2017年10月7日(土)発売の鉄道コレクション阪急電鉄7000系(原形)を購入しました。
もう事業者限定鉄コレも値段がずいぶん上がってきて、そろそろこのチキンレースから降りたい気持ちも正直あったり無かったりなのです。
が、70~80年代からの神戸本線ユーザーとしては7000系顔の電車は…いや、Hマークの付く電車は外せない本命!
くぅ~、来年京都線だったら一回休ませて!とばかりに思い切って8両貫通編成分(6箱)ゲット。もう京阪や南海は買えないぜ…。
買ったのは西宮北口駅。朝6時前に着いたら行列は改札内外合わせて10人ほど。
予想に反して少ない人に拍子抜けしてしまいましたが、そういえば西北にこんなに早くから並ぶのは久しぶり。こんなものなのかも?
んー、でも三宮駅ジオラマのときはもっと並んでたぞ。ちなみに西北での制限個数は一人各6個まででした。
その後のネットで状況をチェックすると神戸三宮では早々に完売。鉄道甲子園(ネット通販)も開始6分ほどで完売。発売翌日には塚口、夙川等でも完売報告を見ましたが、まだ残ってるところには残ってる感じですね。
では、早速ザッとレビューしていってみますよ!
パッケージ
パッケージ表イラストの7000系(一番上の写真)は横幅が広めで7300系っぽく見えますが、フラップをペラっとめくってみるとそこにいたのは確かに7000系。
例年ミッチリ詰まってる解説文。7000系はすごく短くて余白も気になりましたが、鉄コレの出来を左右する部分では無いので良しとしましょう。
下には窓ごしに見える7000系2両(先頭+中間)とご対面。
パッケージ裏面はシール貼り付け位置の説明。
動力ユニットはおなじみTM-12R(19m級A)が指定されています。うちのストックまだあったかしら。
付属パーツは、
交換用屋根パーツ2個(先頭用、中間用)と、無線アンテナ2個。
そして注目の連結器中間体箱パーツが2個付いて来ます。
台車枠は付属しませんが、動力ユニットTM-12Rに同梱されているFS-369でOK。
原形の台車は青みがかったグレー色なので、旧製品(TM-12)付属のほうが好ましいんですが、初期の頃から阪急鉄コレを集めてる人ならきっと在庫ストックしてますよね。(と書きつつも不安になってきたので後で調べ直そう)
付属シールは次のとおり。
車番シールは3種類。7000F、7002Fの8両編成分と7001Fデビュー時の6両編成分。
種別シールは4種類。特急、急行、準急、普通。(急行は黒字に黄色)
行き先シールは5種類。宝塚、梅田、三宮、須磨浦公園、池田。
さらに、ポートピア’81やブレーブスのヘッドマーク、Hマーク、社章(新旧2種)が収録されています。
欲を言えば、行き先に高速神戸や新開地が欲しかった!(池田をジロっと見ながら)
そこらはプリンタで自作するか過去のBトレシールを漁ってみましょう。車番は松本商事製のインレタを使う予定です。
外観ビュー
では、お待ちかねの外観ビュー。
ホッソリしたプロポーション!これぞ神宝線スタイル!
GM製品を持っていないので直接比較できないのが無念ですが、参考比較として昨年の鉄コレ5300系と並べてみました。
5300系と比べて、7000系のホッソリ感。
左右の窓のタテヨコ比率、標識等まわりのスペースを見れば、顔のタテ長感が分かるはず!
昨年の5300系からの仕様変更でヘッドライトが大きく見える点は気になっていましたが、7000系は(ヘッドライトの)枠部分の彫りが深くなっているので、こうして角度を付けてみると意外と気にならなくなるのは嬉しい誤算。
再び5300系を連れてきて、ヘッドライト部を比べてみます。
5300系よりやや奥まっているのが分かると思います。地味ながらもこういう改良はありがたい。
レールファン阪急で公開されたサンプル写真で、台車や屋根の色味がすごく青いのが気に掛かっていましたが、現物を手に取るとそこまで青青していないので安心しました。良い感じに青みがかった灰色です。
昭和生まれの阪急電車は車番が入らないと顔の締まりに欠けるので、早いところナンバーインレタを入れてあげたいところ。そして栄光のHマークも!
