「あ、安部礼司」は毎週日曜17時からTOKYO FM系列で放送されているラジオドラマ。
正式名称は「NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~」だけど長いのでここでは安部礼司で。
大日本ジェネラルという会社で繰り広げられる昭和生まれのサラリーマンたちのドタバタ日常を描いた一話完結のコメディ。世代が近いこともあるし、登場人物のキャラが立ってて(特に刈谷勇が濃い)面白いのですっかり毎週の楽しみになってます。
10年間放送の長寿ラジオドラマ
安部礼司は去年で10年目を迎え、今年の4月から11年目(シーズン11)の放送続投も決定。日本でこれだけ長く続いたラジオドラマって他にあるんだろうか。
ラジオドラマといえばNHK-FMの青春アドベンチャーが有名ですが、アチラは1~2週間ごとで他の物語に入れ替わるので、単一タイトルで10年間も続くのはもはや長寿ラジオドラマと言ってもいいのかもしれない。
そんな安部礼司が3/27(日)の朝刊にデカデカと広告が打たれていてビックリ。
もしかしたらこれまでも広告があって見逃していただけかもしれないけれど、ラジオやweb以外で安部礼司のデザインを見るのは初めてだったのですごく新鮮でした。これはしばらく保存しておこう。
30代だった主人公、安部礼司も40代に
主要登場人物の年齢が先の広告に載っていました。(日付は生年月日)- 安部礼司(44歳)S46.10.10
- 安部優(34歳)S56.8.31
- 刈谷勇(43歳)S47.4.1
- 飯野平太(36歳)S55.2.14
- 大場嘉門(56歳)S34.7.7
- 姫川皐月(30歳)S60.9.15
- 鞠谷アンジュ(24歳)H3.12.1
- 五十嵐明(不明)
ちょいちょい劇中にも絡んでくるナレーターの五十嵐さんには年齢設定は無かったのね。
ドラマはシーズン1の途中あたりから聞いてますが、スタート当初の主人公、安部礼司は34歳。もちろん他のキャラクターも上の年齢から10ずつ引くと始まった当初の年齢に。(若い姫川・鞠谷は初期シーズンは未登場)
「平均的なナイス・サーティーズ」が印象的だった冒頭ナレーションもいつしか「昭和生まれのナイス・サラリーマン」になっていたり、この10年、気がついたらあっという間!
大人の時間の短さよ
思えば小学生くらいの1年間ってものすごーく長い時間だったのに、大人になってからはホントに時間が短い。1年があっという間。1ヶ月もあっという間。1日なんてもはや一瞬。そして「まだ何も出来てないよ!」という感覚も年を経るにつれて強く。
そんな焦りがありつつも、ラジオの人たちも一緒に年を取ってきたんだから、ってな部分では心強さもありますね。芸能人を見て「老けたなー」ってつぶやくのは、「あの人も老けるんだからそりゃあ自分も老けるよなー」そんな心の中の逃げ場、的な。
サザエさんや名探偵コナンのような”永遠の若さ”的な設定でなく、聴いてる人たちと一緒に年を重ねていくのが安部礼司の面白いところでもありますね。
大バカモンの定年までお付き合いしたい
大盛り上がりだった安部夫妻ウェディングの頃に比べたら、今はわりと落ち着いて(悪く言えば惰性で)追っかけてる感はあるものの、アヴァンティが消えたり、お隣の福山雅治枠が日曜から土曜に移ったりと周囲の番組に変化がある中、ズッシリと同じ枠に居続けるのは純粋に凄いこと。あと何年続くかは未知数ですが、少なくとも大場部長の定年まではご一緒したい。安部君定年までは、あと20年ほどあるのでさすがに厳しいかなー。でも、そこまで続いたらホントに長寿ラジオドラマ!と胸を張って言えますね。
そういえば、逸田さん&矢田さんは今どうしてるんだろうか。
コメント
いつも楽しく拝見しております。安部礼司を聴くと、同じ局で土曜日の同じ時間にやっていたサタデーナイトバーアヴァンティを思いだしますね。1部登場人物が相互乗り入れしていたかと思います。団しんやさん扮する教授がバーのアチコチでその日のテーマに合わせてしている雑談に聞き耳を立てる番組です。こちらはスポンサー交代に伴い後番組のピートの冒険に代わってしまいましたけどね。
▼Re-Z さん
いつもありがとうございます。
アヴァンティ懐かしいですね、私もよく聞いてました。
ピートの冒険もときどき聞いていますが、
アバンティのあの落ち着いたバーの雰囲気は未だに恋しくなります。