鉄道コレクション阪急電鉄7000系『京とれいん 雅洛(がらく)』
昨年2020年はコロナの影響で販売が無かったため、阪急電車の鉄コレは2019年の3300系以来、この雅洛が2年ぶりの発売となりました。
とはいってもまだまだコロナ禍の真っ直中。大々的な現地販売会は行われず、阪急公式ネット通販限定で鉄道の日(10月14日)に静かに販売スタート。
私も朝10時の販売開始と共に予約。
最初の数分間はカートに入れられないほど混んでいましたがほどなく購入完了。
即日完売ではなく数日間ほど在庫が残っていたので、欲しい人にほぼ行き渡る理想的なカタチとなったんではないでしょうか。
予約から5日後に宅配便で到着。
そこから少し時間かかりましたが外観を中心にザッと紹介していきたいと思います。
※各画像はクリックで拡大します
パッケージ
まずはパッケージ。
雅洛の”みやび”な雰囲気がよく表れたデザインです。
パッケージの大きさは鉄コレ5~7両セット用の箱と同サイズ。
フラップを開いた左側には実車と特徴的な車内が紹介。
付属パーツ
付属パーツは、方向幕LED用ステッカーとヘッドマーク(2ヶ)・無線アンテナ(2ヶ)・連結器中間体箱(1ヶ)。
ステッカーは西宮北口発着の臨時便も収録
ステッカー収録の種別は、
快速特急・京とれいん雅洛・直通特急・回送・貸切 の5種。
行先は、
河原町・梅田・京都河原町・大阪梅田・嵐山・西宮北口 の6種。
実車では『京とれいん雅洛』幕は快速(直通)特急と交互に表示されるので、お好みのほうを選択すればいいわけですが悩みますね。
臨時運行された西宮北口~嵐山の直通特急も収録されてるのが個人的に嬉しいです。
ヘッドマークはリッチ仕様
ちょっと感動したのがヘッドマーク。
なんと印刷済みのプラパーツ仕様!
裏返すと凹みがあり、ボディ側のヘッドマーク受けを避けられる仕様に。なんともニクイじゃないですか!
動力化の別売りパーツ案内
別売りパーツは阪急でお馴染みの動力TM-12R・走行用パーツTT-04R・パンタグラフPT4811N。
私は5号車(7606)に動力を仕込みました。
付属パーツ…ではないですが、添書が1枚封入されていました。
今回は駅売りはなく通販のみ。
商品も東京から直接発送されてきたので、阪急電鉄側に交換用の在庫はほぼ無いんでしょうね。
電鉄側に迷惑をかけないよう、何かあったら直接トミーテックへ駆け込んでねという圧…いえ、熱いメッセージですね!(トミーテックへはメール問い合わせも可能)。
フロントビュー
まずは顔、真正面から。
無線アンテナ・連結器中間体箱(7006)は装着済み。パンタグラフはKATO製のものに交換しています。
バランスの整った7000系のシュッとした顔立ちが良いですね。
ヘッドライトの表現具合は歴代阪急鉄コレ最高レベルじゃないでしょうか。ガラスパーツもしっかり埋め込まれていて小さな4灯ライトのモールドも判別できます。
中でも思わず目を奪われたのが標識灯まわり、金色のヒゲ。
雅洛のチャームポイントの金ヒゲは別パーツで再現されています。
塗装しやすくするためだと思いますが、パキッとした主張感も模型らしくてわりと好きです。
塗装面に目を移すとアイボリーやシルバー等の微妙なハゲ具合が気になりますが(特に7106)、そこがカンペキにならないのが鉄コレという品の常。
一方、連結器は実車どおり7006と7106とで異なるタイプが再現されているのは良いですね。
サイドビュー
雅洛の真骨頂は側面の装飾。
中扉を埋めた後には丸い窓が配置。
その丸窓をかこむ大胆な扇子デザインに「京とれいん雅洛」ロゴの印刷もキレイに決まってます。
玄関の引き戸のようにタテ長の窓が4つならぶ独特なドアデザインもしっかり再現。
その両脇に配された赤と青の和柄も美しく。
全6両サイドビュー裏表
ここからは全6両の両側面をザッと。
妻面
梅田方
妻面、連結面です。
(先頭車の顔面は割愛)
左から2号車、3号車、4号車、5号車、6号車。
神戸・京都方
左から1号車、2号車、3号車、4号車、5号車。