サイドビュー
続いて真横からのショット。
同じ車両も左右両方載せています(床下機器の差異の確認用に)。
先頭車(右サイド)。
小窓が開けられていない時代の先頭車が大好物な身としては、これを眺めてるだけで幸せな気分にひたれます。もちろん光に照らしてみても小窓を埋めた痕跡なんてありませんよ!
最近、買った鉄コレは個体差によるハズレ品を引くことが多かったですが(サンパチ、神戸市交1000形等)、6箱買った阪急7000系はどれも比較的良好だったのは幸い。
妻面ビュー
妻面です。
まだ窓が小さかった時代、薄めなクリーム色の扉も再現。
ちなみにこの扉、窓パーツと一体化しているので、リニューアル車のタテ長窓を移植することも可能だと思われます。
先頭車は配管あり、中間車は配管なし、しか選べないのは2両セットという構成の限界ですね。
配管を付け足す技術力は持ち合わせていないので、中間パンタ車はそのまま目をつむりますが、先頭非パンタ車の配管を削るかどうかは思案のしどころ。
屋根上ビュー
屋根パーツ交換で4バリエーションの車両を実現できるのもすっかり当たり前になりました。
試しに過去製品の屋根が使えないかと、6330形の屋根を当ててみましたが、
幅の違い(6330のほうが幅広)でハマりませんでした。
根気よく左右を削れば強引に収めることはできるかもしれません。
ただ、ボディと屋根を接続するツメの構造が7000系ではまた新たな仕様になったので、過去のどの屋根も手軽にポン付け出来なさそうです。(ツメを折って接着すれば可能かもレベル)
7000系原形に付けたい屋根といえばクーラーの詰まった屋根なので、別途リニューアル車を買えば交換できそうです。が、そのためだけに3500円の出費は痛すぎるのでどなたか屋根だけオークションに出品してくれないかしら。(余る先頭2両を増結用の7000系にできれば)
連結器中間体箱は過去の鉄コレにも使える
今回注目のお品がコチラ。
連結器中間体箱パーツ。(左端)
ランナーからニッパーでパチンと切り離して、
ボディを外してスカートのツメを外して(取り付ける側だけで良い)そぉーっと収めて、再びスカートのツメを戻すだけでカンタン装着。(向きは写真参照)
使用例。
7000系だけの特殊仕様かと思いきや、過去製品の鉄コレ6330形にも同じようにカンタンに付けることができました。これは嬉しいポイント。
といっても、スカート付きの鉄コレ昭和阪急車はまだこれくらいしか無いんですけどね。
謎の曲線エラーを確認
これは見つけたく無かった。
しかし見つけてしまった以上、触れないわけにはいかない…!
正面の貫通扉、幌枠上部すぐ下の段差部分(黄色い線のすぐ上にご注目)。
本来は真横にピシッ!と一直線になるラインですが、鉄コレ7000系では両端がなぜかカーブを描いてしまっています。
これまで発売された2000系以降の鉄コレをザッと確認しましたがどれもちゃんとピシッ!としていただけに、なぜここへ来て曲がってしまったのか。イラストも真っ直ぐなのに。
普通に模型を遊ぶ距離感なら影になる部分なので、そうそう目立たないんですが、ひとたび知ってしまうと「あぁ…」と残念な気持ちになってしまいますね。うーん、これは知りとうなかった…!
もし来年度以降6000/7000系列の派生車が出たり、万が一(確率的には億に一?)オープンパッケージ化されるときはぜひ修正して欲しい部分筆頭です。
何に仕立てるか
阪急の鉄コレは個人的には買ったままでは未完成であり”素体”なイメージ。
ここから車番を入れてツヤ塗装してあげることで、ようやく命が吹き込まれることを、1010系や5100系等の作業で実感しました。
普段から工作慣れしていない者としては、その作業工程を考えるとフラっと目まいがしそうですが、せっかく高い金額を払って手にしたモノだけに、頑張って自分好みの完成品に仕立てたい!
(そう、もう近年の事業者限定鉄コレの値段はシャレになりませんよ。よく付いていってるなーと我ながら呆れつつも感心しますよ!)
さて、この7000系原形を何に仕立てるか。
2200系にしよう!
