ついに発売されました、ガチャ版Bトレこと「Bトレインショーティー in カプセル」。
買おうかどうか迷っていましたが、たまたま寄ったヨドバシ梅田の地下2Fガチャコーナーで遭遇。
これは縁に違いないと、ご祝儀&話のタネに「先頭車が出るまで」の自分ルールで回してみました。
結果、3個目で先頭車ゲット。
……カプセルのままじゃ良く分かりませんね。
実際、ガチャから出て目をこらして見ても何が入ってるかよく分からなかったので、その場で開封して確認しましたもの。
ガチャでは高額な500円カプセルは初体験。使えるのは100円玉限定なんですね。
千円札を両替して大量の100円玉をつぎ込む感覚は、まさにお金が溶けていくようでした。3個目で先頭車に出会えて本当に良かった。(本当は1~2個目で来て欲しかったけれども)
さてさて、ゲット出来たのは、
- E233系中央線(先頭車)
- E233系京浜東北線(中間車)
- E231系総武緩行線(中間車)
見事にバラバラで、おもしろ電車みたいなことになってますが、初物のBトレinカプセル、組み立てからザッと追ってみましょう。
カプセルにBトレがギュッと凝縮
まず感心させられたのは、
Bトレの必要最低限のパーツが、ちゃんとカプセルの中に全部入ってること。
袋から出してみました(上とは別の車種です)
おまけパーツはさすがに無いものの、並べてみると紛れもなくBトレインショーティー!
ガラスパーツがちゃんと別パーツになっている点も感心。
てっきり透明プラに着色されるもの(またはE7系のようにガラス省略)だと思っていました。ここにBトレスタッフの意地を感じます。
左上の車輪と連結器類のみランナー付き。他はすべてカット不要でそのまま使えます。
ミニブック
ミニブック、カプセル玩具の中に付いてくる紙です。
全8種のラインナップ紹介。
組み立て方(先頭車)。
ウラ面には中間車の組み立て方も載ってますが大体同じです。
パーツ数、シールも必要最小限なので、本家Bトレに比べたら随分シンプルになりました。
組み立てる
シャーシ
いきなり完成形ですが、組み立てはきわめてカンタン。
台車レリーフ一体の2つのシャーシパーツをくっつけて、車輪をはめるだけ。
車輪が2軸なのはコストカットのためだと思われますが、初代Bトレに先祖返りしたようで、ちょっとだけ懐かしさを覚えました。
連結器は本家Bトレのドローバーと同一ですが、シャーシ先端に引っ掛けるだけなので、横着してつなげた編成をブラーンとぶら下げると次々に外れ落ちるので注意。(←落とした人です)
ボディ
側面パーツ。
本家に比べてシルバーの粒子が若干粗め※ですが、ラインカラーはシールでなく塗装で表現されているのは好印象。
※E233系の本家Bトレは手持ちに無いので、223系等と比較。
側面パーツとガラスパーツのウラには記号が書かれているので、対応するもの同士をくっつけます。(4L・4Rなど)
上部中央の接合部が固めに感じたので、丸ヤスリで穴をやや広げました。
ボディ(中間車)組み立て完了。
妻板パーツと側面の合わせに少し苦戦しましたが、組んでみて全体が歪むといったことも無く、シルエットは本家Bトレそのもの。
いつものBトレのようにシャーシとパチっと合体すれば完成です。
屋根
屋根パーツは成形色(グレー)。
近年の高額化したBトレですら一部が成形色でしたし、500円で売るにはここは割り切るしか無いのでしょう。
クーラーも屋根と一体ですが、
パンタグラフのみ別パーツで、引っ張れば外れます。パンタ無し中間車も一応再現可能。
ちなみに妻面には配管あり・なしのような区別はなく同一形状です。(E233は扉有り・E231は扉無し)
顔とシール
E233系(中央線)先頭車の顔パーツ。
いきなりウラ側からですが、
本家Bトレでも珍しい、ガラスパーツと分離構造。
スカートパーツは最初から装着されていました。
シールは前面行き先表示(ヘッドライト)と窓下の黒いエリア(JRマーク含む)。
中間車用や車番シールは無く、これが全てです。
本家Bトレと違って切り込みが入っているので、「カッターで切らなくて良い、ラクできるぞ!」と一瞬感動したものの、今回手にしたものは、よーく見ると切り込み線が右にズレていました。そうです、あらかじめカットラインが入ってるシールってズレるんですよね。
ライト一式が少し左寄りになってしまうという若干流し目仕様のE233系に。そこは目をつむりましょう…。
窓ガラスのほうは(流し目を気にしなければ)わりとキレイに貼れたのですが、問題は下部ブラックエリア。
(ガラス部直下の)モールドが凸ってるじゃないですか、シール貼りたい面に…!(さらにシールの切り込みが下方向へズレてて黒い面がやや足りない)
完成
いろいろありましたがひとまず完成!
