東海道新幹線の700系が引退!
といっても今すぐではなく、700系は2020年春までに徐々に数を減らしていくとのこと。
現役最新車のN700Aに追われるカタチになります。
これで東海道を走る新幹線はすべてN700Aになってしまい、0系しかいなかったあの頃のように、新幹線のホーム(品川~京都間)で待っていても1つの顔しか拝めないという時代がやって来るのかもしれません。(5年内に新型車のデビューが無ければ、という条件付きで)
自分の中では700系はまだまだ古い車両という認識は無いですが、100系、500系撤退以降のJR東海さんのこれまでの戦術を見てくれば、驚きというよりも「ああ、ついにその日が宣告されてしまったか…」という感覚ですね。
【PDF】N700Aの追加投入について~全ての東海道新幹線が「N700Aタイプ」になります~(JR東海)
引退の原因は主に最高速度の差
東海道新幹線内で出せる最高速度は、- N700A:285km
- 700系:270km
と、15kmの差がありますが、全車N700A(285km)で統一してスピードアップを図るのが大きな目的。
東海道新幹線(東京-新大阪間)はまさにビジネス用途のお客さんが大多数なので、合理的な運行がなされるのは会社としては当然だし利用者としても有り難いこと。
とはいえ、いろんな顔が見られなくなるというのは、主に子供たちにとってはサビシイ出来事になりそうですね。
山陽新幹線ならしばらく会えるはず
古いものを大事に使うJR西日本。
東海道引退後もビジネス一辺倒じゃない山陽新幹線(新大阪-博多間)なら、まだまだ700系は現役で走ってくれるはず。
JR西日本から何らかの発表があったわけじゃないので2020年以降も700系が現役かどうか確証は持てないものの、これまでの経験から8両短縮化されて「こだま」ポジションに収まるんじゃないかと思われます。(光の速さで消えてしまった300系は短編成化が困難でした)
観光列車化が盛んな昨今なので、新幹線の中に足湯がある「とれいゆ(山形新幹線)」のような改造車が、西日本の700系から生まれても面白いかもしれませんね。
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