神戸市が舞台ということで、神戸出身の一人として期待半分、不安半分で見始めてから1ヶ月。
確かに山と海が近い街並みや、外国人が住んでいたりなど、神戸風味な描写がなされる場面はちょくちょく目にします。
が、決定的に不足していたのは何だったのか。
10月29日(土)に放送された第24回でハッキリ分かりました。
次の谷村美月演じる明美のセリフ、
明美
ガーゼは肌着に向かんよ。もともとガーゼは何のために使われとうか 知っとうか?
これだ!
…と言われても、ピンと来ない方多数かもしれません。
理由は神戸弁。方言です。
たとえば標準語で「知ってるか?」が、神戸弁だと「知っとうか?」になります。
耳で聞けば「しっとーか?」くらいの印象。
同じ関西でも「とー、とー」言うのは神戸周辺の地区に限られます。
ベースは同じ関西弁でも大阪や京都ではまったく使われないので、関西の中でも異質に思われることもあり、この方言はドラマなどで神戸民を表す一番カンタンな特徴なのです。
が、この1ヶ月間、明美がこの台詞を発するまで、ほぼ耳にすることが出来なかった。
ヒロインすみれをはじめとした板東家の人たちは近江出身らしいので、「とー、とー」言わないのが正解なのかもしれませんが、少なくても同級生の子たちなら神戸弁に染まっててもおかしくないはず。
べっぴんさんは大阪制作にしては珍しく関西出身の俳優さんが少ないので、普通の関西イントネーションをこなすだけで精一杯なのかもしれません(姫路市出身の名倉潤が早々に退場したのはもったない!)。油断するとチョイチョイ標準語が挟み込まれるのも地味に気になっています。
そんな中、谷村美月さんのナチュラルな神戸弁に「さすが!」と感じ入りました。(ご本人は堺出身みたいです)
とっても重箱の隅を突っついてるのは承知の上ですが、神戸が舞台のドラマなら神戸弁は欠かせません。
方言指導さん、頑張ってください。
コメント
あくまでリアルにこだわるなら佐藤江梨子や戸田恵梨香起用でしょうが、たぶんそれに見合ったギャラが用意できなかったのでしょう?
▼s-moriさん
ギャラの問題かどうかは分かりませんが、
その辺りの女優さんなら神戸舞台のドラマにバッチリハマリそうですね。
あーーーーーー そうかぁぁぁぁ。
私もあの「知っと~か」に あぁ、神戸弁やぁと思ったのですが。
そうか。
ヒロインたちや周りの大人達(笑)も まったく使っていない。
なんか 今回は 大阪制作とは思えないようなつくりで。
今のところ、オープニングだけですな、大阪制作な感は…
ヒロインたちは 戦中戦後と お洋服も顔もきれいなままだし。
そんなに言うほど今のところ まっっっっったく苦労していないし。
これが神戸のお嬢様たちかぁぁぁぁぁと(笑)(笑)(笑)……失礼……
あの女医さんの話と同じ匂いがします。
モヘアふあふあのセーター着ているし(笑)
同時期に始まった BS再放送枠の「ごち」なんて
まだ戦前ですが…
やっと めいちゃんが西門さんに告白して
水に落ちたところ。
あんなに苦労しているのに(T-T)
神戸と 浪花の違いか……とかとか思いながら
ぃちぉ、見ています。
▼京太郎さん
そうなんですよ、神戸市舞台なのに
ほとんどの人が神戸の言葉をしゃべっていないという不思議。
ヒロインたち、あまり苦労が感じられないですよね。
家が焼けて路頭に迷うのかと思いきや、
お嬢様つながりで周りから色々助けてもらう展開が多すぎて、
「あー、やっぱりお金持ちの子はええよねー」と半ばひがみ根性で見てます(笑)
お姉ちゃんはわりかし苦労してるように見えつつも、
彼女自身のワガママっぽく感じられるところもまた。
谷村美月さんの役どころがクセがあって良いなぁ、と思ってますが、
先週あんなにあっさり4人仲間が結成されて拍子抜けしてしまいました。
もう少し時間をかけてジックリ心を開いていってもいいのになぁ、と。