくしたのは、戦いやすいよう開発者の配慮だったのかも。
クーラーやパンタグラフ・架線があるだけで制作も処理も手間が… 命に関わりますもんね!
このゲームを開発したSNKは江坂の会社だったので、大阪市営地下鉄10系の屋根上ならすぐに見に行けたでしょう。
Switchやネオジオミニ等で遊べる
「痛快ガンガン行進曲」「バーニングファイト」は、Switch・PS4等で展開している「アケアカNEOGEO」シリーズとして配信中(1本823円~)。
また、2018年に発売されたNEOGEO miniにも収録されているので、今でもわりと気軽に遊ぶことが出来ます。
今回はこの2本だけでしたが、探せばまだありそうな気はするので今後の巡り会いに期待!
コメント
バーニングファイト、運賃表がモロ阪急と連絡会社線ですね・・・
▼ゆきまるさん
確かに。そこに注目されるとはさすがです(笑)