鉄道コレクション10周年記念商品第2弾、福井鉄道200形が到着しました。
非冷房(201)と新塗装(202)の2バージョン発売された中から非冷房をチョイス。
同じ急行色でも現在走っている203号車と比べるとかなり青めですが、現役バリバリ時代の塗装としてはこの色味が正解なんだそうです。恥ずかしながら鉄コレを通じて知ったニワカ者であります。
初めて見た時はその色味の違いに驚きましたが、特急色のEF58を初めて知った時に似たカッコ良さを覚えてこのブルーもなかなか良い色!そして何より造形の素晴らしさにため息!
そんな鉄コレ福鉄200形をザッとご紹介してみます。
いつもより多めの内容物
パッケージ。
前回の10周年記念第1弾(秋田中央交通軌道線)と同じくシルバー調のデザイン。
第1弾のように記念きっぷが窓から見えないので、パッと見はいつもの鉄コレっぽくもあるアニバーサリー感控えめなパッケージ。
内容物。
車両、ドア下のステップパーツとシール、展示レール、そして10周年の記念硬券が付属。
箱から前回よりも大きめの切符台紙がスーッと現れたとき「お!」と嬉しさを感じました。
10周年記念きっぷ
鉄道コレクション発売10周年記念券。
福鉄のきっぷは下の1枚だけですが、台紙の上部スペースに第1弾のきっぷ2枚を収めることができるので、試しに第1弾(新塗装)のきっぷを左上に収めてみました。
福鉄きっぷは大きめ&絵入りでちょっぴり豪華な感じ。
第1弾の日付は(平成)27.11.30.と10周年目の日だったのが、第2弾では17.11.30.と鉄コレ誕生の日付になってますね。
台紙のウラ面。
きっぷのウラ面。
上が第1弾(秋田)、下が第2弾(福鉄)。こちらはほぼ同じデザインで、ナンバーも共通して1031(トミー)。
魅惑の連接部
福井鉄道200形といえば連接車体。1つの台車で2つの車体を支える構造もステキに再現。
幌はプラ製ですがジャバラ感もほど良く表現されています。
車体を切り離した状態。
右の白いフックを左の車体に押し込んで引っ掛ける構造になっています。ちょっと固めなので思い切ってグッと押し込む必要があります。
くっついた状態もまた固くて、曲がった状態にするのにもそこそこ力が必要だったりします。片側の車体を掴んで持ち上げても曲がらないくらい強力!(よい子はマネしないように)
動力ユニットに差し替えればゆるく曲がれるのでご安心を。
ステップパーツ取り付けはちょっぴり苦戦
ドア下のステップパーツは別パーツ(8つ)。
取り付ける位置はパーツの刻印と箱の説明図ですぐ分かるものの、差し込みの力加減が分からず最初はちょっと苦戦しました。
(車体分解しない状態で)ややナナメに差し込みつつグイっと押し込むのがコツでしょうか。パキッといっちゃいそうな不安もありましたが、なんとか8パーツ全部生きてます。
ステップパーツ取り付けの時は、前の台車は外したほうが作業しやすかったです。
連接車体という特別仕様だからなのか、素の状態でも台車枠が分離できる目新しい構成になっていました。この台車枠を動力ユニットに差し込むことも可能でした。
ただ、このいつもと違う構造の台車。
指で押しただけではシャーシになかなかくっついてくれなかったので、真ん中のくぼんだ留め具を押し込むにはどうしたらいいか…。
と目に付いたもの…試しに付属レールのジョイント部で押し込んだらくっつきました!
いらない子呼ばわりされることが多い付属レールがスポットを浴びた瞬間がここに!
ステップパーツを全て取り付けて、先ほどの写真とは反対側から(パンタ無し車)。
ご覧の通り、前部のステップパーツを取り付けるとカッチリ台車をガードしてくれているので、カーブを走ることができません(展示すら叶いません)。
動力化の際は取り外す必要があるのが残念ですが、こればかりは仕方ないですね。
曲がるとスカートも一緒に首を振る昔のNゲージ電気機関車のように、台車に直接くっつけることができればあるいは…。
サイドビュー
真横からのショット。モハ201-1号車。
モハ201-2号車。
おまけに屋根上も。
独特の形状のベンチレーターが良い味出しています。
まとめ
今回、塗装もなかなか検討していて手元に届いた個体は乱れもほぼなく良品!
…と浮かれていたら、パンタ無し車(左)のヘッドマーク部の黒色ラインが若干上にズレているのを発見してしまいましたよっと。
ヘッドマークは印刷表現なので、立体感を出すために自作して上から貼ってみるのも良いかもしれませんね。
それはさておき、個人的に好きなタイプの車両ってこともありますが、200形の抜群のプロポーションが余すところなく再現されていて満足度の高い一品。予約ではスルーしていた新塗装も欲しくなってきました。
ちなみに付属シールは非冷房・新塗装で共通仕様。
シールからは今回発売された2種以外の影を伺うことはできませんでしたが、これだけ作ったなら絶対あとから出してきますよね、
晩年の復刻カラー仕様203号車を!
※写真はPhotoshopでヤッツケ加工したものです。
↓動力化もやってみました…が?
https://blog.hirara.net/tc-fukui200-step-running/
コメント
記念硬券用の台紙は、第1弾を2枚?!まさか!第3弾があるとか・・・。
福鉄の外部色ですがブルーは関西ペイント特注の福鉄外部色ブルーで登場時から変わっていません。
したがって現在のブルーは登場時と同じブルーです。
クリームは新福鉄色に変更時、赤味の強い福鉄外部色クリームから国鉄クリーム4号に
変更されました。
なので、製品の色はブルーもクリームも登場時とは違いますね。
パンタも冷改時にPS2の様なゴツイのからPT42に換装されました。
位置も若干、前位寄りに移設されてます(クーラーカバーに干渉するため)。