2021年4月に発売された鉄道コレクション京都市交通局10系1・2次車6両セットA。
関西在住者としては大好きな車両の1つですが、長らくNゲージスケールの完成品として製品化に恵まれなかっただけあって、ほぼ発表と同時に予約していました。
その割には紹介がとても遅くなってしまいましたが…その勇姿をザッとレビューしていきましょう!
※一部の画像はクリック・タップで拡大します
パッケージと付属品
デザインはシンプルな6両セットの汎用パッケージです。
鉄コレの通しナンバーは1705~1710(形式ではなくシャーシ裏の刻印)。
裏面には実車紹介。
鉄コレのモデルとなった烏丸線の1102編成です。
台車枠(上)と列車無線アンテナ(左下)・アンテナ(右下)が付属します。
事業者限定だとカットされる可能性大なので台車枠付属はうれしいですね。一方、行先表示等の付属シールはありません。
動力化用の別売りパーツは以下のものが対応します。
- 動力ユニット TM-14
- 走行用パーツ TT-04R
- パンタグラフPT4811N<0258>
付属のアンテナを装着
2種類のアンテナを装着すると見栄えもグッと良くなります。
アンテナを差し込むガイド穴にも、シャーシさえ外せば(屋根板を外さなくても)すぐにアクセスできるユーザーフレンドリーさ!思わずホレそうになりました。
ただ、この穴、2種類のドリルが必要なのがクセモノ(1.0ミリと0.7ミリ)。
1.0ミリはよく使うのですぐ出て来ますが、0.7ミリって持ってたっけ……?
探してみたら…………見つかった!
なんとなく買っていた昔の自分GJ!
アンテナを付ける時に中を見たら乗務員室仕切り板が別パーツでついててちょっと感動しました。
…でも10系の仕切り板は窓が埋められていたような。
鉄コレだと外からはあんまり見えないし、雰囲気があればってことで!
正面ビュー
真正面からご尊顔を拝見。
美しくてホレボレします。
どことなく気品のある額縁スタイルが初期車(1~2次車)の証。
デビュー時から知ってることもあり、個人的にはスッキリした後期車よりもこちらの額縁顔が好みです。
顔の大きなアクセントとなるグリーンの貫通ドアは、近くで見ると凹凸モールドも再現されていて非常に好印象です。窓の無いボーダー柄が御簾(みす)のようにも見えて京都っぽい?
そんな素晴らしい再現度で気に入ってますが、行先表示が「急行|奈良」と近鉄方面なのが少し惜しいと感じました。京都市交初のNスケール完成品なので自信を持って烏丸線内の行先で行って欲しかった!(個人のワガママです)。
おそらく京都市交事業者限定版(行先は「京都」)が予定にあったからだと思われますが、できれば付属シールで選んでみたかったなぁ。
サイドビュー
真横からのサイドビュー。とてもスッキリした仕上がりです。
ボディとドアの色調は同一シルバー。
実車ではドアの色味は若干変わっているようにみえますが、微妙な差異なので模型で再現すると”くどく”なるのかもしれないですね。
車番・社紋は印刷済み。
上部の車側灯まで印刷表現なのが残念でした。
立体化すると緑のラインの印刷に影響がでるからこうなったんだろうか…。
連結面はデフォルトカプラーでもわりと狭めなので、動力化したあともこのままカプラーを変えずにいます。
妻面と屋根上
妻面をザッと。
貫通扉は白く塗り分けられています。(ガラス表現もあり)
屋根上。
他ではあまり見ないクーラー配置が特徴的。
おわりに
細かい不満点はあれど、総合的にはとても満足。
何よりよくぞ製品化してくださいました!
今後の展開(10系の後期車や近鉄3200系)も期待できそうですし、もしかしたら最新鋭の20系もすでに予定に組み込まれていてもおかしくない…?
おまけ
長らくNゲージ化に恵まれなかった昭和生まれの京阪神みどりの地下鉄三銃士。
これらの完成品が手に入る日がやって来るなんて……生きてて良かったなぁ(しみじみ)
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