ドット戦争は宇宙人の壮大なカン違い!?映画「ピクセル(PIXEL)」感想


映画「ピクセル(PIXEL)」観てきました。

パックマンやギャラガなどの巨大ドットキャラが街中を大暴れする予告編からツカミは十分。

登場するゲームは1982年のアーケードゲームがメイン。

冒頭の少年時代の主人公が自転車でアメリカの町を疾走するシーンがすごくグーニーズちっくとか、もうターゲット層は歴然ですね。

ナムコのオールドゲームがどストライクな世代としては気になってしょうがない。そんなところに招待券の当選が舞い込んできたのでこれは縁!てことで観てきましたよ、ピクセル。3Dじゃない普通の字幕版で。

ドット戦争は宇宙人の勘違いで始まった?

あらすじをザッと紹介すると

すっごくゲームが上手い主人公が、少年時代(1982年)にとあるゲーセンで開催されたゲーム大会に参加。惜しくも準優勝。そのゲーム大会の映像はタイムカプセルのごとく宇宙へ打ち上げられました(1ゲーセンとは思えないすごい企画だ)。

30年余の年月が経って、その映像を見た宇宙人が「ムムム、これは地球人からの宣戦布告だ!」とカン違いして、ギャラガやパックマン等を模した兵器を造って、地球への攻撃を開始-。ホワイトハウスは大騒ぎ-。

とそんな背景。

宇宙人の怒りの発露方法が「ムムム!」なのは私の脚色です。

日本製ゲームが大活躍すぎてシビれる!

1982年のとあるゲーセンでの光景。

ゲーム大会が開催されるってことで、カベにいろんなメーカーのロゴが踊っていましたが、アメリカのゲーセンなのに、

namco, Konami, TAITO, Nintendo…!!

その多くが日本ロゴで思わず目頭が熱くなりましたよ。

米国メーカーで目に入ったのはATARIくらい。本当にビデオゲームの初期は日本メーカーが引っ張っていたんだなぁ、ってゲームの歴史が映画でもしっかり描かれていてちょっと感動。

劇中メインで扱われるゲームも

  • 「ギャラガ」 namco(日)
  • 「アルカノイド」 TAITO(日)
  • 「センチピード」 ATARI(米)
  • 「パックマン」 namco(日)
  • 「ドンキーコング」 Nintendo(日)

と、4/5が日本製。素晴らしき過去の栄光。

元ゲーマーが世界を救う様がアツイ!

アメリカ映画なので敵軍と戦うのは当然のごとく米軍。

が、主人公が大統領の親友という超VIP設定のおかげで、レトロゲーム(敵軍)に詳しい主人公も招集。

最初は米軍にアドバイスする立場だったのが、あまりの戦績の悪さから自ら銃を手に取りセンチピード軍(主にドラゴン)と戦う主人公。

軍隊よりも生き生きと敵を打ち負かす様は爽快!

しがないおっさんが!

冴えないオタクが!

同じ中年オタク勢としては思わず胸が熱くなるシーンでしたね。

ただ……

ゲーセン筐体での操作と実践の銃を扱うのはすごく勝手が違うと思うし、そう易々と打ち負かせないと思うんだけれども、そこを突っ込むのはヤボか。ヤボですね!

頑張ってゲーセン筐体型コントローラーも開発してくれれば説得力は増しただろうけど、銃を持って軽やかに動き回るアクションじゃないと映画的には華やかさが欠ける、って判断なんだろうなぁ。

パックマンの産みの親も登場!

パックマン開発者、日本の岩谷徹氏も米軍へ招集。

映画制作者がそういうシーン作りたかっただけでしょ!的な雰囲気ムンムンですが、こういうファンサービス的なのすごく好き。

有名なゲーム開発者を目の前にした中年ゲーマーの皆さんが、緊張しつつ挨拶する様子がすごくらしくて微笑ましかったです。

私も岩谷徹氏のことはあまり知識がなく、特にどんな顔だったか記憶になかったので、岩谷さんが出るシーンではずっと「ホンモノ?ホンモノ?」の言葉が頭をぐるぐるしてました。

それぐらい、開発者っぽい顔立ちだったのですが、後で調べたところ日系俳優のデニス・アキヤマ氏が演じていたとのこと。

が、ガジェット通信の記事によると、ちょい役(ゲームセンターの修理工)で出演されてるそうな!まんまと見逃したよ!これから観られる方は是非チェック。たぶん開始10~15分くらいのゲーセンのシーンだと思います。

次回作があれば、宮本茂氏(マリオの産みの親)で同じことやって欲しいなぁ。

ドット絵のエンディングも良い

これは観てのお楽しみですが、ドット絵で構成されたエンディングムービーもなかなか素敵。

キャスト名を見たくても思わずドットアニメを見てしまうこと必至。

もう一度じっくり見たいけど地上波放送だとほぼカットされちゃうだろうなぁ…。

エンディングも含めて気になるのは、8ドットフォントや敵を倒したら100や200等の得点が出たり、せっかく8ビットな世界観が出来ているのに、音楽にピコピコ感が薄い点。せめてエンディングくらいはゲームアレンジっぽい音源を使ってもバチは当たらなかったと思うだけに惜しい。

パックマンの産みの親を連れてくるとか頑張ってるのに、もっともっとゲームファンに媚びても良かったと思います。

パックマン世代なら観て損はない

映画の概要を一言でまとめたら、

ハリウッドお得意の、宇宙からきたエイリアンをやっつける勧善懲悪もの。

もちろん恋愛要素もあるしB級寄り。

敵方の宇宙人も律儀なのか怒りっぽいのか結局正体不明だったり、1982年にあんなギャルゲーあるかなぁとか、「それがチート? むしろこっちの方がチートじゃね?」的なスッキリしない場面はあったものの、パックマンやドンキーコングなどの巨大ドットキャラが暴れまくる映像がお目当てだった私はけっこう楽しめました。

細かいことは気にせず観るべし!なタイプの映画ですね。

次回作があるとしたら、是非スーパーマリオあたりが出てくる1985年頃のゲーム映像を宇宙に飛ばして欲しい。

いや、戦争ばかりも味気ない? じゃあ平和的なゲーム…たとえば、ときめきメモリアルの映像とか飛ばしたらどんな展開が待っているのか。アレも爆弾ゲーだからある種戦争になるか!

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