さっきの黒いシール、強引に貼ってみましたが、モールドがジャマなのと、上方向がやや足りないことも手伝ってガラス部へしっかり食い付けず、上側が浮いてしまうというカッコ悪い結果に…。
ブラックエリアは自前で塗装したほうがマシかもしれない。むしろ、はじめから塗装していて欲しかったです。
塗装といえば、E233系の前面はラインカラーのすぐ下がシルバーなんですよ。
Bトレは真っ白なので、ここも頑張って塗装して欲しかったなぁ。(できればスカートの塗り分け共々)
コスト面の都合上、涙を飲まれた結果なんでしょうけれども、わりとシンプルなE233系でこれなら、もう少し複雑な多色塗りの車両の再現度に不安を覚えます。
サイドビュー。
真横から見た印象はけっこう良い感じ。Nゲージのレールにも載せやすかったです。
おわりに
いろいろ気になる点はあるものの、造形はしっかりBトレしてるんですよね。
組み立てモデルも維持しているし、カプセルに全パーツを詰め込むなんて力技だし、側面ラインカラーはシールでなく塗装表現だし、ガラスは透明パーツ使ってるし、低予算な中、けっこう頑張ってる印象を受けました。
それだけに顔まわりの表現が惜しい!
500円で売るという予算のカベを前に、そこで力尽きてしまったのか…。
買う側としても、ガチャ機に500円を投入するのは、量販店で箱買いするより想像以上にハードルを感じたりもしましたが、Bトレ in カプセルがこれからどう進んでいくのか、見守っていきたいと思います。
【追記2018/7/31】
ガチャ版もN化・動力化は従来どおり可能です!
https://blog.hirara.net/btsc-motor-ok/
コメント
うげっ、500円とはいえコレは…………先が思いやられますなぁ(汗)
そういえば通常のBトレ同様N化キット(シャーシ・動力ユニット)は組み込み可能なんでしょうかね?
もし可能ならまだ造形的に不満の少ない中間車を既存車の増結用に充てる、という使いみちが考えられますね
▼あまときさん
>そういえば通常のBトレ同様N化キット(シャーシ・動力ユニット)は
>組み込み可能なんでしょうかね?
試してみたところ、Bトレ用動力、KATOの動力ともども
通常のBトレ同様、無加工でパチッと組み込むことができました。
T車用のシャーシも問題なく組み込め、ちゃんと走行できたので、
ガチャの中間車を増結用に使うのはありですね。
個人的にはラインナップに今のところ魅力は感じませんが未商品アーバンネットが来たら試しに一回くらい回すかもしれないですね。
やはり見たところ金型的に流用できる車種ということになりそうですね。103体質、223系2000.2500あたりが候補かなと
▼ミーコ助役さん
223系・227系あたりはバリエーションを増やせそうですが、
色数の少ないE231・E233系でも塗装に苦労していることを考えると、
223系の帯色の再現にはちょっと不安が残りますね。
ほぼ単色の103系なら可能性は高そうです。
223系で難しいとなるとアーバンのJR生まれの車両はほぼ無理に近いですか…
大阪を走る未商品の現役普通車は残り221体質、223系0、225系100.5100になりますがどれも難易度的に難しそうですね…
僕もガチャしました。結果はE231-500番台(山手線)の先頭二つととE233-0番台の先頭一つでした。
組み立てましたけど500円にしてはそこそこな出来でしたね。
▼Bトレ大好きさん
3度回されて全て先頭車というのもガチャらしい偏りですが、
E231山手線を2つ繋げて超短縮編成が楽しめるのは良いですね。
私も誘惑に負けて買ってしまいました! 山手線先頭車が出ましたが500円でこのクオリティは・・・ すごいですよね!
▼yuuyuuさん
今、従来の箱形パッケージで出せる価格帯から考えると
500円の範囲内では目いっぱい頑張ってる印象は受けますね。