クーラー否定派な昭和ジジイが、ねこを襲う猛暑に心を曲げて毎日クーラーを付け始めた

暑いです。

溶けそうです。

連日ニュースで 39度だの 40度だのを目にする異常時代。

昭和産ジジイの私自身は、暑くてもガマンしちゃう性分なので、去年までは暑い日でもクーラーはそこそこでした。

が、体温を超える猛暑日がこれほど続くこの状態にはさすがに危機感を覚えて、今年は連日フル稼働しています。

自分自身のため…ではなくて、

ねこのために。

わが家の2匹のねこは 13歳と12歳なので、（動きはまだ若く見えても）さすがに老人対応をせねばならんだろうと。

（人間の）老人が家で亡くなってるニュースが他人事では無く思えてくるし、その影にはニュースで報道されることの無いペットの熱中症案件も多くあるに違いないだろうと…。

ギンギンに冷えるのはキライなので（主にケミィ13歳が）、ドライ28～29度程度の設定ですが、これでも十分落ち着いた室温になってくれます。

（少しでも湿気が取れるのがありがたい）

とはいえ、ケミィはこれでもエアコンの無い部屋に逃げたがるのが困りモノ。昭和のジジイか！

一方、山田12歳はエアコン直下へ直行便！

うん、キミは純粋な平成産だよ。

体に染み込む”かつての常識”

昭和ジジイ、平成産といえば…。

昭和世代の
「わしらが子供の頃はクーラーなんて無くても過ごせた！」

それに対する
「この殺人的な猛暑下ではクーラーはもはや命綱ですよ！」の反論。

ここ最近ツイッターでその手の議論をしばしば目にします。

（反論は平成産というより”常識人”とした方が良いですね）

私はどちらかと言えば昭和世代派な考え方でした。

これはもう理屈どうこうより、体の奥底までベットリ染みついた教育・しつけの結果なんだと思います。

• 暑いからって水たくさん飲むな。バテるで
• クーラーの部屋ずっとおるな。バテるで
• クーラー電気代高いからあまり付けるな
• 扇風機の風も浴びすぎアカン。バテるで
• 暑くても外へ元気に遊びにいけよ
• なによりクーラーはゼイタク品
• 学校はクーラー無しが当たり前
• 電車もクーラー無しがゴロゴロいた

etc…

今の猛暑時代からすれば信じられないですが、1980年頃は常識でした。

そういう言いつけや環境に長年浸かってしまうと、三つ子の魂百までじゃないですが、人間の思考ってなかなか変えられないんですよね、悲しいことに。

アラフォー世代（70年代産）の私でさえクーラー否定派な一面があるのに、それより世代が上になればなるほどクーラーに対してネガティブな感覚（≒クーラー無くても平気）はもっと大きいはず。

“かつての常識”を捨て去ることが難しいのは、私自身も身をもって体験中。

そこを少しでも崩すことができたのは、”高齢のねこ”という守るべきモノと一緒に暮らしているおかげです。

2匹とも、ためらわずクーラー付けるから少しでも長生きしておくれ。
　

※今日の体重: ケミィ4.2kg(↑) 山田3.4kg(→)