子供の頃、神戸線で7000系顔の電車を見て「Hマーク付きの新車だ!カッコイイ!」と興奮した記憶をたどると、出会って一番嬉しかった番号は「2250」だったんですよね。1本しかないレア感と、2000台と若い番号なのに見た目は新型というギャップ萌え。
松本商事のインレタに2200系がズバリ入ってるのを見て心は固まりました。さらにフンパツしてレイルロードの車両アルバム2200系も購入して自分を追い込むZE!
原形6箱入手したので、デビュー時の8両編成に仕立てる予定です。
しかし最後の工作からややブランクがあるので、過去の積み鉄コレでカンを取り戻してから勝負!
…って、完成はいつになりますやら(^_^;
コメント
大昔、キハ181のはまかぜで近くの席でしたとコメントさせて頂いた者です。笑
阪急の鉄コレ、6330系の増結も含め全部欠かさず買ってきました。実は今、仕事で海外に住んでいるのですが、今回は子供に手当てを払って三宮で買ってきてもらいました。ただ全部開封もせず積んでるだけなんです。でもここまで買いづつけるともうやめられません。財布に堪えるし、嫁に馬鹿にされるし大変なんですが。しかしいつP6出してくれるんでしょうか?
▼ゆうさん
はまかぜの方!
ご無沙汰です、まさか後ろにいらっしゃったという
あの時の衝撃は今でも忘れられません(笑)
日本を離れられていても鉄コレ阪急を買い続ける熱意が素晴らしいです。
6330増結はあんなにすぐ無くなるとは思わず迂闊の敗北でした(^_^;
はじめまして。
私も、朝5時45分頃に西宮北口駅に到着し、改札内で並んでおりました。原型4箱ゲットです。松本商事のインレタを使用して、6000系に化かす?予定です。グリーンマックスの6000系3連セットを持ち合わせているので、車番をあえてグリーンマックスと被る同じ6020+6010の8連にすべきか、その他にすべきか、悩みどころです。
▼アフロ波平さん
はじめまして。
おお、あの場にいらっしゃったんですね。私は改札外でした。
どの編成にするか悩んだり資料集めしてる時も楽しいんですよね。
「阪急鉄コレ」ゲットおめでとうございます。私も雨降る中、西宮北口で買ったけど、朝六時半時点で誰も並んでなかったので、売れてないのかなと思いきや、さすが「阪急鉄コレ」、よく売れる。(いやぁ、「阪神鉄コレ」も、良いんだけどね。)しかしまぁ、値段だけ見ると、もうここらへんで落ち着いてもらわないと、私の財布が持たないぞ。と、思うことしきり。それはさておき、予算の都合上、四箱しか買えなかったので、6000系にしようかなぁ…。と、思う次第。(阪神と並べる都合上、どーしても六両編成てことになるのでねぇ。はぁ…。)
▼くり金時さん
雨は、6時前はまだ降ってなかったんですが、
買って帰ろうかという時に降り出しましたね。
いつも自分の雨男パワーを呪ってます(笑)
4箱なら2+6で6000系が最適ですね。
ここ10年の鉄コレ阪急の価格推移を見てると、来年は値上げのターンなので
今から戦々恐々としてます。せめてお値段据え置きで…と祈ってます。
管理人様、こんにちは。そして、入手おめでとうございます。
当方も約5年振りに現地購入しに神戸三宮迄行ってきました。当方も原形8両分(4箱)購入。
昨日とりあえず、山陽乗り入れ仕様の6+2の8両に組成しました。編成車番やり繰りして7000系にしたいと思っています。
只、6000系は、機器は5100系と共通なのでそこを換えたら何とかなるでしょうが経済的では無いと商品現物確認で思いました。
▼播・備鉄道さん
お互い無事入手できて何よりです。
床下は始めてから付いてるものの時点で既に実物そっくりではないので、
ある程度妥協して、実車写真を見ながら雰囲気それっぽく組み替えてます。
おめでとうございます。私はリニューアル車を購入したのですが、原型もそうなのかもしれませんが、窓パーツ、屋根パーツの取り付けが阪急の鉄コレでは見たことないかたちです。従来、側面窓パーツ+妻面窓パーツだったのですが、リニューアル車は、窓パーツと妻面ドアパーツが一体化していて5100系よりも窓+妻面ドアパーツが取りにくくなっています。窓枠の銀色に関しては5300系より向上しているのですが側面アイボリーはひどいですね・・私は運悪く不良品を引いてしまったようで、窓枠銀色、アイボリーがあきらかに塗れてないやつでしたが、駅で交換してもらいました。京都線ではほとんどの駅でリニューアル、原型共に在庫○です。
▼yuuyuuさん
屋根も窓も今までと構造を変えてきてますね。
まだ分解はしていませんが、ネットのあちこちで外しづらいと見るので、
またあの窓が割れるかもしれない恐怖と戦う作業を…と今からビクビクしてます(笑)
アイボリーの塗装のまずさもネットで何度か目にしました。
他の複雑な塗装の電車とちがって、2色しか無いのだから
素人目にはカンタンそうに思えるんですけど不思議ですね。
ゲットおめでとうございます。
阪急の地元は、売り場が分散していることもあり、平和的に買えたといえそうですね?!
