Nゲージ鉄道

マイクロエース山陽3050系、ライトまぶしすぎ問題を解決しよう

マイクロエース山陽3050系ライトまぶしすぎる問題を解決
造形も塗装もほぼ文句ナシで満足度の高い山陽電鉄3050系ですが、前回品から引きずってる問題点があります。

とにかくヘッドライト&方向幕がまぶしすぎる!

山陽3050系に限らず、マイクロエース製品全般の問題かもしれません。

方向幕がヘッドライトを超えるまぶしさ(幕の文字すら読めない)なのは頂けないので、光量をうんと落としたい。

電気工作は未知の領域なので、誰にでもできそうなシンプルなやり方で実践してみました。

※ここに書かれた手順を実践されて模型が壊れたりした場合、当方では責任は取れません。くれぐれも自己責任でお願いします。

スポンサーリンク

紙で方向幕の光を減らそう

まず、ボディを取り外します。
ピカーッ!
ピカーッ!!

うん、まぶしいですね。上も、前も。

(そしてボディを外した黄緑色のシートがなつかしすぎる!)

用意したのは新聞紙の切れ端。

紙を当ててみるとそこそこ緩和
方向幕のところに1枚当ててみます。

まだ明るいけどちょっとマシになりそう。

新聞紙の切れ端を 2枚重ねにして、
新聞紙を2重にして両面テープで貼り付けました
両面テープで発光部に貼り付けてやりました。

心配になるくらい光量が落ちましたが、元が明るすぎたのでこのくらいで良いはず。

そもそも方向幕はちょっと光ってるかなくらいで十分。

ただ、あまり紙を分厚く重ねていくと、ボディがハマリづらくなってくるので、もう少し濃い色の紙があれば1枚で済ませたほうが良い気もしました。両面テープもなるべく薄いものを使ったほうが良いです。

新聞紙を使った理由

光の強さの他に、光源の色があまりに青白い白色LED色だったのも気になっていました。

実車の方向幕には恐らく蛍光灯が使われていたと思いますが、新聞紙のわずかに黄味がかったグレーを挟むことで、蛍光灯に近いちょっと鈍い感じの色が出せるかも、という狙いです。

似たようなカラーの紙ならなんでも良いと思いますが、手近にたまたま古新聞があったという単純な理由だったりも。

ヘッドライトの光も調整しよう

上ライトもピカーッ!
上のライトもピカーッ!!

まぶしい!

と同時にすんごく黄色いんですよね。前回品からとても気になっていました。

ココは紙を当てるだけでなく、ひとひねり加えてみようと思います。

青い透明なシートを小さく切ってセロテープ、それらを細く切ってます
青く着色された透明なビニールを小さく切り。

細く切ったセロテープに貼り付けます。

このままでは長すぎるので、さらに両端を少しカットします。

ヘッドライト側の光源にコの字形に貼ります
ヘッドライトの光源部分に、くるむように貼り付けてやります。

(固定できればどんな貼り方でも良いです)

黄色の上に青をかぶせたらミドリになるじゃないか!

と、思われそうですが、光の場合、赤・緑・青の3色を均一に混ぜると白色になります。

黄色は「赤+緑」で出来てるので、あとは青を混ぜれば白に近づく、という「光の三原色」の理屈です。

※完全な白を目指すのではなく、白の一歩手前の電球色っぽくなるのが理想。

…とエラそうに書きましたが、理屈は知っていても本物の光で実践したことは無いのでこれが初チャレンジ。行き当たりばったりの出たとこ勝負だったりします。

青いビニール
ちなみに青いビニールはゴミになるようなものから探し出しました。

エディオンのレジ袋の青いところを切るとか、DMの透明袋で青く印刷されてる部分とか。薄くて光を通すモノなら何でも良いです。

ただ、エディオンくらい濃いのは青味がキツすぎてダメでした。今回は、PCの周辺機器などを包んでいた青いビニール袋(右上)を使いました。

そんな都合の良い青ビニールなんて無いよ!って場合、塗料(田宮のクリアーブルー等)を薄く塗ってみる手法なら、模型の加工としてはすごく自然だと思います。

再び作業に戻りましょう。

隠し味に蛍光ペンのピンクで塗り塗り
青色テープ1回貼りだと効果が薄めだったので、同じものをもう1セット作って二重貼りしました。

すると若干、青味が強く出てしまったので、思いつきで蛍光ペンのピンクを上から塗りました。

え、ピンク??

なんとなーく赤色成分を増やしたらマシになるんじゃないか、と思ったものの、手近には蛍光ピンクしか無かった。まさにダメ元。

結果…、
光量も黄色味も抑えられたと思います
お、二重貼りのおかげで光量も抑えられて、黄色味もかなり薄まってるじゃないですか!

青とかピンクとか重ねてるのに自然な光になってきてる!

多分ここまで読んでこられた方は「ウソみたい」と感じられたと思いますが、やってる本人も「ウソみたい」と思いながら実践してましたよ。

ただ、この色味の調整はハマるとものすごく面倒だと思います。

調整不要、一発OKな青色ビニールさえ見つかればかなりラクなのですが。

魅惑の変身

では、ボディをかぶせてみてどうなったか…

魅惑の変身~っ!

ビフォーアフター山陽3050系
おおおっ!

まぶしかった方向幕が落ち着いた感じに!

真っ黄色だったヘッドライトも落ち着いた感じに!

手探りでしたが意外と良い感じになったんじゃないでしょうか。

(もちろんパワーパックのダイヤルも同じ位置で、カメラの露出WB等も同じ条件で撮影)

よく見ると施工前は、窓のフチまで光ってしまうほど明るすぎました。

施工後も、上から中央窓を覗くと光が残っているのですが、これを完全に解消するには窓と方向幕(つながっている1つのクリアパーツ)をカットしないとダメでしょうね。今はそんな勇気は出ないのでそこはガマン。

テールライトは元々問題ナシなので触らなくても大丈夫。

うん、良い感じ。

お気に入りの3050系がさらに美人さんになってくれました。

https://blog.hirara.net/micro-sanyo3050-old-get/


https://blog.hirara.net/micro-sanyo3050-old-tc-sanyo700/

コメント

タイトルとURLをコピーしました