鉄コレ鉄道

模型のトップコート失敗をリカバリー!鉄コレの透明パーツ(窓ガラス)にクリアー塗装が…

鉄コレ阪神5700系クリアー吹き付け後
鉄コレ阪神5700系に車番インレタを貼って半光沢のクリアー塗装でコーティング。

本格的に寒い日が来る前に、積み鉄コレをガシガシ消化する日々を過ごしてます。

苦手なクリアー塗装も徐々に慣れつつあって、この阪神5700系もあとは組み立て直せば仕上げられる…はずでしたが。
窓ガラスがすりガラスに…!!
マスキングテープをはがしたら、窓がすりガラスに!!

Oh, やっちまった…

透明パーツ(前面窓ガラス)にウラからマスキングテープ貼るのをすっかり忘れていたため、クリアの塗料が後ろから入り込んだんです。

なんというポカミス…。

上の写真だと分かりにくいかもしれませんが、こうすれば↓
何分クッキングなの
何分クッキング?

新聞の文字がボヤけててすりガラス感が伝わると思います。

ひさびさの大ミスに凹みました凹みました…。

が、ここで幕引きはツラいので、何とかリカバリーできないか考えてみたところ…。

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コンパウンドで復旧できるかも?

タミヤコンパウンド3種類
たまたま手元にあったタミヤコンパウンド3種類。

昔、窓ガラスパーツのキズをコンパウンドで磨いてキレイにしてた人のブログ記事を読んだ記憶があったんです。

ガラス磨きとは全く別の用途で買っていたコンパウンドですが、ダメ元でこれを試してみることにしました。

(ダメ元と書きましたが、事前に不要な透明パーツで練習した後に本番に入りました。練習、大事)

まずはサンドペーパーから

紙ヤスリでゴシゴシします
サンドペーパー、紙ヤスリ、耐水ペーパー…どう呼べば良いんでしょう?

取りあえずコンパウンドに入る前に、クリア塗料の粒子をサンドペーパーで落とさなくてはいけません。

600番→ 1000番→ 2000番の順でゴシゴシ磨きました。

番号は何となく直感です。

もっと粗い目から行ったほうが良いかもしれませんし、ムダな手順もあるかもしれませんが、最後だけは2000番で良いと思います。

なるべく均等になるようガシガシこすりましたが、被害に遭ったのが塗装面と反対側なのは不幸中の幸いでした。(オモテ面はうっかりキズ付けないようマスキングテープで保護してます)
2000番のペーパーで磨いた様子
2000番をかけた直後。

いくら目の細かい2000番とはいえ紙ヤスリです。

最初のすりガラス状態がマシに思えるほどキズだらけ。真っ白になってしまいました。

もう後には引き返せません。

コンパウンド参上

コンパウンド(粗目)
満を持してコンパウンド登場。

まずは「粗目」からいきます。(タミヤの場合、赤キャップ)

コンパウンド(粗目)でゴシゴシ
チューブからチョンチョンと磨く面にのせて、布でゴシゴシ磨きます。

布は100均で売ってるメガネ拭きを使いました。

タミヤからも専用クロスが売ってるので、ケチらずこちらを使ったほうが良いのかもしれません。

コンパウンド(細目)
つづいて「細目」。(タミヤの場合、青キャップ)

コンパウンドというのは、磨けばツヤが出る魔法のチューブみたいな感覚でしたが、原理としては紙ヤスリより目の細かい粒子で表面を削ってるんですね。

粗い目からだんだん細かい目へチェンジして磨いていきます。

目をチェンジするときは、前の粒子が残らないよう、その都度 水洗いしました。

最後は「仕上げ目」。(タミヤの場合、白キャップ)

コンパウンド(仕上げ目)
磨ききりました。

パッと見、良い感じに見えますが、さぁ、どうでしょう。

もっと近づいてみましょう。

結果

3分クッキングが分かる
おお、窓の向こうの「3」分クッキングがハッキリ見えるようになりました!

もう一度、被害直後の様子。何分クッキングなの
「3」はこんなにボヤけてました。

使用後、使用前をならべてみるとアフタービフォー
もちろん左側がコンパウンドをかけた後。

成功!

と言って良いと思います。

ただ、写真では写っていませんが、もっと近づいてよーく目をこらして見ると、細かい磨きキズはあるんですね。

私がコンパウンドに不慣れってこともありますが、完全にキズを無くすにはさらに上位の製品(ハセガワ製のセラミックコンパウンド等)を使うと良いとネットで見たことがあります。

とはいえ、絶望的なガビガビすりガラス状態を脱して、ほぼ元通りになったので個人的には共用範囲内。

むしろ大満足の結果です。

鉄コレの窓ガラスは初期状態から小傷があるものも珍しく無いですしね!

タミヤコンパウンド3種類
ありがとうタミヤのコンパウンド!

ホントは阪急電車のツヤ出しのために調達していたのですが(まだ修行・研究中です)、まさかこんな思いがけない用途で役に立とうとは!

コメント

  1. 管理人さま、こんばんは。

    管理人さま、やっちゃいましたか。
    クリアガラスパーツのマスキングを手抜いて表だけだと、スプレー塗装では吹込みが有って意味が無い事を。
    私も、模型製作で大着したりして、何度か経験しました。
    で、今回の回復手法は初めて知りました。
    これは、良い方法ですね。参考にしたいと思います。

    • ひらら より:

      ▼播・備鉄道さん
      はい、ウラに貼り忘れてたことに気付いた時は
      一瞬目の前が真っ暗になりました(^_^;
      そしてダメ元戦法がうまくいって助かりました。

      こういう失敗は無いに越したことはありませんが、
      万が一、やっちまった場合はぜひご参考ください。

  2. 褐色ミンデン より:

    こんばんは。久しぶりです。
    コンパウンドは便利ですよ。うちのたまたまの経験ですが、クリヤーパーツに誤って瞬間接着剤を付けてしまって、その周りが活性ガスで白くなってしまった時、コンパウンドで磨くと、その白くなった部分を落とすことが出来ましたよ。

  3. ひらら より:

    ▼褐色ミンデンさん
    瞬間接着剤の白濁りもけっこう厄介ですが、
    これもコンパウンドで対処できるんですね!

    瞬間接着剤を使うときは出来るだけ注意するようにしていますが、
    万が一、白くなっちゃった場合のために覚えておきたいと思います。

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