日比谷は雨にもかかわらず、8時前に到着したときは、阪急グループには200人近い列が出来ていたのではないかと思います。本命は能勢電、Webページにある手軽に4両編成を2種類つくれるようAセットを1箱、Bセットを3箱、阪神はとりあえず、幕なし2箱を買いました。阪急、北急は購入せずです。ボクは買いませんでしたが、阪急は11時半位にはカウント券がなくなっていたようで、1日目の分はどうやら完売のようです。やはり人気は一番かな?!
京阪は12時近くなってもまだ鉄コレも含め、グッズを求める大勢の列が出来ていて、阪急を買ってから間に合う感じでした。南海は既に列らしい列はなく、鉄コレもすぐに買える感じでした。会場をさっと見て、1時前には、会場を後にしました。最近は、必要なものをゲットしたら、あれこれ見て回ることなく、撤収です!!見ていると鉄コレ以外のグッズにも散財しそうで…。鉄道シリーズの切手も忘れず購入しました。
そういえば、鉄コレ叡山電鉄のデナもありました。
▼まちゃさん
日比谷の列状況、楽しく読ませていただきました。
阪急・京阪・北急の話題はツイッター等でよく見かけましたが、
能勢・阪神・南海はあまり無いくて寂しさを感じてました(^_^;
能勢電鉄は公式ページで編成例が解説されてるのがありがたいですよね。
阪神は私も購入予定ですが板車と幕車で揺れている最中です。
私は3年連続で阪急鉄道コレクションを買いに行きました。毎年、三ノ宮駅で買うのですが、去年の5300系よりも並んでいる人はかなり少なかったですよ。
ただ、原形は大人気で発売開始から1時間ぐらいで残り20ぐらいと駅員の方が並んでいる人に言ってました。でも、早くに並んで買った者勝ちなので私も早くに買っておいてよかったです。
▼村田さん
列はやはり5300系よりも少なめでしたか。
フタを開けてみるまでどう転ぶか分からないので
早く並ぶにこしたことはありませんね。
いつも拝見しています。以前福袋の件で書き込みさせて頂きました。 阪急だけは一度も逃さず買い続けていますが、そろそろ金額的につらくなってきました。 今回は6箱×2で12箱購入です。 こちらのサイトで発売スケジュールを把握させて頂き助かっています。
▼ひろぬさん
合計12箱も大したもんですよ!
でもたしかに合計額は計算したくないですね(^_^;
来年はせめてお値段据え置きを望みたいです。欲を言えば値下げを…(笑)
入手おめでとうございます。
今年は雨でしたので初めて北千里まで車で行きました、5時10分到着で2番目で
6時前でも15人位と少なく感じました。
原形・リニューアルと2セットずつ買っていますが2009年の旧1300系の時より
値上がっているので1セットで抑えようかと考えてしまいますが、阪急の魅力
には勝てず2セット買いしてしまいますね。
▼TC:22615さん
おお、北千里のほうが西宮北口よりわずかに多い!
振り返ってみると2009年の1300系は2100円でした。
あの頃の値段のままなら、もっと買い足せるのにって思っちゃいますね。
6箱も買ったのですね…
今回は原型の方が欲しくなりましたが、ここ最近、出費が増えて買えませんでした…
もし買ったら2250F+6025F(1992年〜1995年)の編成を組みたかったですね…
▼特快速 ウッディタウン中央行きさん
世の中には20箱、30箱と買ってる猛者がいるので
私なんてまだまだひよっこです(笑)
6025+2250の6連もドラマたっぷりで良いですよね。