パンタ車は配管付き、非パンタ車は配管ナシ。
埋められた窓や上部の箱の方向も6両すべてキッチリ統一されています。
従来の2両セットでは工作するか目をつむるしか無かったそれらの点がしっかりクリアされているのも6両1パッケージならでは。
屋根
先頭車
6号車(上)と1号車(下)
更新クーラーがまぶしい雅洛の屋根上。
スッキリした7106(上)の妻面側には小さな機器(アンテナ?)があるのが特徴。
既存の7000系に流用したくてこの屋根だけ欲しくても、交換用屋根パーツが無いのも6両セットならでは。
中間車
2号車(上)と5号車(下)。※3~4号車も2号車と同じ
内装
外装だけでなく趣向を凝らしまくりの内装デザインも雅洛の特徴。
小さいNゲージでは配色までは表現できないものの、鉄コレでも座席配置が可能な限り再現されていて中を開けて見るのも楽しいです。
1号車・6号車
1-2配列のゆったりしたボックスシート。
6号車の座席が実車と逆向きなのは事前にアナウンスされていた通りですが、自分で座席パーツを3分割に切って、真ん中だけひっくり返せば実車どおりにできそうですね。
ここに別金型を用意するとさらなる価格上昇を招きかねないので、1号車との共用は良い判断だと思います。
2号車・5号車
ロングシートとあまり変わりなく地味な感じですが、実車では真ん中の窓側スペースに小さな「庭園」が用意されています。
デビュー直後は他の号車からひっきりなしに人が訪れる人気スポットでもありました。
3号車・4号車
実車でも模型でもパッと見て楽しい座席配置の3~4号車。
2~3人連れなら窓向きの座席に、お一人様は単独クロスに一人がけと、ニーズに合わせた座り方ができます。
おわりに
鉄コレ雅洛の特徴的な外観・内装などひととおりザッと見てきました。
各画像、クリックするとけっこう大きな画像になるので、細部まで見てみたい方は戻ってクリックしてみてください(粗も色々バレてしまいますが…)。
最初はもう少したくさん書いていたのですが、ちょっと長くなりすぎたので、割愛した箇所(小ネタ・気になる点等が中心)を別記事 SIDE Bとしてまとめました。
コメント
おはようございます!
事業者限定鉄コレは毎回出来栄えがすごいっすね!
内装の作り込みがすごすぎます!細部まで手を抜いていない!
TOMIXでもモハ使いまわしトレーラーもあるからね!
うちもC#3080持ってるけど、あれもよかったです!
塗装の完成度がすごい!
(もっぱら脱線復旧訓練扱いの保存車だけど!)
このまま他の車両もラインナップされないかなあ?!
鉄コレは改造やカスタムも醍醐味!
値段も安いものもあるからいいね!
▼してつはうすさん
内装はNゲージ大手2社でもタイプで済まされることが
わりとあるので、雅洛の内装はこだわりを感じますね。
鉄コレの価格は初期の頃に…とは言わないまでも、
もう少し安くなってくれると良いなと思っています。
管理人様おはようございます。
久しぶりの投稿になりました。
南海鉄コレの案内以降アクセスしてなかったので、リニューアルされてたのも今日初めて気が付きました!
雅洛発売は知り合いから教えてもらってましたけど、値段があまりにも…だったので今回は諦めました。
神戸市営地下鉄5000形の値段が5000円だったので予想は出来てましたけどね。
阪急らしくパッケージの造り込みは見事ですね!2013年3月発売の京とれいんのパッケージを思い出しますね。車両も内装もキッチリ造られていてスゴいなと思いました!
今後は編成単位での発売へと移行するのでしょうかね?
8両編成1セットで19000円位の値段が付いて来そうで気になりますね!
▼Tc:22615@さん
しばらく更新サボっていたので読者の方も離れてるかも…
なんて思ってるので来て頂けるだけでも嬉しいです。
雅洛の価格、なかなか信仰心(?)を試されてるかのような値段ですもんね。
それでも数日ほどで完売に至ったのはさすが阪急と感心させられました。
>8両編成1セットで19000円位の値段
恐ろしいお値段、さらに信仰心を試されそうですね…(笑)